わが家のダイニングテーブルは、大工さんの作り付けです。家を建てたとき、長さ2メートル60センチ、幅80センチ、高さ75センチのテーブルを作ってくれました。大のオトナが寝てもまだ余裕があるほど広い。
テーブルの下は収納スペースとなっていて、食器や「いろいろなモノ」を仕舞うことができます。
なぜ、こんなに大きなテーブルにしたか?
それは大工が夫の長兄で、施工を長兄が勤める建築会社に頼んだので、自由にデザインすることができたのです。
「テーブルは大きいほうが、調理台にもなるし、子ども達の勉強机の代わりにもなるし、便利だ!」
長兄にそうアドバイスされると、末弟の夫は「そうか」とうなずいて、即決。それ以来足かけ25年、ずっと使い続けてきました。
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メリットは多機能なこと
たしかに便利なテーブルです。広いので、電気炊飯ジャーやポットを置いて、昼間は私のPCデスクにもなります。
子ども達と一緒に暮らしていたときはほんとうに重宝でした。宿題をやらせていましたから。
デメリットは断捨離できないこと
でも、このごろ、夫婦ふたり暮らしなのに、こんなに大きいテーブルが必要だろうか?と感じています。
- 14畳の部屋にでんとテーブルがあることで、間取りが決まってしまう。
- 作り付けのため、処分は不可能。
- いらないものをつい置いてしまう。
- ごちゃごちゃしたテーブルは気分を憂うつにさせる。
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それでとりあえずテーブルの上にあったモノを一斉撤去。それがアップした写真です。いつもはごちゃごちゃとモノが出しっぱなし。それらをロールカーテンの向こうのキッチンにとりあえず隠したのです。
調味料やドレッシング、ソース、箸立てなど生活臭ぷんぷんのモノたちを寄せたところへ、たまたま夫がやってきて、目を瞠ります。
「おおー、どうしたの?」
自営業なので、廊下で仕事場と居間がつながって、夫は用事があると部屋にくるのです。
「片づけたの」
「いつでもきれいにしておいて欲しいな」
そうですね、何日間、この状態をキープできるか記録したいと思います。いらない調味料や、少しだけ残ったドレッシングは処分しましょう。
人間は21日間で習慣が身に着くそうなので、まずは1週間のチャレンジで。
こちらは私の町にある武家屋敷。囲炉裏を囲んで、お膳で食事をしているようすを再現。
食べ終わったら、お膳を流し場のほうへ運んで、部屋には何もない状態にもどす。3度の食事のたびに。それが日本に長く根付いた暮らし。
モノが少なくても生きていけるし、現代では粗食のほうがメタボの予防にもなり、健康に良さそうです。
ごちゃごちゃするのは、家への無関心から?
私が部屋に不用品を溜めこみ、散らかしてしまうのは、家への感謝がないせいかもしれません。住宅ローンに苦しみながら、外に出て息抜きをすることが好きでした。デパートやショッピングタウンをうろついて、百均の髪留めや手帳を買ったり、バーゲンの服を漁ったり。
家事代行の修行と思って、自分の家をそうじしてみると、将来のためにもなりそう。
まとめ
シンプルライフをまずはダイニングテーブルからまず始めてみます。築25年、近い将来はリノベーションが必要かもしれませんし、あるいは一軒家を処分して、小さなマンション住まいになるかも。暮らしの総点検のまず一歩を。
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