今日からできるお片づけの10の知恵
「イギリス式節約ハウスキーピング」
井形慶子著・宝島社を読んでいます。
写真が満載でわかりやすく、イギリス人の家ってこうなんだと、目からうろこが落ちる思い。
私がイメージしたイギリスはバッキンガム宮殿の王室でしたが、それはきっとテレビから受け取った映像のせいでしょう。
亡くなったダイアナ元妃の事故のときは、連日のように報道されていたからです。
それから、ピーターラビットの世界ですが、この本に登場するイギリス人は一般人。
(意外と質実なんだ!)と思いました。
表紙にあるのはふだん着でくつろげるソファがあるリビング。
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家事の工夫が満載
紹介文を見ただけで家事のイメージが変わります。
- もっと家事がしたくなる!
- 家が楽しくなる!
- ムダのない英国人の整理、収納、暮らし方、
- ホコリとさよならクイック家事
- 手を使う5分間「ながら掃除」の面白さ
- イケアとアンティークの組み合わせ方
- リタイア紳士の30万円台キッチン!
井形さんはインテリア雑誌の編集者だったそうで、独立して出版社を興した方。表紙をパッと見ただけでどんな本か、わかるように工夫されています。
掲載されているのは豪邸ではなく、ごくふつうのおうち。
質実なイギリスの暮らし
イギリス人はけっこう節約家のようです。
「お金がなくても一歩ずつ人生を育む幸せ」の大きな文字があります。
これにはワケがあってこのページに登場するご夫婦はふたり合わせても年金が月に10万円程度 。
遺産で家を買ったはよかったけれど、光熱費だけで3ヵ月で19万円かかるとか。
それで高齢となっても自宅でB&Bを開業しています。B&Bはブレックファストとベッド、素泊まり可能な民宿のこと。朝食のほか予約があれば夕食も準備するそうなので、仕事量は多いはず。
でも、ずっと働き続けることが低年金でも暮らせる秘訣なのでしょうね。
家の改修やベッドのシーツなども自分たちの手作り。
おふたりは若いときから浪費する生活とは無縁だったそうです。
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家事は心と家計のデトックス
日本の妻のほうが家事にかける時間が長い。イギリスでは家事を男性や子どもたちも協力するのが当たり前だとか。
う~ん、わが家の夫は家事には非協力的ですし、私の外出もあまりいい顔をしません。日本人の中高年オトコはまだまだ国際基準からすると、古臭い価値観かも。
この本のなかでピン!と私の心に響いたのが、「家事は心と家計のデトックス」という言葉でした。
めんどうな家事を趣味として楽しめたら、家計も多いに潤うでしょうね。プレミアムフライデーで月末の金曜日に早く退社できたら、デパートやレストラン・飲み屋に寄らず、男女ともに家事♪
そうすればおうちもきれいにぴかぴかで快適に。
まとめ
イギリスでは国民の大半が築60年を経た中古住宅に住み、ペンキ塗りなどのメンテナンスと庭作りにいそしむそう。そして、まめなハウスキーピング。「家はわが城」と考えるというイギリス人の暮らしぶりを真似したくなる本でした。
2018/07/07更新しました。
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