シンプルライフを目ざして日々の節約に励む当ブログですが、それも平和な日常があればこそ。
4月15日、テレビやネットのニュースで北朝鮮の軍事パレードの様子が映し出されました。
軍服を着た高官がアメリカを非難し、荒々しい演説を声高にするので心配が募ります。
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北の脅威
これまでになく緊張が高まっていますし、日本海には何度も北朝鮮が発射したミサイルが落ちています。
最近では3月6日に、4発のミサイルのうち3発が秋田県沖250~350キロ、日本の排他的経済水域の場所に落下。
ところで排他的経済水域とは何でしょう?
「排他的経済水域とは、漁業をしたり、石油などの天然資源を掘ったり、科学的な調査を行ったりという活動を他の国に邪魔されずに自由に行うことができる水域です」
参考:外務省
海に落ちたので、漁船にも被害はありませんが、東北に暮らしている私はヒヤッとしました。
北東北にはアメリカの空軍基地や核燃料サイクル施設がありますから、標的になるのではと心配です。
秋田では避難訓練を実施
アメリカのニュース番組は「トランプ政権は、北朝鮮が核実験をしようとしている確証が得られた場合は、通常兵器で先制攻撃をする準備を進めている」と特報。
一方の北朝鮮はこう発表しています。
「もしアメリカが理性を失い、我々を先制攻撃しようとするわずかな動きでも見せれば、我々の強力な核攻撃が、侵略と兆発の本拠地をことごとく焦土にするだろう」
ミサイルが沖合に落下した秋田県男鹿半島では3月中旬に、有事に備えて避難訓練が行われました。
私の住む地域ではまだ避難訓練は行われていません。
現代は兵器の開発技術が太平洋戦争のときは全く違うでしょうから、もしものときはどうしたらよいのか、想像もできない。
Jアラートとは?
こうした弾道ミサイル発射や大津波などの緊急情報を瞬時に伝達するシステムがあります。
それがJアラート。
Jアラートとは、弾道ミサイル発射や大津波などの緊急情報を人工衛星と地上回線の両方を使って、瞬時に伝達するシステムのこと。
たとえば、弾道ミサイルなど武力攻撃に関する情報は、内閣官房から消防庁のシステムを通して市区町村に提供されて、各地の防災行政無線(屋外スピーカー)が自動的に立ち上がるそうです。
その際に鳴るサイレンの音は非常に不気味だとか。
通称「国民保護サイレン」と呼ばれ、「プオー」とけたたましく鳴ります
また、消防庁は大手携帯キャリア3社と提携しており、その地域の住民には、「エリアメール」(ドコモ)や「緊急速報メール」(au、ソフトバンク)が届くことになっています。
わが家の携帯はドコモなので、地震速報は以前になんどかメールがありました。
弾道ミサイルは大洋を越える射程距離
大気圏の内外を弾道を描いて、目的地に達する弾道ミサイルは、有効射程がたいへんに長距離のため大洋を越えて大陸に到達します。
このためアメリカは自国への攻撃の可能性に警戒を強め、北朝鮮をけん制しています。
もし警報のJアラートが鳴ったら
万が一、日本の国土にミサイルが着弾し、Jアラートが鳴ったときはどうしたらよいでしょう。
- ミサイルは爆風を伴うので、屋内にいるときはドアや窓を閉め、ガスの元栓を閉め、水道や換気扇も閉じる。
- 窓ガラスから離れたところに座り、待機する。
- 屋外にいたときは堅牢な建物や地下街に避難する。
- それから落ち着いて、情報を集めて、行政機関からの指示にしたがって避難する。
韓国への渡航が注意喚起されています
日本の外務省は、韓国への渡航者や滞在者に注意喚起情報を出しています。
危険情報はまだありませんけれど、予断を許さない状況とのこと。
ゴールデンウィークを控えていますが、海外へお出かけのときは外務省のHPにて確認してください。
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有事に予想されること
弾道ミサイルか生物化学兵器、あるいは核兵器かによって対処法が異なります。
Jアラートが鳴った段階では、どれか判りません。
また、朝鮮半島で戦争状態になると、難民が日本に押し寄せる可能性があるそうです。
たいへんな混乱が予想されます。
北朝鮮からの難民により日本の医療現場が危機に
北朝鮮では現在、病院や医薬品が非常に不足しているため、一部の特権階級をのぞいて医療を受けることができません。
結核の罹患率はとても高い。
4月22日に放送された読売テレビ系『ウェークアップ!ぷらす」によると、10万人の難民が押し寄せると統計的に560人の結核患者がいることが予想されるとか。
結核は空気感染する伝染病で、完治するまで抗生物質の薬をきちんと飲む必要があります。
結核のほか、歯の治療、高血圧、脳疾患や糖尿病、栄養不足などあらゆる症状が危惧され、日本の医療スタッフはそれでなくても激務ですから、多数の難民にも対応するとなると、現場は疲弊し、医師や看護師の過労死も起こり得ると、国際的な医療現場を体験した医師が語りました。
文化の違い
「心臓がねじれるほど痛い」
北朝鮮では、とても不安で悩みが深いとき、「心臓がねじれるほど痛い」と表現すると、『ウェークアップ!ぷらす』に出演した医師が話しました。
「日本人は真面目ですから、心臓が痛いのなら、やれ心電図・MRI・CTと検査をしようとします。難民ひとりひとりに対しても、丁寧に検査をしてあげるでしょう。結果的に医療の崩壊につながりかねません。
このように、難民が押し寄せるというのは、医療、経済などあらゆる面での懸念が予想されるのです」
(ウェークアップ!ぷらすの医師の話を4月22日に追記しました)
時代の局面
日本は72年間も戦争と無縁な平和な国でしたが、さまざまなことが急変するかもしれません。
そして、為替も大きく変動。
経済的にダメージを受ける企業や、逆に特需で追い風となる会社もあることでしょう。
経済や金融も予測がつかないことになりそうです。
まとめ
まさか戦争なんて日本には関係がないはずと、私も心のどこかで思っています。
でも、秋田沖に3月に弾道ミサイルが3発も落下していますから、安心しきって良いというわけではありません。
有事となれば、一般人にできることは少なく、犠牲になるのはやはり庶民。
Jアラートの国民保護サイレンは防災行政無線(屋外スピーカー)より流されますから、すみやかに避難したり、屋内にいたときは窓を閉め、火の元を確認することが大切です。
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