私が基礎化粧品を全く使わなくなってそろそろ1年になります。
コスメはパウダーファンデーションを薄くつける程度、口紅をつけると唇が腫れるため、このごろは荒れ止めの薬をリップ代わりに塗っていました。
40代から肌質が変わりました。コスメでかぶれたこともあって、それは娘のアイシャドーが発端。
「この紫色、私にも似合うかも」と塗ったところ、まぶたが腫れてお岩さんみたいになりました。娘に聞いたら百均の化粧品だったのです。
「アタシは何ともないよ」と、言うなりプッと吹き出して、「母さんの顔ひどいね」と笑う始末。
そのときは皮膚科に通い治しましたが、それからです。アイシャドーはきっぱりやめました。
そして、さらに数年後「肌断食」を知り、スキンケアも断捨離です。
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化粧品メーカーの莫大な広告費
私が20歳の頃はバブル経済のころですから、ゴージャスなファッションとメイクが流行っていました。
エステが一般の女の子や主婦に広まったのもそのころでしょう。また、高級美容室が大流行して、カリスマ美容師という言葉もありましたね。
田舎に暮らしていた私が、エステやカリスマ美容室に行くことはなかったのですが、化粧は好きでした。
ですから、スキンケアにも力を入れていたのです。
朝夕と洗顔料をたっぷりと泡立て、ごしごしと顔を洗い、タオルでふき取ったら、すぐ化粧水。
そして乳液をつけました。
テレビコマーシャルで美人女優がやっている通りにするのが良いと信じていたのです。
そして、テレビタレントのようにキレイになれるものだと夢見ていました。
すっかり洗脳状態です。
漫画家の青木雄二は『ゼニ儲け全部教えよう』のなかでこう言っています。
【資本主義のシステムはどういうふうに情報を流し、効果的に影響を与えるかということが一番、重要になる。】
資生堂やコーセーなどのメーカーは雑誌の広告掲載やテレビコマーシャルに巨費を投じています。それは数百億円~1千億円以上という数字。
つまり一瓶の化粧品の中身を占めるのは半分くらいは宣伝費であり、起用するタレントへのギャラです。
化粧品は夢や幻想を売るものだと割り切って買うのなら良いでしょう。
しかし、次に述べるように肌に害が出るケースも多い。
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美白化粧品でまだらに
肌を白くする化粧品で炎症を起こして、皮膚がまだらになる問題が大きくなったのは2013年のこと。
カネボウは美白化粧品を自主回収しました。
そのほか、悠香・茶のしずく石鹸は使用により小麦アレルギーを発症。原因は石鹸に含まれていた小麦加水物です。
よかれと思って買った石鹸や化粧品で肌トラブルというのは、珍しくありません。
メイクは大好きだった私
私は10代から乾燥肌なのにニキビがでやすく、そのころからスキンケアに慣れ親しんできました。
20代後半になるとニキビはでなくなりますが、花粉症がひどくなるとともに、蕁麻疹(じんましん)に悩まされるように。
そして、「30代からは肌の衰えが深刻になるので、マッサージやパックが効果的」という化粧品メーカーのコマーシャルにすっかり乗せられて、次々と試しました。
月々5000円~1万円はスキンケアに費やして、コスメも増えるばかり。
それでも飽き足らず娘のコスメを使い、まぶたが腫れあがっても化粧がやめられません。
自営業の妻として店に立っていますから、素顔で人前に出るなんてとんでもないと考えていました。
スキンケアはやめても大丈夫だった
そんな私が化粧品をやめたのは、「肌断食」や「化粧品に頼らない素肌美人のつくりかた」を読んだことで、洗脳を解かれたから。
シンプルでナチュラルなほうが自分にはしっくりくる!
そう感じるようになりました。
化粧はごく薄め。唇はリップだけ。
お客様はべつに何も仰いません。もともと私が顔に何を塗ろうが、見ていなかったのでしょう。
結果的に、スキンケアをやめても大丈夫でした。
洗顔料でごしごし洗いをしないことで、なにもつけなくても肌は潤う。
それに化粧品にふくまれている界面活性剤は害が大きいので、つければつけるほど肌が傷みます。
やめたことで家計にも肌にもやさしいと実感。
まとめ
常識だと信じていたことは、莫大な広告費による刷り込みかもしれません。儲け主義に乗せられて買い物ばかりしていたら、いつまで経ってもお金は貯まらない。
買わない習慣はまず化粧品から。
肌にも良いのでおススメです。
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