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【地方の現実】廃墟が野ざらしに・自分が亡くなったら家をどうする?

 

2019/07/03更新しました。

里山を散策していると、だれも住んでいない建物を見かけることが多くなりました。

江戸時代よりも前から人が住んで、地域独特の獅子舞や祭りがあったのに、次世代に継承がままならず、その文化も消え去ろうとしています。

本当に村には年寄りしかいません。

たとえ40代や50代の方がいてもほとんどが未婚で、老親の介護をしつつ、自分も老いていく。そんな状態です。

親孝行で農家や家業を継いでいる方ほど、報われないように見受けられました。

さて、きょうは負の遺産となりやすい田舎の持ち家について考えたいと思います。

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資産価値ゼロ・田舎の土地と家

片づけを途中で放りだしたのでしょうか?

家の前に家財が投げ出されて、野ざらしになった住宅。

土地の評価額が高ければ、更地にして売るのでしょうが、へんぴな場所だとタダ同然ですから、遺品整理や解体作業せずに放置のようです。

写真の地域には修験道の寺社があり、門前町として発達しました。

しかし、JRの駅から遠く、次第に人口が減少します。

とくに若者の流出が大きい。

今春は県全体で、クマが出没してケガ人も出ています。里山に人がいなくなると野生の動物も増えるのではないでしょうか。

地域が崩壊すると、そういう猿やクマによる被害も増すに違いありません。

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家財の多さに子どもが悲鳴

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タンスの中には衣類がぎっしり

いまの高齢者は、とても多くの家財を持っています。

タンス、食器棚、趣味のモノ、流行遅れやサイズアウトの衣服。

お爺さんが亡くなったので遺品整理をしようとしたら、袖を通していない服が部屋中にあって、処分に困った。

そんな話はちっとも珍しくありません。

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昔と違い、故人の形見を有難がって受け取ることもないでしょう。

かつては、親の服を大切にもらいうけて、時折り着ることが当たり前でしたが。

そうしている間にモノの処分にお金と時間がかかるようになり、子ども世代が悲鳴をあげる社会に。

子どもといっても60代半ばなのです。

親は80代~90代というケースがほとんど。

子ども自身が高齢者となり、体力的に片づけができないことが増えています。

解体されない建物

もうどのくらい前から放置されているのか。

私が暮らすのは雪国なので、雪の重みで屋根がつぶれたのでしょう。

このページの3点の画像は2017年5月中旬に撮影しました。

大きな建物だけれど、危険なので中に入ることはできません。いつ倒壊してもおかしくない状態です。

それにしても不用心ですね。火災が起きないか心配になります。

建物が大きいと解体費用もそれだけ多額になり、写真のような建物だと推測ですが、300万円は下らないでしょう。

朽ち果てるまでこのまま?

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地方の現実は将来の日本の姿かもしれない

少子高齢化が進むとどこもかしこも手が回らず、資金も足りない状態になりそうです。

町がスラム化することも予想され、日本のいたるところ廃墟ビルに廃墟マンションだらけになるなんて、考えただけで胸がつぶれそう。

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野ざらしの廃墟は将来の姿かもしれません。どなたにとっても他人事ではないのです。

亡くなった後の家は?

これからは葬儀にお金を掛けるのでなく、家の処分費用として子孫にお金を託す心がけが必要になります。

その前にできるだけ家財を少なくすること、衣服も処分しておくほうが周囲に喜ばれるに違いありません。

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「自分が亡くなったら、更地にして売りなさい」と託す前に、親が自分で処分したほうが子どもに迷惑を掛けない。

そう考えますが、寿命はだれにとっても予測不能なので、難しい。

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 「自分はきっと早く死ぬから」

そう考えて家を早々に処分したら、100歳まで生きて貸家やアパートに家賃を払い続けて困窮するということがあるかもしれません。

100歳以上の方は2016年9月の国による調査で6・5万人。

女性が87パーセントを占めます。

53歳の私はこれからの人生に何が必要なのか。体が動くうちに、しっかり見極めていきたいと感じています。

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まとめ

私が住む近所に空き家はありますが、街の中心部なのでいまのところ廃墟物件はありません。

しかし車で30分ほどの郊外では、野ざらしのまま放置された倒壊の家屋が目立つようになりました。

心理的に悲しくなる風景で、きっと住民の皆さんの心の健康にも悪影響を及ぼすと考えます。

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「老いたとき家をどうするか」

「老いの前に自分たちで家財を少なくしなければ」

自問自答しながら、日々を過ごしています。

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