写真は2016年にマレーシア・クアラルンプールのDAISO・JAPANのレジ前で撮った1枚です。
DAISOはマレーシアでも人気で、混みあっていました。こちらの店舗はツインタワーの伊勢丹の中にあります。クアラルンプールには伊勢丹やセブン-イレブンなど日系企業がたくさん進出しています。
さて、6月11日放送の『がっちりマンデー』に株式会社大創産業の代表取締役社長・矢野博文さんが登場。1943年生まれの社長は御年74歳。マスメディアにはあまり出ない方だそうです。
私は100均が以前はとても好きでコレクターでしたので、それらをアップしつつ、社長さんの言葉を紹介します。
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世界中で4950店舗を展開する大創産業
グローバルな大企業のトップですから、さぞやふんぞり返っているかと思いきや、とても謙虚な矢野社長です。
「私は頭がわるいし、顔もよくないし足は短足だし……」
朴訥とした社長さんは若い頃、奥さんの実家のハマチ養殖を継ぎましたが、それが倒産し大損失。夜逃げをしました。
セールスマンやちり紙交換など職を変えながら、苦しい年月を送ります。
あるとき、文房具など雑貨を移動販売する車を見て、「これをやったら、少しは暮らしが楽になるかも」とひらめきます。
それで奥さんと雑貨を仕入れてトラックに積んで売るのですが、価格のシールを張るのに手間がかかりました。ひとつひとつの商品ごとにシールの数字を変えるラベラーが大変。
「これでは時間がかかってしょうがない。ぜんぶ100円にしよう」
そうして100均にすると、たくさんの人でにぎわう商売に。
今では売り上げ3300億円の企業に成長。
倒産しないように、ただそれだけ
「これ以上、会社を大きくしたいとは思いません。ただ、倒産しないように。それだけを念じています」
苦労人の社長は、いまや社員を1万人も抱えています。少しも偉ぶらない話しぶり。
売上げ日本一は東京の店舗で、支店長が23歳。活き活きと働く様子が映し出されました。
社員のやる気が企業の財産なのでしょう。
100均・私のコレクション
髪留めはいくつあっても足りないと思っていた時期があります。すべて100均で買ったものです。
髪を長くしているのは、夫の好み。私の髪質は、癖が強くて伸ばしたままだとまとまりがつきません。それで、ゴムで結ったりバネッタで留めたり。
ショートカットにしようかと考えますが、「お前は長いほうが似合う」と夫が言うので、肩につくかつかない程度の長さが定番。
写真の髪留めはダイソーのほか、セリアで買ったものも混ざっています。
若くはないのにリボンが好きで、バレッタはまだ5,6個はあります。
集めすぎなので、このごろは買っておりません。
セリアの100均のほうきは毎日、使っています。
重い掃除機を使うよりずっと楽ちん。
便箋やノートは100均で買うことが多い。
文房具屋さんと本屋さんはこの20年でどんどんなくなりましたから、100均頼みです。
ダイソーの仕入れ
ダイソーの本社社員と商品開発の会社が念入りに打ち合わせする様子が、『がっちりマンデー」6月11日の放送で流れました。
かつては中国製が多かったのですが、ここ数年は国産品もたくさん。
「ダイソーさんは店舗数が大規模なので、たとえ薄利でも数がさばけるのでメリットがあります」と、取引側の日本企業が話していました。
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搬入作業は、他の部署も力を合わせる
広島の本社では商品の搬入作業は、社員が一丸となって掛け声をだして協力しあうのが常だそうです。
また、長い長いベルトコンベアーも導入され、社長が感涙する場面も。
企業努力
私は100均をデフレ時代だから流行ったとばかり考えていました。良い意味でも悪い意味でも「価格破壊」のインパクトは強烈。
ですが、ダイソーの社長はいつも危機意識をもって、会社を改善してきたことを知りました。
若い頃にハマチ養殖の失敗から、慎重にそして大胆に経営手腕を発揮。
「私は頭がわるくて顔もよくなくて、足は短くて」
自分から頭がわるいと話す人で、本当に頭のわるい人はいません。
賢そうにふるまうのが、頭の悪い人。
社長は賢明な方だという印象を、私は持ちました。
謙虚に相手を立てて、不用意に敵を作らない。
人柄や人望を画面を通して感じた30分です。
まとめ
デフレ脱却しても100均の人気は衰えていません。人々の暮らしにすっかり、定着しましたね。
「能ある鷹は爪を隠す」という言葉が番組を見ていて、胸をよぎりました。
ついつい欲しくなってしまう100均の小物ですが、この頃は厳選して買うことにしています。
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