娘から届いた父の日のプレゼントには、感謝状が付いていました。
「おとうさん、いつもありがとう。感謝の気持ちを込めてありがとうを贈ります」
気が利きますね~、ギフトメーカーさんは!
母の日にくらべると贈る人は少ないそうですが、イベント商戦のひとつ。
それにしても、子育ての期間はどたばたし、泣き笑いの年月でした。巣立ってしまうとあっという間であることに気づかされます。
さて、日本のお父さんは家庭のなかで存在の薄さが取りざたされます。そうすると母子の密着度が濃くなりがちに。
きょうは父の日に届いた商品とともに、貯め代家の父と娘のバトルをふり返ります。
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存在感がありすぎて煙たがれる
仕事と子育ての両立
わが家は自営業で店舗併用住宅のため、娘たちは親の働く姿を見て成長しました。店の片隅に赤ちゃんを置くスペースを作り、仕事をした時期もあります。
夫は子煩悩でしたよ。生後まもない赤ちゃんの手足の爪を切ってあげるのはたいへん。小さな桜貝のような爪で、うっかりすると指を傷つけてしまいそうになる。
そんな赤ちゃんの爪切りは夫の役目。
ベビー用のはさみで器用に切ってくれました。
手先が器用で、がさつな私よりはずっとまめ。
当時は仕事が忙しく生後10か月から近所の保育園に通わせましたが、夫婦で力を合わせて育児をしました。上の子がとくに保育園から風邪をもらってきては40℃の高熱となりやすく、徹夜で看病したことは数知れません。
そうしているうちに下の子も生まれて、てんやわんやの日々となりました。
高学年になると父親をうざく感じるように
幼かったころは「父さん、大好き」と抱っこされたものですが、小学校の4年生から5年生になると、だんだんそばに寄らなくなりました。
娘が、夫の体臭に敏感になって「臭い」と言い出すのはこの頃だったでしょう。
私は夫の匂いが好きなので、少しも気になりませんが。
いや、毎日お風呂に入っているから、そもそも匂わない。
もしかして存在がうざい?!
思春期の子どもの扱いはなかなかに難しいものがあります。
夫は家で仕事をし、仕事が終わるとダイニングで晩酌をします。そして、リビングソファで寝るまでくつろぐ。
家族で一緒にテレビを見て過ごしていたのが、子ども達は父親が住居スペースに来ると、さっと2階の子ども部屋へこもるように。
そんなときに大事件が!
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娘の携帯を折る
中学生になって娘は携帯電話を持つようになりました。あるとき、部活動と勉強の疲れで、リビングで寝込んだ娘。
彼女は寝起きが悪くて、むりやり起こされると不機嫌。
「ふとんでちゃんと寝たほうがいいよ」
「うん、わかった……」
そう言いながら爆睡するのが、半ば習慣のようになっていました。
そんなときです。
「なんど言ったらわかるんだ!風邪を引くだろう」と、夫が大きな声をだしたのです。そうしたら娘は娘で「解かってるって言ってるでしょ!もう、うるさい!!」
反抗的な態度で……。
その次の瞬間、夫が怒ってしまって携帯電話を折ったんです~。
バキッ!
あ然としましたよ、全く。
夫は娘に手を挙げるかわりに、携帯に怒りをぶつけたのです。
結局、買い替えて35,000円も払って大損害。
父の日ギフトはおつまみセット
自宅に届いた父の日ギフト、箱の中身はおつまみセット。
思春期を過ぎて、大学生になるころには父親思いの娘に変化しました。
親子バトルも思い出のひとつです。
お礼の電話をすると元気そうでした。それに、娘の会社は業績が右肩上がりで、ボーナスが基本給の2ヵ月分くらいは出るみたい。
奨学金の返済がある娘なので、ムダ遣いしないようにしてほしいのですが、まあ本人に任せるしかありません。
ふだんは残業もあるし、なにかと気を遣うようなので。
まとめ
6月18日は父の日です。
いろんな父と子のドラマがありますね~。
私は実父と仲たがいして心のしこりになっています。そんななか、娘からささやかでもプレゼントが贈られて、うれしかった梅雨の晴れ間。
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