貯め代のシンプルライフと暮らしのヒント

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就職や転職の節目に親が子どもの人生につい口出し、大切なのは子ども自身の意志

2019/11/12更新しました。

子どもに会うために東京へ出かけてきました。

就職している子どもは、都会の暮らしにも慣れて、仕事もプライベートも充実しているようにまずは映りました。

でも、つい聞いてしまうんですね。

「結婚の予定は?」とか「田舎には帰らないの?」とか。

そして話をしているうちに心配が募った私は、子どもの手首を掴んで「辛いときは、我慢しなくていい」と言ったのでした。

子どもの人生につい口出しをしたくなる親の心理と、私が考える解決法を紹介します。

 

 

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通勤ラッシュが辛そうで涙

娘は新卒で就職し、4年目です。

転勤を経て副都心の本社で働くようになりました。数年前に東証一部になった、わりと新興の会社に勤めています。

都会で働く以上は覚悟しなければならないのが、通勤ラッシュ。

うちの子もえらい目に遭いながら通っています。

「埼京線はさ、混むんだ。女の人の体が宙に浮くくらい。あまりに息苦しくて緊急停止ボタンを押す人がいるんだけれど、停車するとダイヤが乱れるの」

田舎でのんびり生きている貯め代は、もうこの話を聞いただけで涙目に。

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フレックスタイム

 

「でも、このごろうちの会社は、時間をずらして働けるようになった。私はだいたい午前10時すぎから夜の9時ころまで働いているよ」と、娘。

フレックスタイムを導入し、残業代はあらかじめ給料に組み込んでいるとか。ですから、残業時間が一定よりも増えると労働者はただ働きに。

働き方改革と聞きますが、ワーカーにとって有利になればいいなあと、ため息が出ました。

サラリーをもらうのは、ほんと楽じゃない。

私が若いころは、女性は腰かけ程度の働き方が良しとされました。

男女雇用機会 均等法が浸透しはじめた頃ですが、じつは私にはちゃんとした会社勤めの経験がありません。

私が20代・30代のころと比べて、今の家庭持ちの働く女性はホント過酷だと思います。

仕事はして当たり前で、さらに家庭を持って子どもがいるのが勝ち組という風潮。スーパーウーマンを何年を続けるのは、しんどいと思う。

皆さんはよく、寝る間もなく子育て仕事を両立しているなと驚嘆しています。

 

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ストレスを旅行で発散

 

娘は仕事のストレスを旅行で発散しています。沖縄や伊豆に出かけ、たまには奮発して海外へも。

ボーナスは出ていますが、なかなか貯金には回らないみたい。

奨学金の返済もあり、親としてそれも心配(-_-;)

いまのところ滞ることなく払っています。第二種の奨学金を総額で240万円を借りました。

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鉄道の事故に遭遇

今回、子どもと箱根まで足をのばしました。小田急のロマンスカーを子どもが手配してくれて、周遊券と箱根湯本の温泉旅館も両親の分まで払ってくれました。

親思いな子どもなのです。

ところが帰りの便でトラブル。

小田急線の線路内に立ち入った人がいて、ロマンスカーが運休に。急きょ、JRの「快速アクティー」に乗り替えて、東京駅へ。

 

 

「月曜日の朝は人身事故がけっこう多いのよ。会社にどうしても行きたくない人が発作的に、身投げするケースがあるみたいでさ」

もうそれを聞いたら、思わず娘の手首を掴んでいました。

「あんたはそんなに悩む前に、ふるさとへ帰ってきなさいね! 田舎にだって仕事はあるし、旦那さん候補もたくさんいるから、心配はいらない!!」

気づいたら、快速アクティーのなかで絶叫していたのです。

 

tameyo.hatenablog.com

子どもは 大きくなればなったで、親の心配は尽きません。

 

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私が生きた20代と現在では価値観が違う

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3日間ほど娘と過ごし、自分の価値観を押し付けても何にもならないと反省。

私は中途半端に幸せな結婚生活30年を生きて、今に到ります。

離婚は避け、世間体をつくろい、ときに夫の顔色を伺いながら波風を立てないように

お母さんは何が楽しくて生きているの?」

娘が高校生のとき、そう聞かれてうまく答えることができませんでした。

お母さんのような退屈な人生は送りたくない

はっきりと言われたこともあります。 

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たしかに、私はリスクを取らずに生きてきたでしょう。人と対立するのが苦手で、大きな声で恫喝されると、ビビりますから。

そんな私は、娘たちをのびのびと育てることをモットーにしてきました。

君は甘やかされて育ったようだね

 

ところで、母親を反面教師にした娘は、ときに周囲をあ然とさせるみたい。

君は甘やかされて育ったんだろうね

なんと娘は、上司にそう言われたとか。

「はい、うちの親は過保護でしたから」

ゆとり世代の娘はさらりと答えたそうですが、親の私は心臓がばくばくです。

子どもの人生は子ども自身が責任を持つ

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娘と会うたび、一抹の寂しさを感じるのはなぜでしょう?

目の前にいるのは大人の女性ですが、私の脳裏をかすめるのはいつだって幼くてあどけない頃の娘。

私のエプロンのはじっこを握りしめて、抱っこをせがんだ頃が無性になつかしい。

しかし、もう昔にはどうしたって戻れない。

子どもの人生は、子ども自身が責任を持つしかない。そのことを私はまだ心の底から理解していないのです。

子どもの進学や就職、転職、結婚の際に口出ししたくなる親の心理は、子離れができてないから。

そして、子どもを自分の支配下において、なんでも言うことを聞かせようという下心を隠し持っているから。

しかし大切なのは、子どもの意志に違いありません

本当はどこで暮らしても良いのです。元気でさえいてくれれば。

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 まとめ

子どもの自立をはばむ親にはなりたくない。そう思いながら私は、つい口を出したくなります。

それは私が、自分の人生に満足していないからかもしれません。

親が自分の人生を生きるようになると、過干渉をしなくなるかもしれない。

子どもはもう親を必要としていない。口出しは無用

子どもとは、ほど良い距離感を持ちたいですね。

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