2022/03/01更新しました
8月29日の朝6時少し前、窓の外からJアラート が聞えました。
けたたましい感じではなく、遠くから静かに耳に届いたのです。
テレビをつけると、各局が情報を流して、北朝鮮がミサイルを発射したことを報じて、さらに「地下に避難して行政の指示を待ってください」とのこと。
こんなときはどうしたらよいのでしょうか?
また、今後はどんなことを想定しておくと、あわてずに済むでしょうか。
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北海道の上空を通したミサイル
はじめ私は音に気づきませんでした。
「Jアラートだッ。ミサイルが発射されたらしい、起きろ」と、家人の声。
ミサイル?!
驚きです。
「本当? なぜあなたに解かるの?」
「テレビで何度もJアラートの音を流して、注意を促していたじゃないか」
寝ぼけたまま2階の寝室からリビングに下りて、テレビを付けました。
わが家は寝室にテレビを置いていません。
ずいぶん前にホラー映画の貞子を見て以来、画面から悪霊が這い出ると困るから、撤去したのです。
それにしても、夫の言葉は当っていました。
北朝鮮がミサイルを発射したことを、テレビは報じていたのです。
対象地域に該当
「対象地域にお住まいの方は、地下や頑丈な建物に避難してください」
わが家は北日本にあり、対象地域に入っています。自宅から走って8分ほどの駅に行けば、地下通路に着くけれど、どうしたらいいの?
そうしているうちに、北海道の上空を通過したことを知りました。
弾道ミサイルが襟裳岬の東に
ピョンヤン市順安(スナン)から発射されたミサイルは、午前 6時12分ころには太平洋上に落下とのこと。
襟裳岬の東、約1180キロメートルです。
今回は幸いなことに、船舶に被害がありませんでした。
しかし、早朝からJアラートで叩き起こされるとは!
私の地域では列車ならびに新幹線が一時、運転を見合わせました。6時30分には運行を再開したそうですが、こんなことが繰り返されるのなら、たいへんです。
各国も対応に追われ、経済面では午前中は円高になり、株価は少し下がりました。
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これからどうなるか?
もしもミサイルの破片でも日本国に落ちたら、ケガ人がでたかもしれない。
建物が壊れたかも。
そんな事態です。
近い将来に起こるかもしれない3つの可能性
日本の平和はいつまで、保たれるのかと心配になりました。
北朝鮮はまた、ミサイルを発射するのでしょうか。
大まかに考えて、予想される事態は3つ。
- このまま各国が見守る形で、北朝鮮の政権は維持される
- 北朝鮮は、アメリカを主とする連合軍に攻撃されて崩壊する
- 北朝鮮が核ミサイルの開発に成功し、日本を恫喝。やがて日本は、北朝鮮や中国の植民地になる
個人的な見解です。
でも、未来のことはすべてが未定ですから、どんなふうに決着するか誰にも予測がつきません。
『独裁者の子どもたち スターリン、毛沢東からムバーラクまで』
ジャン・クリストフ・ブリザールとクロード・ケテルが書いた本を、図書館から借りてきのう、たまたま読んでいました。
この100年ほどの間に、政権を執った独裁者とその子どもがたどった運命について、さらりと紹介した一冊。
国が激変するときは、一気にやってくるとされます。
戦争が続くシリアのダマスカスは、古い遺跡が街並みとして残る観光地でした。
それがどうでしょう、現在は破壊され尽くして難民が大量に発生。
もしも北朝鮮が崩壊したときは、日本をめざして難民がやってくるかもしれない。
日本海を経由して、北朝鮮の人たちが漁船でやってくるケースが実際にあります。
沿岸部には、「密入国をさせません」という看板もあるほど。
上記のヤフーニュースは2016年の年末に木造船が10隻以上も流れ着いて、白骨化した遺体が30体も見つかったという記事です。
大量難民で心配されるのは感染症、とくに結核患者がいるケース。
北朝鮮では一般の人が医療を受けられる状態でなく、また重度の栄養不良の人が多いと考えられています。
大勢の難民が日本の医療機関に押し寄せたら、国保の値上がりどころの話ではありません。ますます国の財政が悪化して、治安も悪くなるでしょう。
Jアラートが鳴ってミサイルが落下するまでの時間
8月29日に発射されたミサイルは「ムスダン」か「火星12型」のようだと、テレビで解説されました。
Jアラートが鳴って落下するまで10分足らず。避難する間がないというのが、正直なところでした。
これから自宅に地下室か防空壕を作らなければならないのでしょうか?
地下室付きの省エネ住宅を提案するメーカーがあります。
そんな資金のないわが家は、庭を自分たちで掘り返してささやかな防空壕を作るしかないみたい(-_-;)
まとめ
Jアラートで飛び起きました。うちの場合、避難の余裕がないのが実情です。 防空頭巾を作ろうかと思いましたが、ヘルメットのほうが安全かも。
それにしても、ひどい話です。
他国の平和をおびやかすなんて言語道断ですが、テレビのコメンテーターのなかには北を擁護する意見がありました。
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