秋は大根がおいしい季節、しかも1本を丸ごと買っても100円の特売日も。そうはいっても独り暮らしや、少人数の家族だと食べきれないことがあります。
そんなときは輪切りにして、茹ででから冷凍保存するのがおススメです。冷凍した大根は味がしみ込みやすく、時短で煮物料理をつくることができます。
きょうは、大根を使った煮物のコツや、意外な料理を紹介します。
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大根と豚バラ肉の煮物
わが家の定番が大根と豚ばら肉の煮物です。
卵や油揚げも加えました。
骨付き肉は骨からだしがでるので、国産肉がスーパーにあったら買うことが多い食材。
作り方は簡単です。
レシピは水から煮こむだけ!
鍋に冷凍の輪切り大根を凍ったまま入れ、水に浸した昆布と豚バラ肉とともに火にかけます。水の量は具材がかぶるくらい。
昆布は弱火のほうがだしがよく出ます。
豚バラ肉も水から煮たほうが柔らかく仕上がるので、私は最初から入れていました。そのとき、ショウガと青ネギも忘れずに。
煮立ったらあくがでてくるので、そのあくを丁寧にすくうと、澄んだスープになります。
それから、お酒やみりん少々、おしょうゆをお好みで。写真の大根と豚ばら肉の煮物には、すり身の揚げ物とゆで卵と油揚げも加えています。
20分煮込んだら火を止めて、再加熱
20分ほど中火より少し弱い火で煮込むと、だいぶ味がしみます。
ここで一旦、火を止めて10分くらいしたら再加熱。
すると完璧に味が、大根やそのほかの具材にしみるでしょう。
火を一旦とめるのは、最も大根に味がしみる温度は85~90℃くらいだから。
食中毒の予防のため冷蔵庫で保管
大鍋で作ると、二日間たべることができますが、冷めたら鍋ごと冷蔵庫に保管すると、ウェルシュ菌などが増えません。
常温でおくと、ウェルシュ菌が増殖したり、油揚げなどの具材が腐敗したりする危険があるので、次の日も食べるときはぜひ冷蔵庫にいれてください。
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大根の冷凍はどうやるの?
大根を2センチほどの輪切りにすると、煮物に便利です。そのまま冷凍しても良さそうですが、私は茹でこぼして水にさらしてから冷凍していました。
冷凍すると煮物の味がしみ込みやすくなるのは、大根の細胞や繊維質が破壊され、内部にだしやお醤油が入り込みやすくなるから。
冷蔵庫で長く保管するより、冷凍のほうがビタミンCなどの栄養価も損なわれません。
大根と相性によい豚肉
豚の角煮を作るときは、圧力鍋があると便利ですが、残念ながら私は持っていません。
以前は沸騰したお湯に豚肉を投入したのですが、肉が固くぼそぼそになるんですね。
お湯にいれ、急激に細胞を変化させると固くなると聞きました。
豚肉は水からゆっくり煮たほうが柔らかに仕上がる。
豚の角煮が煮上がったら、大根おろしを添えると消化によく、胃にやさしい一品になります。
薄切り大根とサバ缶の炒め煮
前にテレビ番組「スッキリ」で大根レシピが紹介されました。
大根とアサリバター炒め、大根とホタテのサラダなどいろいろあって、特に大根とサバ缶の炒め煮は、手軽でおいしかったですよ。
炒めた薄切り大根に、サバ缶を加えて煮込むのですから、まな板もそんなに汚れない!
しかもヘルシー。
豚ばら肉はカロリーが気になりますから、万年ダイエッターの貯め代は月に2度以上は豚ばら肉と大根の煮物を作らないことにしています。
その点、サバ缶は量が少しでも、味にこくが出る!カロリーを抑えたい方にもおすすめです。
担々麺に大根の麺を入れて糖質オフ
そして「へ~」と感心したのが、大根の細切りを麺に見立てた担々麺でした。
何とラーメンの麺ではなく、大根の細切りを麺の代わりに!
発想がいいですよね。
糖尿病予防になるでしょう。
糖質オフの食事を実践したい人にも向くと思います。
私は大根を細切りにして、カニカマと青ジソのサラダをよく作ります。さっぱりして美味しいサラダですよ。
まとめ
大根を親戚から何本もいただくことがあります。「沢庵を漬けてちょうだい」といわれますが、沢庵漬けは難しい(-_-;)
なので食べきれないときは、おでんや煮物用に、輪切りにして茹でて冷凍しています。
冷凍のまま出し昆布と水から火にかけると、手間いらずで味がしみ込みやすい。食材をムダにすることなく、節約にもなります。
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