2020/07/17更新しました。
5歳年上の夫は2018年11月に還暦となります。
40年ちかく大手生保に保険料を納めてきました。定期付き終身保険の終身部分は60歳までに払い込みが終わりますが、今後の医療保険についてセールスのオバちゃんが勧めるプランは、無配当終身医療保険。
年額137,460円だというのです。これから老いるのにそんなに払っていけるでしょうか?
60歳以降の医療保険について考えてみたいと思います。
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生命保険
医療保険とは?
入院したり、手術を受けたりしたときに給付されるのが、医療保険です。
各社それぞれのプランがあり、保険料もかなりばらつきがありますが、20代や30代なら安く、50代以降は高くなるのが一般的。
通院も給付される医療保険がありますが、ほとんどは入院の日数に連動して給付額が決まります。
日本は大部分の人が、国民健康保険や社会保険に加入しているにもかかわらず、生保会社の保険にも入り、高齢の方でもけっこうな金額を払っているケースも。
保険は払い損?!
わが家は大手の生保会社の『定期付き終身保険』を掛けてきました。
今は利回りが低く、終身保険にお金を払っても殖えることはなさそうですが、夫は20代から入っていたため、終身保険の利率は高め。
「医療保険料が高くなるので、終身保険を転換すればお得ですよ」
保険のオバちゃんに勧められたことも。
お宝保険なので断ると、「ダンナが死んだとき、そんなにお金が欲しいの」と言われて、私はとても不愉快になりました。
終身保険は、金融商品でじょうずに使うと相続税などを節約することができます。
それを後妻業の犯人みたいに言われて心外!
しかも、終身保険は数百万円でそんなに多額の保険金ではありません。そこを削りにくるのですから、顧客の不利になることばかりですよ、全く。
プランの医療保険は日額1万円
今回、勧められているのが主契約は『無配当終身保険』の終身払い。無配当の先進医療特約・205円をつけて月々11,455円の保険料。
病気やけがで入院すると日額1万円です。保障は以下の内容。
- 1入院あたりの支払い限度額は60日であること。
- 入院中の手術は20万円までの給付金。
- 外来手術は5万円の給付金
- 所定の放射線治療を受けたときは10万円の給付金
- 脊髄ドナーの提供者として脊髄幹細胞の採取術などを受けたときは20万が下りる。
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70歳や80歳になっても払えるか?
終身の医療保険なので、お金が続くかぎりは加入できるでしょう。
しかし、わが家は自営業者で年金が少ないため、高齢になって仕事を辞めると、払えそうにありません。
そもそも日額1万円の入院保障は、住宅ローンがあったから必要かなと掛けたのでした。
来年中には住宅ローンを終えるので、減額しようかと考えています。
そんなときに図書館で見つけたのがこの本!
『一生安心にだまされるな!医療保険はすぐやめなさい』はファイナンシャルプランナーの内藤眞弓さんが書いた一冊。
150万円の貯金があれば、医療保険をやめても大丈夫というのですから、驚きです。
さらに保険は大勢の損する人がいて、成り立つ契約だとも……。
じっくり読んで、内容を近いうちに紹介したいと思いますが、わが家は結婚してから、いかほどのお金を保険会社に払ったのでしょうか?
これまでどれだけ保険に注ぎ込んできたか?
下の子が大学を終えるまで月々4万円以上を生命保険に支払ってきました。
これは私の加入しているコープ共済やこどもの県民共済を入れて、学資保険を除いた分。
ざっくり年間50万円を25年間も支払ってきたわけ。
この間の総額だけで約1250万円。
子どもが自立してからは、約12万円を5年間で60万円。
これに医療保障を仮に60歳から20年間、保険のオバちゃんの言うとおりに払うと、274万9200円。
合わせてじつに1584万円!
スモールハウスなら建つかもしれません(-_-;)
火災保険や自動車保険も加えると、卒倒しそうですよ。
もらった給付金は?
ちなみに、この30年間で入院したのは2003年、骨折で45日間。
手術費と入院費で60万円、給付金がおりました。
ゲゲ~、大いなる払い損!
大病をしなかったことを考えると、幸いなのですが、それにしても払った金額が大きい。
半分でも貯金に回せば良かったと猛省です……。
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