アラフィフの美容代は月に6千円くらいという『女性自身』の記事を見ました。年間にして7万2千円ということです。
意外と少ない気がしませんか?
バブル世代の方は、一本2万円もする化粧水や保湿クリームをたっぷり塗っているような印象がありました。
そんな私は2016年6月に『肌断食』の本を読んで、思い切ってスキンケアをやめました。
洗顔後になにもつけない。さっぱりスッキリ。
美容にかけるお金が少ないのは節約もあるでしょうが、シンプル派が増えているからだと思います。
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顔のお手入れはきりがない
20代のころ、とっても化粧品が好きでした。テレビコマーシャルのモデルが、黒いアイラインや紫のアイシャドーで目許を彩り、それが魅惑的に映ったのです。
くっきりとした眉を作るために、毎日アイペンシルで弧を描いて、愛らしい口許に見せるために口紅をつける。
結婚前はブライダルコースに通い、おススメのスキンケアセットを購入しました。
しかし、当時はニキビ肌だったので、悪化したのです。
それでも私は、高い化粧品をつければつけるほどキレイになるものだと、疑ったことがありません。
テレビではひっきりなしに資生堂やカネボウのコマーシャルが流れ、「化粧品を買わなくては美しくなれない」と、思っていたのです。
衰える肌に保湿ジェル?!
40代 になると、化粧ノリが悪くなったことを自覚。
「あら、いやだ。肌にハリがなくなった!」
さらに頬のたるみも気になりました。
作家の中村うさぎさんが「ボトックス注射が効く」とエッセイに書けば、食い入るように読んだのもこの頃。
ボトックス注射はプチ整形と呼ばれ、ボツリヌストキシンというボツリヌス菌の仲間を顔の筋肉と神経に注射するもの。
主婦である私にはもちろんそこまで出来ないのですが、女性の美に対する執着について、考えるきっかけになりました。
あるとき、ドラッグストアで保湿ジェルに出合います。
化粧水と乳液と保湿クリームの作用をすべて含むというのが、保湿ジェル。
つけると、肌が輝く!そんなふうに感じて、胸がときめきました。
1年ほど愛用したでしょうか。
徐々に保湿ジェルの効果が薄れ、それどころかシミが増えて素肌が汚く感じるように。
どうして?
お手入れをしているのに、肌がぐんと老化している……。
そんなとき、手に取ったのが『肌断食 スキンケア、やめました』の本でした。
『肌断食 スキンケアやめました』平野卿子著
この本には、保湿ジェルは化学薬品で肌をラッピングしてしまうから、肌の正常な生理サイクルを壊すということが書かれていました。
驚きです。肌に善かれと思っていたのに。
それで思い切って、
- スキンケアをしない。
- クレンジングを使わない
- リキッドファンデーションを塗らない
以上のことを実践。
最初は抵抗があったけれど、慣れると素顔でいるのが心地よくなり、肌の状態は良くなりました。
最近は、粉のファンデーションを薄く叩くときもあります。リキッドタイプよりも粉のファンデーションのほうが肌にとって刺激が少ないとのこと。
アラフィフの美容費は減っている?!
女性自身の記事を読み、いまどきのアラフィフ女性はかつてほど美容にお金を掛けていないと考えました。
ただ、化粧品業界の売り上げは平成27年度は2兆1,516億円と右肩上がり。これはインバウンド消費のおかげです。
中国からの観光客の爆買い効果なのでしょう。
そして気づけば、化粧品メーカーのコマーシャルも減った気がします。
100均でコスメが買えてしまう時代、広告費をメーカーもかけないのかもしれません。
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化粧かぶれでお岩になった体験
日本は海外の国くらべて化粧品の成分基準がゆるいとされます。
私は娘のアイシャドーをつけて、まぶたが腫れ上がり、お岩になったことがあります。
100均のコスメでした。
皮膚科に通い、治るまでに時間とお金が掛かりました。
まぶたや首の皮膚は薄いので、蕁麻疹などのトラブルも出がちな箇所です。それからはいっそうコスメには手を出さないようにしています。
厚化粧でなくシンプル派が増えた
美容に掛けるお金が減ったのは、厚化粧のおばちゃんが減り、シンプル派が主流になっているからかもしれません。
節約にはスキンケアをしない。これが何と言っても効果的で、実は肌に刺激を与えません。
仕事柄メイクがはずせない方は、できるだけ薄くファンデーションをパフではたいて、口紅をさっと塗る。
あとは笑顔ですね。
笑顔はその人なりの美しさを演出してくれる、とっておきの魔法ですから。
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