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2018年はどんな年になる?!バブル再来で土地の値上がりに株価もさらに上昇か

2018年はどんな年になるだろう。期待と願いがふくらむこの頃です。

バブルの再来となるだろうという意見があります。土地がさらに値上がりし、株価もどんどん上昇するかもしれません。

積み立てNISAや確定拠出年金iDeCoを含め、投資熱も高まりそう。

ところでバブルってなに?そういう方もいるでしょう。

歴史は繰り返すという言葉がありますから、私が体験した昭和のバブル景気の狂騒と、その後に長く続いた不景気についてお伝えします。

 

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2018年の干支は戊戌(つちのえいぬ)

 

2018年は戊戌(つちのえいぬ)です。戊(ぼ)は中国の陰陽五行の思想で土性の陽に割り当てられているとか。

戌も土や土地を表す意味があるそうで、土地に関する話題が増えるかもしれません。すでに銀座では、はがき1枚の面積で60万円の値がついていると、テレビからの情報で知りました。

はがき1枚分が60万円!

すんごくお高い。

ここで『歴史は繰り返す』という言葉があるので、ざっとふり返ってみましょう。

戊戌の干支の組み合わせは60年に一度めぐり、60年前は1958年(昭和33)。この年は、皇太子と美智子様の婚約と東京タワーが完成という、おめでたく華やかで活気ある年でした。

ヒット映画『オールウェイズ3丁目の夕日』のように、庶民の暮らしはつつましく、太平洋戦争の痛手から必死に立ち上がろうと頑張っていた時代です。

そこから昭和40年代(1970)に入ると高度成長期を迎え、庶民もテレビや冷蔵庫などの家電がわりと気軽に買えるようになります。

私は当時子どもでしたが、記憶があります。札幌で開催された冬季オリンピックを見ました。

一方、物価がひどく上がり、原油が高騰。トイレットペーパーが手に入らないと言う噂に踊らされた主婦が、買いに走ることも。

連合赤軍が起こした『あさま山荘事件』が起きたのはこの頃ですし、アメリカはベトナム戦争が泥沼化して戦死者が増え、経済的にも疲弊しました。

1980年代後半は空前の好景気

日本企業の地道なモノ作りが評価されて、1980年代は企業の業績が伸びていきます。

金融緩和の政策が相乗効果を奏して、昭和のバブル期は1989年に頂点を迎えました。

大手企業が増益を相次いで発表し、下請けも孫請けも大忙し。

出版社、新聞社、旅行会社不動産屋などの業種もとても潤っていた時代です。

ジャパンマネーがアメリカの大都市の土地を買い占めたり、『アラビアのロレンス』などヒット作がある映画会社のコロンビアを買収したり、あるいは損保会社がゴッホの名画を数十億円で買ったり。

「日本の経済力はソ連の軍事力より脅威だ」と、アメリカに言わしめたほど。

一方、若者の間でディスコが流行し、光るミラーボールの下でアップテンポの曲に乗り激しく踊る女性が話題になりました。

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就職が学生に有利

就職は売り手市場、賃金もぐんと上がりました。

若者はこぞって車を買い、家庭持ちはマイホームを手に入れようと躍起に。

土地は値上がりして、地方都市の駅前も倍々ゲームのようになって。

持ち慣れないお金をめぐって狂喜する人もいましたし、地上げ屋が強引に立ち退きを迫ることもありました。

そのバブル期に入社した 人たちは現在、思うように出世できていないとの報道がありますが、正社員であれば順調な生き方をされたはず。

バブル崩壊は突然にやってきて、就職はこの後、超氷河期に入っていきますから。

経営者の自殺が相次ぐ

バブルが終焉したきっかけは、なんだったのでしょうか。

  • 金利の引き上げ
  • 地価税の導入
  • 不動産融資の総量規制

日本の不動産は値が下がらず上り続けるという土地神話があり、天井知らずとなりました。それを防ぐために設けられた地価税ですが、現在は停止されています。

不動産を買うための融資も規制されることになり、金利は上昇。

好景気に沸いた気分は一気にしぼみました。

ちなみにわが家はこの時期に住宅ローンを組み、金利が7パーセントだったこともありました。

 バブルが崩壊して、借金で事業を大きくした経営者は資金繰りに苦しむことになります。(実はうちもそうなんですよ(-_-;))

銀行が「貸し剥がし」に走ったのです。

会社のオーナー3人がホテルにて会談後に3人とも自殺する。自殺により保険金がはいるからそれで清算ということが実際に起きました。

現在は生保各社はその点においても厳しくなりましたが、当時は自殺で多額の保険金が下りることがあり、借金の返済を命であがなうことが少なくなかった。

この頃から日本人の自殺者は年間にして3万人以上という状態が続き、ここ数年は2万人台と減少しています。

拝金主義者はお金を失うと心がズタズタになる

財テクという言葉が昭和のバブル期にありました。お金を殖やすための不動産投資や株投資に、素人や主婦がはまり、儲けた人も損した人もいるでしょう。

お金を殖やしたい

誰だってそう思いますが、拝金教というか、まるで宗教のようにお金しか信じられない人が投資や事業で失敗すると、なかには生きていけない心境になる人が出てきます。

お金が、その人の人格であるような風潮はとても危険。

いまビットコインで「億り人」が話題になっていますし、いろんな投資欲が高まっています。

好景気はやがて不景気にチェンジするときがきます

2020年の東京オリンピックの後だろうという説がほとんどだけれど、未来のことは予想でしかない。

予防策

借金をしない。

このことが心がズタズタにならずに済む予防策になろうかと思います。

伸るか反るか。

退職金をはたいて投資に回そうという方も注意が必要でしょう。

そのお金を失ったとき、ショックからどのくらいで立ち直れるか。儲けばかりでなく損したときのことを頭の片隅に。

まとめ

2018年はバブルが再来して、投資熱がさらに高まりそうです。

持てる者はますます富み、持たざる者はますます困窮する世の中になるでしょう。

お金は命の次に大切。

お金があれば、たいていのもめごとを避けることができ、安楽に暮らせます。

ちょっとした贅沢は楽しい。旅行はリフレッシュになります。

しかし、お金とともに、家族と心がふれあえることが心を守る防波堤に。

友人ちの語らいも良いですね。

バブルはいずれ弾ける、負債を膨らましているだけだから。

そのことを忘れずに2018年を迎えたいと感じる年の瀬です。

 

 

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