2022/07/18更新しました。
爪に火をともして暮らすこと25年、やっと住宅ローン完済の日を迎えました。
すると金融機関の担当が「質権抹消の手続きが必要です。司法書士を紹介しますね」というので、待ったをかけました。
「自分で法務局へ出向き、手続きしようと思います!」
司法書士に依頼すると印紙代も含めて2万円。
でも自分で行うと印紙代2千円で済みます
抵当権抹消の手続きを自分で行う方法ついてお知らせします。
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抵当権とは?
住宅を買うとき、現金を全て準備できる方は、抵当権とは縁がありません。
抵当権とは金融機関から借金をして、万一返させなくなったときのために土地や家を担保として設定すること。
そうすると返済不能の時、金融機関は競売にかけて借金分を回収するわけ。
抵当権には、根抵当権もあります。
住宅ローンは普通抵当権でたいがいは間に合うのですが、根抵当はビジネスにおいて大切とのこと。
手続きの仕方が違うので、ご注意ください。
根抵当権では、一定の金額(=極度額)までの融資を自由に行うことができるようにするために、普通抵当権よりも広範囲に抵当権が設定されるのです。
参照元
https://antenna-re.com/what-is-a-mortgage-and-revolving-mortgage-glossary/#i-2
抵当権抹消
住宅ローンは頭金を多く準備できたり、繰り上げ返済をしたりすることが可能なら、そんなに苦しみません。
しかし、我が家のようにほとんどが借金だと、絶えずプレッシャーを感じます。
「病気やけがで働けなくなったらどうしよう、金融機関に家を取られ、幼い子供とともに雪のなか野宿をしなければならない~」
私は眠れない夜がたくさんありました。
買わない暮らしに目覚めたのも、生活防衛のひとつでした。
さて、それでもなんとか住宅ローンを返済。
金融機関の親切な申し出を断りましたが、質権抹消の手続きは高卒の学歴しかなく、自営業の妻である貯め代もできるでしょうか。
法務局で相談予約
ネット上には実際に質権抹消の手続きをした人の体験談が、けっこうあります。
また法務局のHPでは書類をダウンロードして印刷することも可能。
私はブログ村節約カテゴリーの「やりくりななえ・com」さんの記事を見て、自分でやってみようと思いました。
書類をそろえる
まず、私は法務局へ出向いたのです。
初めて足を踏み入れる役所なので、緊張しました。
窓口で要件を告げると、「個人で手続きをするには相談予約を取ってください」と。
年配の係員で、その言い方が高ぴしゃなので、ちょっとムッとしましたね。
しかもけっこう予約はいっぱいで、10日先でないと空いていません。
まあ、でもその際に、書類をくれたので文句を申しませんが。
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書類の準備
住宅ローンを完済したら、金融機関にも出向いて、必要な書類を整えましょう。
抵当権抹消の手続きは、完済したら速やかに行った方が良いです。
せっかく払い終えても、手続きのアクションを起こさないといつまでも質権がついたままなのです。
質権がついていると、将来的に売買をしたくなったとき困ることになりますから、遅くとも3ヶ月以内に手続きをするのがおすすめ。
金融機関でそろえる書類は以下の通り。
- 抵当権設定契約書(登記済み書)
- 金融機関からの委任状
- 会社法人番号
- 解除証書
上記を手にしてから、登記申請書を書いていくと割とスムーズにいきます。
ポイントは、間違えても良いように書く前に、申請書を何部かコピーすること。
法務局のHPからダウンロードすれば手に入るけれど、私は地元の法務局からもらった方をコピーしました。
わからない箇所は相談予約のときに
書類を書く際には、ていねいな文字を心がけるとともに、正しく書くことが大切。
自宅の住所は略さず、質権設定書を見て。
たとえば、日の丸市銀座町1-2-3という住所があるとします。
日の丸市銀座町1丁目2番地3が正しいことがあります。
ちょっとしたことに気をつければ、申請がスムーズにいくでしょう。
印鑑は認め印でOK。
何カ所も押印が必要ですが、相談予約の日に担当者に聞くと間違えないで済みます。そのとき押しても大丈夫なのです。
「訂正の箇所があるときは数日中に連絡をするので、その日か次の日に印鑑を持参して来てください」と、係員。
いつ電話があるかハラハラしましたが、訂正の呼び出しはなく、ぶじに終えることができました。
住宅ローンを終えることができましたが、生活レベルを上げることなく、シンプルライフに徹して行こうと思います。
シニア目前ですから。
まとめ
住宅ローン完済のときは、すみやかに質権抹消の手続きを!
司法書士にお任せすると2万円ほどかかりますが、自分で申請書を書くことは可能です。
コツは失敗してもあわてないように申請書を書く前にコピーを取ること、敷地の面積や住所を書くときは正確に。
土地と建物の手続きで、印紙代は2千円です。
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