2022/07/08更新しました。
私は、服やスキンケアを買わない生活をしています。
『使い切ることで地球の資源を守る会』をたったひとりで立ち上げ、いまも自分だけで活動しています。
このごろは買わないことが「ふつう」になりました。
しかし、困るのが靴下の消耗の激しさ。
そこで私は、靴下の穴をつくろうことを趣味にしています。
今日は針と糸と穴あき靴下があれば、どなたでも楽しめる『趣味としての節約』を紹介します。
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靴下はすぐ親指が薄くなる
私が暮らしているのは雪国なので、冬場はウールとアクリル混紡の靴下を愛用しています。
厚めの靴下を履いているのに、かかとがひび割れてしまうのは加齢のせいに違いありません。
そして、薄くなるのは、親指の自己主張の強さのせいでしょう。
写真にアップした靴下は、肌触りがミンクタッチで気に入っていました。
こんまり流の片づけでは、「ときめく、ときめかない」で捨てるモノを選り分けていきますが、私はこの薄くなった靴下に、いまもトキメキを覚えます。
おしゃれ上手な フランス人は実は倹約家が多いそうですよ。
裏に当て布を
靴下の穴をつくろうために色々と実験してきました。
その結果、足底の全体を補強する目的で、当て布を用いることに。
今回は、引き出しに仕舞っておいたキティちゃんのハンカチを、半分に切って使うことにしました。
なんと、このハンカチは「びっくりドンキー」の名入り。
10年以上前のモノなので、そろそろプレミアがつくかもしれませんが、もったいないと思わずに使うことにします!
写真のようにざっくり仕付けをするように、針で縫いとめます。
縫い目の粗さはそれほど気にしなくて良いでしょう。
ただ、糸の色はできれば靴下の地色に合わせたいところです。
なぜなら、ひっくり返したときあまりに糸の色が違うと、違和感があるから。
ミシン糸を2本取りにしました。
ね、ひっくり返すと大胆な柄の当て布が見えなくなるんですよ、奥さん。
あとは、穴のところを重点的にかがるように縫うだけ。
これで、この靴下は命拾いして3月まで生き残るはず。徹底的にモノの命を使い切ることがモットー。
私は靴下の穴をつくろいながら、日本にいまも残る刺し子の精神を思い出していました。
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刺し子が好き
画像は姑が手縫いした綿入れ。
94歳の義母は、若いときから針仕事と農作業で休む暇がないほど、働きました。
今も健在で、週に一度のディサービスが楽しみ。
和裁が上手な義母です。
私のマイブームが刺し子でして、天然藍の布地に丁寧に刺された刺し子が好きです。
日本はもともと資源がありません。
江戸時代まで鎖国だったから、自給自足により身の回りのすべてを手作りしました。
ハンドメイド大国だったわけです。
刺し子は、農民が衣を長持ちさせるために施した針仕事です。
保温と丈夫さのために、布地を2枚あわせて、まっすぐに縫い進める横刺しや、麻の葉文様などなど。
こちらは明治期に縫われた足袋。
足裏の部分を丹念に刺していることが見えるでしょうか?
縫うのにけっこうな時間を要したことでしょう。
使用感がありません。
ということは作ったけれど、もったいないからと仕舞いこんであった足袋かもしれませんね。
これは民俗資料として、恩師から頂いた一点ものです。
「もったいない」精神は、日本が発祥。
1960年代までモノ不足に悩んだ日本です。
大量生産されて、いくらでも買えるようになりましたが、私は大正生まれの祖母に育てられたので、けちけち精神が全開のまま。
生活レベルを下げたい方にオススメ
靴下の穴をつくろう趣味は、どなたにもお勧めできるものではありません。
仕事でバリバリ稼いでいる世帯や、ウハウハと大もうけしている方には理解できないでしょう
これは暇があって、できるかぎり節約をしたい方向け。
仕事をリタイアした方や失業者に向くのです。
個人の自己破産、前年比6.4%増 カードローン影響か:朝日新聞デジタル
外ではセレブ妻だけれど、夫の仕事がつまずいて家計が苦しくなった方にも、オススメ。
あくまで家の中で過ごすときの工夫ですよ。
ママ友などよそのお宅にお邪魔するときや、座敷席の食事処へ出かけるときは、穴のあいていない靴下でどうぞ。
赤っ恥をかいたとしても自己責任でお願いします。
まとめ
靴下の穴をつくろうことで、モノの命を使い切ることができます。
何でも補修して使い続ければ、買わなくて済みます。
収入が減ってもサバイバルできる、究極の節約をお伝えしました。
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