ブログ「Rinのシンプルライフ」を運営しているRinさんが、KADOKAWAから本を出版されました。
『自分8割主婦2割 心地よく暮らす大人のラク家事』
Rinさんはフルタイムで働きながら家事と子育てをこなし、さらに整理収納アドバイザー1級の資格を取得。3倍速で生きる女とあだ名を付けられるほど多忙な方です。
読後感が明るくて、家事の工夫が詰まった一冊を読んだので、感想をお伝えします。
スポンサーリンク
ケアマネジャーの視点から
著者のRinさんは、ケアマネージャとして高齢者のお宅を訪問し、家中にモノがあふれているケースをたくさん見てきたそうです。
定年退職したら、孫が成長したらと先延ばしにするうちに、片付ける体力がなくなってしまう。
床に置いたモノにつまづいて転倒すると、骨折する可能性も高く、入院しているうちに寝たきりに。
そういう道筋にならないようにご家族や当事者に「まずは片付けて」と、お話するとか。
汚部屋と格闘中の私は、最初の6ページで胸をギュッと掴まれました。
老いに向かうアラフィフなので、暮らしやすい家にしたいとずっと考えていたからです。
モノを減らす
ドイツ人は使うものを収納するが、日本人は使わないものを収納する。これはRinさんが整理収納アドバイザーの勉強中に出会った言葉。
ずきん!
私はちょうどキッチンの扉や引き出しを開けてチェックしていたのですが、賞味期限切れの漬物の素や、鍋や食器が多くて、カオス。
これまでしまい込んだ使っていない道具を捨てて、テーブルの上にゴチャゴチャとあるものを収納したいと反省しきり。
買わない暮らしを実践して、もうすぐ2年、本を参考に手放して、もっと減らしたい。
手間を減らす
詰め替えるの、やめました。ルンバ、やめました。プラ容器も衣装ケースもやめました。
Rinさんは手間を減らすために、暮らしを見直します。玄関マットもトイレマットもやめたそうです。
使わないものを捨て、すっきり片付けると、家事に要する時間もぐっと短縮。
4時間掛かったものが70分ほどになったそうで、すごい♪
朝8時に出勤して帰宅は午後6時。夫婦で夕食を楽しみ、夜9時から就寝まではアロマの香りと共に映画や読書タイムに。
スポンサーリンク
ありがとうを忘れない
本のなかで最も心に残るのが112ページ「ありがとうを忘れない」
夫婦の会話についてRinさんがブログを通して、アンケートを取ったお話も載っています。
1週間で夫婦の会話が何時間あるか。
3時間以上という答えが多かったものの、必要なこと以外は会話なしも、けっこうな数で。
Rinさんのお宅では、ご主人が話し好き、そして小さなことでも「ありがとう」を言うそうです。
当たり前をやめたらおどろくほどゆとりができた!の副題がついています。
著者は『 Rinのシンプルライフ』ブログで、マンションから戸建ての家へ引っ越しを計画中であることをアップされました。
RinのシンプルライフPowered by ライブドアブログ
どういうお住まいになるのでしょう、楽しみです。
本には老後のプランをご主人と常々、確認していることも。
- 年金額
- 貯蓄や退職金など資産
- 保険の契約内容
- 親の家のこと
- 介護が必要になったときのこと
- 介護費用はあるか
- 誰に介護をしてもらうか
- 急に倒れた場合に対応してもらうのは誰か
さすがです!
ケアマネージャとして高齢者と接しているから、必要とお考えなのでしょう。
うちなんか成り行き任せなので、ホントしっかりしなきゃ~。夫が今年、還暦を迎えますが、自分たちの介護のことなんて、これっぽっちも頭になかった(@@;)
まとめ
『自分8割、主婦2割 心地よく暮らす大人のラク家事』はRinさんのご著書です。ワーキングマザーとして働いてきた経験から、ラク家事についての工夫と知恵が満載。
図書館にリクエストして購入してもらい、読むことができました。老後への心構えのこともさらりと書かれて、参考になる1冊。
Rinさんのわくわくする気持ちが伝わって、明るく前向きになれる本です。
スポンサーリンク