(2021/02/07更新しました)
転勤や人事異動、子どもの進学・就職等という慌ただしい時期から、少し落ち着いたころでしょうか。
我が家が夫婦ふたり暮らしになったのは2010年、子どもたちの進学と就職がきっかけでした。その頃から徐々に暮らしをダウンサイジングしています。
モノを減らすとともに買わない生活をして、家のリフォームや車の購入も無理をしないように。
暮らしの見直しについてお伝えします。
予算の見通しが立てやすい春
一年の計は元旦にありと言いますが、4月も予算を立てたり目標を決めるには適しています。
そろそろ住民税や固定資産税の通知が来ますし、車を持っていたら車の税金もやってくるでしょう。
これまでの私はけっこうどんぶり勘定のところがありました。
老後資金3000万円なんて貯まっていません。
それで焦る気持ちがあり現在、気にかかるのが次の3つ。
- 家のメンテナンスやリフォーム
- 車
- 老後資金
雪が多い地域なので屋根はトタンです。
去年は夫がDIYでペンキ塗りをしました。
7年周期で必要ですが、次回に塗るのは夫が65歳の予定。屋根に登らせるのが心配です。
さて、収入に対して平均的な支出を元にした、予算割合があります。
- 貯蓄は20パーセント
- 引っ越しや更新料を含む家賃 や住宅ローンは25パーセント
- 食費20パーセント
- 水道光熱費5パーセント通信や雑費10パーセント
- 自由に使える費用として交際費や自己投資などが20パーセント
- 医療など予備費として5パーセントほど
月の手取りが30万円の世帯なら住宅費は7万5千円が目安。
そして食費は外食も含めて6万円、貯蓄や投資は月に6万円を目安に。
ただ、持病があると5パーセントの医療費で収まらないかも。
また、歯が良くなくてインプラント治療となると数十万から100万円以上かかるようです。
50代になると歯も目も悪くなり、足腰も衰えがちになり、若いときと同じようには働けないことがほとんど。
節約するにはまず、家の中を確認するのが最善です。
暮らしのダウンサイジング
私は築26年の小さな戸建てに住んでいます。
メンテナンスが必要ですが、今のところ大規模なリフォームを考えていません。
というのはもし夫に万一のことがあれば、ひとりで持ち家を維持できる自信がないのです。
屋根のペンキ塗りもそうですが、冬場の雪かきもたいへんで……。
そうなれば家を処分して、たとえば娘の住む町に小さな部屋を借りて、ひとり暮らしをするかもしれません。
働ける限りは何でもしようと思います。
また、私が先に逝き、夫は長生きする可能性も大いにあります。夫の家系は長命ですから。
その場合も家事を一切しない我が夫 が、家を持て余す心配がある……。
考えれば考えるほど、できるだけモノを少なくしたいと思います。
年金だけで暮らせるの?
私は夫と細々と自営業で生きてきたため、年金はとても少ない。
満額を受給しても生活保護レベルですから、医療費がかかるとフキノトウ料理や雑草ばかりの食卓となりそうです(@@;)
定年後についてこんなコラムがありました。
実は夫婦二人で約22万円という試算が出ているが、年収500万円前後の平均的なサラリーマンの場合、公的年金はおおよそ15万円くらいです。
税金や社会保険料を引くと12~13万円くらいです。
ましてや自営業者の場合は満額もらっても夫婦二人で12万円台で、生活保護レベルと変わりません。
配偶者が存命中は、配偶者の年金もあるからやっていけますが、死別したり、離婚したりで単身者になった途端に貧困に直面してしまうのです。
生活保護の場合、税金や医療費がタダな分だけ、年金生活者より恵まれているかもしれません。
参照元:定年後の起業 月10万円稼げばいいという気持ちでやるべき│NEWSポストセブン
こちらの記事コラムでは、定年後に起業したときは無理せずに月に10万円を目指すことを提唱。
パソコンやスマホを経費として計上し、妻を専従者にすれば控除もあるので節税に。
そして、事業が成功して会社組織にしても自分は社長でなく従業員として働き、健康保険や厚生年金に加入したほうが、うまみがあるとのこと。
起業は才能と経験、人脈や運も必要。もちろん努力なしにはできません。
そういった運と才能に恵まれたシニアは別として、誰にでもできることは、暮らしをダウンサイジングすること。
たくさんの家具や衣類を持ち続けていると、高齢になってから処分に困る方が増えています。
買わないで今持っているモノを活用しましょう。
まずは使い切る
在庫の棚卸しが大切と痛感しています。
タンスやクローゼットを開けたら、未使用のバスタオルや着ないで仕舞われた服を発掘。
片づけてみると何とムダな!と、絶句の嵐でした。
そしてこの頃は、プラスチックゴミが世界の海を汚染する映像が、テレビで放送されましたね、ご覧になりましたか。
レジ袋やプラスチックの破片が海中を浮遊して、それを海鳥がえさと間違えて食べたり、ウミガメの顔にプラスチック棒が刺さったりというショッキングな映像。
そのうちに大量生産と大量消費は恐ろしいモンスターとなって、人間に逆襲するのではないでしょうか。
スキンケアと服を買うのをやめると、赤字は解消すること間違いなしです。私はとりあえず赤字をなくすことを目標にし、おかげさまでクリアしました。
それとクレジットカードは便利ですが、使わないようにしています。引き落としで預貯金の残高が減ると、気持ちがへこみますから。
収入が減ったら支出も減らす
収入が減ったにもかかわらず、買い物が好きだし、パチンコもやめられなかった夫婦を知っています。
行き着く先は破綻しかありません。
地獄の苦しみをしたと本人は語りますが、どうでしょう、買い物とパチンコをやめていたら、地獄に堕ちなかったはず。
収入が減ったら、必ず支出を減らして借金を増やさない。
手取りのお金で生活することがポイントではないでしょうか。
教育は広い視野で
教育費は子の成績によりますが、圧縮することが可能です。
勉強がキライなお子さんなら、手に職をつけることもおすすめ。重機の運転手やクリーニング業界、料理人にいたるまで若手がいません。
ビッドコインやユーチューブで大儲けすることを否定しませんが、地道に働く真面目さを子どもに覚えさせたほうが、長く食べていけます
経済的ダメージはストレス大
アメリカの女性ユーチューバーが広告料の激減に憤慨してユーチューブ本社で発砲。社員数人にケガを負わせ、本人はその後に自殺しました。
なんとショッキングな事件。
このように経済的なダメージは人を狂わせます。思いもしない方向へ人を走らせてしまう。
一時的にお金が潤っても贅沢はしないほうが賢明だと、50代になって気づきました。
不景気になると犯罪が増えるのは、お金の問題が人に与える影響が半端でないからです。
2020年の東京オリンピック後は大きく景気が落ち込むと予想されていますから、いまから用心して、慣れておくと後がラク。
まとめ
生活レベルを下げることは辛さが伴うのですが、破綻するよりもずっと良いですね。
私はバブル崩壊後に、不景気風が吹き荒れて、経営者が自殺したニュースを記憶しています。
収入が減ったら、見栄を張らずに暮らしましょう。