2020/08/09更新しました。
家を建てて26年、築年数を経ているので、汚れや傷みが出てきてきました。
先日はキッチン排水口のそうじに沢山のコメントを有難うございます!
「一度もトラップを開けなかったのが、スゴイ」
「外回りの排水口の高圧洗浄も必要ですよ、詰まらせると法外な値段になります」
シンクはトラップを外して、奥まで洗浄という発想に至らなかったのですよ。
今日は持ち家のメンテナンスや維持費用についてお伝えします。
スポンサーリンク
固定資産税
わが家はやっと住宅ローンを払い終えました。
収入が減っているなか、子どもを遠方の大学に入れて住宅ローンを払うのは、血を吐く思いでした。
1992年に家を建てた当時、わが家の住宅ローン金利は固定の7パーセントだったし😠
その後、借り換えして最後は変動の2.8パーセント。
金融機関はぼったくりバーか。
いえいえ、金融リテラシーが低かっただけなのでしょう。
交渉できることすら知らなかった。
借りたのは2,400万円。
田舎にしては狭い土地を買い、小さな家を建てたのです。
26年を経て完済し、住宅ローンが終了したので抵当権抹消をしました。
自分で行うことは可能。
1992年に家のローン を組んだときから、毎月11万~15万円を払い続けました。支払総額は3千800万円以上、1400万円も利息を払ったのです。
ローンの支払いができないと家を取られると、もう必死。
そして気づけば、あちこちが傷んで負動産ですよ、まったく。
さてわが家の固定資産税は家が古くなったこともあり、年間10万円余り。
築浅だったときは20万円近かったです。
固定資産税は家が古くなると、評価が下がります。
そして、私の暮らす町は27年間というもの、土地の価格が下がり続けている。
わが家は地方における土地価格がピークの1992年に買い求め、それからずっと資産価値が下り坂ということです。
救いは固定資産税はそんなに高くはないこと。けれどこれが高齢になって、年金だけで生活となると、苦しいに違いありません。
おおよその計算ですが、26年間で350万円超えの固定資産税を払いました。
家に住み続ける限りは払うので、大きいです。
次に家のメンテナンス費についてお伝えします。
トタン屋根のメンテナンス
雪国に暮しているため、屋根はトタンです。
北海道の地震で倒壊家屋が少なかったのは、トタン屋根であるからだと言われています。
雪はふわふわと軽く感じますが、数日間も間断なく降り続けると、屋根の雪は何トンもの重量になります。
そのため雪国では、屋根自体の重さを軽くして、柱の強度を筋交(すじか)いなどで補強していることがほとんど。
北国では真冬の地震ほど怖いものはありません。停電で電気がこないのもそうですが、屋根に雪が重たくのっているとき強い地震に遭うと、倒壊の危険性がかなり高くなる。
スポンサーリンク
ペンキ塗りは6年に一度
トタン屋根のトタンは、亜鉛メッキ鋼板。
何年かすると錆びます。海のそばに家があると、3年に1度はペンキ塗りが必要かもしれません。
うちは内陸部のため、6年に一度トタン屋根をDIYでペンキ塗り。
屋根の中央に溝がある無落雪という構造なので、そんなに危険ではないから夫が塗っています。
業者に頼むと塗る面積に寄りますが、約10万円~20万円 。
自分でDIYでやると、ペンキ代と刷毛などで2万~3万円で収まります。
ペンキ塗りを怠ると、トタンが錆びて穴が空いて、雨漏りがします。そうなると屋根全体の修理で100万円以上となるでしょう。
外壁
わが家の外壁はサイディング壁です。
建築時に割安で済むのですが、10年に一度は足場を組んで塗装したほうが良いとされています。
サイディング壁は風化すると、ボロボロに剥がれてしまう。近所にそういうお宅があるので、目にすると悲しくなる。
夫を亡くした高齢女性が独りで住んで、自分の未来の姿かと思うのです。
外壁の塗り替えは屋根よりずっと高額。
13年前に全面的にシリコン材を含んだ塗料を、業者に塗装してもらいました。
サイディング壁のつなぎ目であるコーキングも取り替えて、これがけっこう高く50万円以上。
外壁とコーキング、足場などを入れて150万円ほどかかりました。
そろそろまた外壁塗装が必要な時期です。
持ち家は屋根と外壁のメンテナンスにほんとお金が掛かります。
26年間で掛かった家の維持費をざっと計算すると……
2003年に行った外壁塗装 が150万円
固定資産税がおよそ350万円
屋根のペンキ代2万円を4回で8万円
合計508万円
住宅ローンのほかに、500万円!
リフォーム費用は値上がりしている
建築費はここ10年で非常に上がっています。
資材の値上がりと人件費の高騰はおどろくほど。鉄鋼などは中国からの需要がさかんで値をつり上げたわけで、もろに影響が出ています。
リフォーム関連の物価上昇率は6・1パーセントに達しているという話も。
日本はデフレから脱却できていませんが、建築関連は毎年、確実に高くなっているのでしょう。
高齢者のなかには、このリフォーム代の捻出に困るケースが増えている。
たしかに今にも崩れそうなお宅を散見するこの頃です。
後悔していること
家を建てたのは夫が33歳、私が28歳 のときでした。
- もっと早くに住宅ローンを終わらせていたら
- 金融機関に金利の交渉をしていたら
- 子どもたちが小さいときもっと節約をすべきだった
- もっと家を大切にして、隅々に目を配るべきだった
若かったので、家をぞんざいにしてきたところがあります。
主婦歴30年にして初めて、排水口のトラップを開けてそうじするほど、家のメンテンナスについて素人でした。
「冬に配水管が詰まって、うちは昭和50年に建てた家だから、配水管をもう一本通すことになり、20万円かかったのよ」と、あるマダムから聞きました。
住まいって、ホントお金が掛かるんだなと、つくづく感じます。
まとめ
持ち家は古くなれば、メンテナンスにかかる費用が大きくなります。
わが家もご多聞にもれず、あちこち修理が必要となりました。
現役で働いているうちに、修理できるところはやっておくことがポイントかもしれませんね。
わが家も、来年か再来年にはと考えているところです。
そして固定資産税も26年分を計算すると、けっこうな額でした。
家の維持費を念頭にお金を貯めることが、大切なのでしょう。
最後に私が感じているメリットは、持ち家で子育てができたこと。壁の落書きにも思い出が染みついて、懐かしさに気持ちが和むことがあります。
関連記事をいかがですか
スポンサーリンク