2019/03/24更新しました。
私には30歳と27歳の娘がいます。
長女は学生時代からとにかくおしゃれが好きで、服に目がありませんでした。
「可愛い」「ステキ」「私に似合いそう」
ちょうどファストファッションのお店が地方にもできて、娘はバイト代が入ると、一目散に買い物三昧。
部屋中に着るモノがあふれて、床に積んだファッション雑誌は雪崩を起こし、そうして就職が決まると、部屋を片付けることなく都会へ転居したのです。
そんな娘から夕べ「モノを買わないようにしているんだ」というラインメッセージが届きました。
どんな心境の変化があったのでしょう。
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欲しい気持ち
長女は現在、マレーシアに移住して、日本人がオーナーの美容室に勤務しています。
マレーシアは多民族国家。
マレー人が多いけれど、中華系が経済を握っています。
1枚目の写真は、クアラルンプールのショッピングモール。
目の惹く大きな吹き抜けは、風水で金運がよいとのことでした。
世界中のブランドショップがそろい、伊勢丹や紀伊国屋書店も出店し、日本人は3万人ほどが住んでいます。
さて、10年前のことです。
都内に就職が決まったとき、あわただしく引っ越ししなければならず、自室の掃除をする間もなく、故郷を後にした長女。
私がファッショングラビア誌をひもで縛って、リサイクルの日に出したり、散乱した洋服を始末したり。
重くて、大変でしたね。
卒業シーズンには、きっと同じような経験をされる親御さんは多いでしょう。
子どもは育てたように育つと言いますから、後始末を担うのは、わが家に限れば仕方がない。
私自身、子育ての期間は家を汚部屋にしていたのです。
捨てて捨てまくって、人間らしい住まいに。
断捨離を進めていくと、無駄な買い物をして、お金がもったないなかったと、そんな気持ちになる方が少なくありません。
はい、気軽に買えるものは、たいていゴミになりやすい。
お金がないとわめきながら、私はせっせとムダ遣いにいそしんでいたのです。
靴の収集家がミニマリストに!?
3年前に娘の部屋に出かけた時、靴の多さに驚いたことがあります。
ハイヒール、スニーカー、サンダル靴……
靴が大好きで、靴の収集家だった長女。
棚に並び切れなくて、床一面に並べてありました。
ちなみにマレーシアは日本のように靴をぬぎません。
玄関とリビング床の区別がない。
50足くらいありましたね。
ええ、服も相変わらず多かったです。
給料を靴と服に注ぎ込んでいるのかと感じたくらい。
その娘が、「もう買わない」とラインメッセージをくれて、「どうせゴミになるのだから、最小限のモノだけで暮らしてゆく」と、まさかのミニマリスト宣言。
びっくりです。
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モノより体験へ
物欲にまみれていた娘ですが、買うことの空しさを知ったのかもしれません。
また片づけのこんまりさんがアメリカで話題になったり、やましたひでこさんはアジアで断捨離広めたりしていますから、その影響もあるのでしょう。
親の私としては 少しでも貯金に回して、将来に備えてほしい。
美容師は体力勝負ですから、いつまでも技術者としてたくさん稼げるわけではないので。
しかし、娘は結婚した日本人の夫と、休暇の度にアンコールワットやタイなどの旅を楽しんでいる。
モノより若いうちしか出来ない体験へと、興味が移ったようです。
まとめ
物欲まみれだった娘 が、「いずれゴミになるのだから、買わない」と、宣言をしました。
意識は月日とともに変わるのですね。
モノより、旅行など自分に投資したいようです。
もう一人の娘はただいま子育て中。
「使わない家電や小さくなったベビー服をメリカリに出品して、居心地のよい空間を作っている」
やはり、モノにこだわらずに生活。
親子でシンプルな暮らし方や「モノを持たない生活」で話がこれからも盛り上がりそうです。
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