NHKEテレ「ドキュランドにようこそ」で「365日のシンプルライフ」が放送され、私は初めて見ることができました。
NHKプラス見逃し配信で視聴。
フィンランド・ヘルシンキの青年が、自分の生き方をリセットする物語で、本当に大切なものについて、考えます。
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365日のシンプルライフ
北欧フィンランドといえば、寒い国ですが、「365日のシンプルライフ」の主人公は、裸で部屋を飛び出して、貸し倉庫へ急ぐのです。
持ち物をすべて倉庫に預けて、暮らしを見つめ直すための実験に入ったから。
まず必要だったのは、コートです。
それにくるまって、床に寝る。
1日にひとつのモノしか取り出せない。
過酷なルールを自分に課して、毎日ひとつずつ自分の部屋に持ち帰る。
この映画は2013年の作品。
ヘルシンキの青年が「人生とは?幸せとは?」への答えを探して、文字通り裸一貫となってみる。持ち物を全て倉庫に預け、1日1品だけ持ち出す…
1年間の実験の結果は??
彼女にフラれ、物があっても心は満たされないと感じたペトリは、いったん人生をリセット。丸裸で、冬のフィンランドの町に出る。
必要なものを1日1つだけ選んで、空っぽのアパートに持ち帰る毎日を送る中で、家族や友人との関係や社会のあり方について自分なりの答えを見つけ出していく。
そして、新しい恋も…自分自身をネタに、自ら撮影した映像でつづる自分探しのドキュメント。
撮影は友人が手伝ってくれたそうです。
裸足で雪の上を走るなんて、心臓に悪そう。
中高年はやめておいたほうが無難です。
祖母の言葉
「持ち物は僕の本質を表わしている」
『僕』は彼女にたくさんの便利なモノや、良いグッズを持っていることを示して、歓心を買ってきた。
しかし、手ひどくフラれて、モノは僕の心を全く満たしてくれないことに気づいたのです。
祖母の家に行き、若い頃の話を聴く主人公。
「戦後はみんなモノを持っていなかったわ。
私は若い頃は色んなモノが欲しくて買い物をしたけれど、老いた今はあるモノで間に合わせて、それで充分よ」
フィンランドは1939年、ソ連に侵攻されて冬戦争に。
長く苦しい耐乏生活が続いたのでしょう。
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モノの有り難み
「365日のシンプルライフ」で、祖母は「冷蔵庫が一番、大切よ。食べ物を保管できるから」と言います。
主人公は冷蔵庫よりもマットレスを早く、倉庫から取り出して部屋に置きます。
ぐっすり眠れて、物のありがたみをしみじみ噛みしめるのですね。
その後、祖母は転倒してケガをして、施設に入ることに。
賃貸の部屋を明け渡すため、孫の主人公たちが要るものを確認しようとしますが……。
何より祖母の存在が大切なことに気づいて、胸を詰まらせるのでした。
今年は義母と実母を亡くし、私は心にぽっかり穴があいた心持ちです。
賀状は欠礼させていただきます。
本当に大切なものとは?
主人公は生存のために必要なものは100コ。
便利に暮らすために、もう100コが必要と思います。
何かを所有すると、負担が増える。
そして祖母と面会して、新しい恋人ができたことを知らせるのです。
「女は男より、多くの物を必要とするけれど、家庭を築くために必要なのは物ではなくて心よ」と、アドバイス。
モノを多く持たなくても暮らせるチャレンジを、2023年はしてみたい!
とても話題になった映画です。
まとめ
リウさんがTwitterにて、NHKプラスで視聴できることを教えてくれました。
モノは負担になるけど、それを選ぶのは自分 - リウのくらしの絵日記
いつも情報をありがとうございます。
私も主人公のおばあさんのように、あるモノで間に合わせて買わないようにしたい。
「365日のシンプルライフ」を見逃し配信で観たので、心に残ったことをお伝えしました。
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