このところモノがまた、あふれてきたわが家です。
それはBS朝日「ウチ断捨離しました」を、しばらく見ていなかったせいかもしれません。
令和3年5月24日の内容は、お母さんの介護のため大手企業を早期退職して介護し、看取りをされた63歳のシングル女性が登場。
モノが多すぎる家は、ホコリにまみれ、最愛のお母さんのお骨も部屋にありました。
家族が亡くなると、喪失感に長く囚われるのだろうと感じたので、感想をお伝えします。
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親の介護と看取り
神奈川県川崎市の2階建ての戸建てに暮らす、63歳の惠さんが相談者です。
この家は、お母さんが建てた家。
お父さんが12歳のとき亡くなってしまい、お母さんはひとりで、娘ふたりを育てました。
惠さんは次女。
お母さんとお姉さんの3人で和やかに暮らしていましたが、お姉さんが病死され、お母さんも脳こうそくとなり、惠さんは会社を退職。
介護をされたのです。
そのお母さんも3年前に92歳で亡くなり、惠さんは茫然自失のままだったのでしょう。
家の中は、玄関先からモノがいっぱい。
どの部屋も母と姉の遺品が詰まっていますし、惠さん本人の物も。
やましたひでこさんは「過去のモノが、前向きな思考の妨げになっている」と、アドバイス。
これからの人生のために片づけて、モノを減らすことを提案しました。
ギトギトキッチン
このブログの画像は、わが家の実態をさらしたものであることをご了承下さい(>o<)
私の家のキッチンは、29年前に家を建てたときからのもので、古い。
惠さんのキッチンはやはり古く、そして汚れていました。
「家事はすべて母がやってくれたので、片づけや掃除、料理は苦手。なにをどうすればよいかわからないのです」
63歳の惠さんは、女学生がそのまま老いたような雰囲気の方。
現在は、市役所の嘱託で働いています。
「母の死から3年経っても、気持ちの整理が付きません」
断捨離を継続することが、快適な生活のポイントですね。
玄関から片づける
靴箱が3つもあり、古靴もたくさんある惠さんのお宅です。
やましたひでこさんは最初に、玄関からの片づけを勧めました。
「必要なくつを選びましょう」
そう言われても、なかなか選ぶことが出来ない。
つい「これも履ける」「あれもまだ使える」と、処分できません。
「空間を意識して見て。ひとり暮らしに靴箱も多すぎですよ」
靴箱を撤去すると、出入りが楽な玄関に。
さらには玄関近くの納戸には、5年も前のお歳暮が包装紙のまま、しまい込んである。
「母が入院していたときは、精神的な余裕がなく、お歳暮もそのまま積み上げていたんですね」と、当時をふりかえったのです。
断捨離とそうじは、精神的に余裕があるうちに習慣にしたいですね。
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キッチン
- キッチンの片づけは、まず賞味期限が切れた食品を処分すること。
- 不要となったキッチンウエアを、ゴミの袋に入れること
- 使わない食器を断捨離し、減らす
ところで、独身の惠さんの生きがいは、ロックバンドの「スピッツ」。
1995年からファンとなり、コンサートにも出かけたそう。
食器棚にはスピッツのマグカップが飾り、必要な食器だけにしました。
ご遺骨が鎮座すべき場所
お母さんが描いた絵や、お花の先生だったため花器もたくさんあり、「母の遺品を、まだ手元に置きたい」という惠さんです。
ご遺骨も、リビングに。
四十九日を過ぎたら、お墓や納骨堂に安置するのが一般的ですが、コロナ禍の関係で、ご自宅に置く方も増えているのかもしれません。
自宅に安置するときは、祭壇や仏間、またはご供養のためのスペースを設ける。
惠さんのリビングに仏壇がありますが、その部屋は片づいていません。
そこで、断捨離トレーナーが手伝い、ご遺骨を安置するスペースを確保しました。
さらに、やましたさんのアドバイスで、すっきり。
私は、納骨したほうがお母さんも安心するだろうと感じますが、ご遺族の惠さんはお母さんと一心同体の気持ちがお強いのでしょう。
おひとり様の生き方
独身のまま親と暮らして、介護をされ、看取りをされる60代は多くなっていると感じます。
ひとりで親亡き後も、30年くらい生きるわけです。
私は現在、夫婦ふたり暮しですが、いつかは死別するはず。
単身世帯になる心構えが、だれにも必要なのだと痛切しました。
お墓があっても、自分の代でお終いとなれば、その手続きが必要です。
老いるに従い、血縁や地縁が薄れていくことに対して、どうするべきか。
「ウチ断捨離しました」テレビ番組を視聴して、しみじみと考えさせられました。
この回は、TVerにて5月31日ころまで視聴可能。
惠さんが活き活きと、自分の暮らしを楽しめたら、すてきですね。
企業にお勤めの経験があり、家があるので、充分に生活できるでしょう。
日本のシニアは、老後不安が大きいとのこと。
生活コストを下げることが、ポイントになります。
まとめ
仲良し親子は美しい。
しかし、親は子よりも早く亡くなるのが一般的です。
今回のケースは、愛する肉親の死を受け入れるまで、3年の月日が必要だったのでしょう。
やましたひでこさんは「迷ったら、空間を意識して」と、仰いました。
私も自分の家の空間をさらに見直そうと、思います!
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