アメリカでは新型肺炎コロナウィルスによる死者が、50万人を超えました。
なんと第一次世界大戦と第二次世界大戦、ベトナム戦争で亡くなった人の合計を超えたと聞き、驚きます。
一方、日本人でコロナ感染症でお亡くなりの方は、2月22日の時点で7,549人。
日本では出生数が過去最低となりましたが、死亡者数が11年ぶりに減少とのことで、統計からうかがえることをお伝えします。
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日本の犠牲者
私が驚いたのは、アメリカのコロナによる死亡者50万人で、第一次世界大戦と第二次世界大戦、ベトナム戦争という、3つの戦争犠牲者の合計よりも多いということでした。
それでは、第二次世界大戦に日本人は、どのくらい死者が出たのでしょうか。
答えは!
第二次世界大戦の日本人の犠牲者は310万人と、大変な数です。
軍人や軍属が230万人、民間人80万人。
- 広島と長崎に原子爆弾が投下され、放射能の炎に一瞬にして焼き尽くされた。
- 東京大空襲や各地の港・工場・町への爆撃
- 沖縄戦
1940年の日本の人口が7,300万人。
1945年の人口は7,199万人。
1・5パーセントも人口が減りました。
1億人を突破したのは、1970年です。
戦後25年を経てから。
2018年には、1億2,652万9,100人となり、世界10位。
一方、アメリカの人口は2018年の統計では3億2,716万7,434人の世界3位です。
アメリカは国土が広く、資源も豊か。
日本は初めから勝算が、ほとんどなかったのかもしれません。
それにしても、 この小さな島国である日本が、大国の植民地や属国にならずに、独立国としてやってこれたことは奇跡といえそうですが、敗戦後はアメリカに占領されました。
米国による日本占領は、1945年9月2日に米戦艦ミズーリ号上で行われた降伏調印式から、サンフランシスコ講和条約が発効する52年4月28日まで、6年8カ月もの長期に及んだ
しかし、それから復活を遂げて、平和な日本に。
感染症としては、長く日本人は結核菌とも戦います。
作曲家の滝廉太郎や「たけくらべ」を書いた樋口一様、「柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺」を詠んだ俳人の正岡子規などなど、若くして亡くなった方が大勢います。
日本の感染症対策
もともと日本人は世界で一番、清潔好きだと言われてきました。
1年前のコロナ禍により、マスクや手洗いは常識となり、アルコール除菌や最近では空間除菌も話題に。
対策を徹底したおかげで、高齢化社会でも死者が減っています。
2020年の国内の死亡数は前年より約9千人減少したことが22日分かった。死亡数は高齢化で年平均2万人程度増えており、減少は11年ぶり。
新型コロナウイルス対策で他の感染症が流行せず、コロナ以外の肺炎やインフルエンザの死亡数が大きく減少したためとみられる。
新型コロナ: 年間死亡数11年ぶり減 コロナ対策で感染症激減: 日本経済新聞
11年ぶりに前年より死亡者が減った理由は、インフルエンザが全く流行しなかったことも大きいのでしょう。
国民がひとりひとり感染症に警戒したおかげでは、ないでしょうか。
これで、生まれるお子さんが増えたら、人口減少に歯止めがかかる可能性があります。
いまは、マスクや消毒液が多く出回って、1年前のマスク騒ぎがうそのようですね。
塩素系の漂白剤は、薄めて床や手すりの消毒には使えますが、加湿器には絶対、入れないで下さい。
次亜塩素酸ナトリウムを気化させると、たいへん人体に有害です。
ワクチン接種
世界では続々とワクチン接種が進められ、日本にもワクチンが到着。
供給不足が心配されていますが、待っていればいつかは順番が回ってくるでしょう。
ところで中国では、偽ワクチンで逮捕者が80人以上!
中国の警察当局は偽の新型コロナウイルスワクチンを製造・販売したとして80人余りを逮捕し、偽ワクチン3000本余りを押収したと発表しました。中国政府は偽ワクチンを厳しく取り締まる姿勢を強調し、自国のワクチンへの信頼性が失われないよう神経をとがらせています。
偽の新型コロナワクチン製造拠点摘発 80人余を逮捕 中国 | 新型コロナウイルス | NHKニュース
今後の新たな感染症が出現することに備え、日本の国産ワクチンが望まれると、私は考えます。
まとめ
アメリカのコロナ死亡者は50万人に対して、日本は2月21日時点で7549人。
実に日本の70倍もの死者数であり、3つの戦争犠牲者数より多いと報道で知り、驚きました。
日本における第二次世界大戦の犠牲者数310万人ですから、極めて悲惨な敗戦だったことにも気づかされます。
2021年はコロナの収束を願うばかり。
早く安心して元通りに生活したいものですね。
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