新型肺炎コロナウィルス対策により、飲食店の時短営業が続く日本。
肉や魚介類の卸業者も売り上げが落ちている一方、コロナ禍のなかでも業績を伸ばす 業種があります。
そして世界的な金融緩和により、株価は上昇。
日経平均株価は2月8日、30年ぶりに2万9千円に。
二極化が進む日本を生き抜くポイントを考えます。
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コロナ貧困とは?
人の移動が制限されているため、ホテルや飲食店、運輸・観光はおしなべて業績が下がっています。
「コロナ禍で、シフトが減った」
「アルバイト先の居酒屋が閉店した」
「観光地で土産物店を運営しているが、経営が厳しい」
コロナ禍は、いろんな人々に影響を与えています。
夫婦や家族のみんなが減収となると、世帯年収はかなり下がることに。
とくに非正規雇用の方は、苦しい。
契約を打ち切られたら、失業に直結するからです。
今のところ失業率は3パーセントで、他国に比べると低いのですが、生活水準を下げざる得ない人は相当数いるでしょう。
コロナ禍で見えてきた「豊かな日本」の隠れた貧困 写真24枚 国際ニュース:AFPBB News
炊き出しに若い男女が並ぶようになっています。
思うように仕事に就けないケースとともに、生活保護などの支援から、こぼれる若者が目立つのがコロナ貧困の特徴です。
コロナ富裕層
富裕層は株価上昇による恩恵を受けて、資産が激増とのこと。
これは日本だけでなく、世界的に投資で潤う富裕層や中間層がいて、資産をふくらましている。
メガリッチと呼ばれる超富裕層も、増える傾向です。
お金がお金を殖やしてくれる投資ですが、元手がないことにはどうにもなりません。
1億円を年に5パーセントの利率で殖やせたら、かなり生活にゆとりができそう。
残念ながら、私には夢物語です(>o<)
コロナショックの記事から9カ月、低年収のわが家は青色吐息です。
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深刻な打撃
世界の最貧困層が回復するには10年かかるというコラムがありますが、半永久的に貧困のまま浮上できないおそれが……。
国際NGOオックスファム・インターナショナル(Oxfam International)は25日、新型コロナウイルスによる危機で不平等が拡大しており、世界の最貧困層が回復するには10年以上かかるとの見方を発表した。
「不平等なウイルス」と題した報告書でオックスファムは、新型コロナウイルスの影響によって、ほぼすべての国で一斉に不平等が拡大するという、統計を開始して以来、初の現象が起きていると警鐘を鳴らした。
同報告書は、「世界で最も裕福な1000人は、新型コロナウイルスによる損失をわずか9か月以内に取り戻したが、世界の最貧困層が損失から回復するには10年以上かかる可能性がある」と指摘し、新型コロナウイルスによる影響は平等ではないという事実を強調している。
実際、いくつかの国では少数民族の死亡率が高く、女性が多く働いている業界ほど、新型コロナウイルスによる打撃が深刻だ。
コロナからの経済回復、貧困層は10年以上 オックスファム 写真4枚 国際ニュース:AFPBB News
女性が多く働いている業界ほど、コロナ禍の打撃は深刻。
ネイルサロンや美容室、エステ、温泉宿の女中さんやレストランのウェイトレスなどはコロナが収束しないかぎり、売り上げの回復を期待できないのでしょう。
なかでも、幼い子供達を抱えたシングルマザーはたいへん。
打開策はあるのでしょうか?
上のコラムでは、公共サービスの財源は最富裕層の個人と企業が、相応の負担をする租税制度によってまかなわれるべきと、締めくくっています。
つまり、ビルゲイツやAmazonやFacebookの創始者などの超富裕層が、税負担してほしいという希望的な観測。
金持ちほど税金対策をするから、私はむりではないかと悲観しました。
コロナ後の世界
日本はコロナ対策が功を奏して、インフルエンザ患者が大幅に減りました。
長寿はさらに伸びて、超々がつく高齢化社会 になる可能性が強い。
コロナから回復して117歳のフランス人修道女は、元気に。
日本でも、100歳以上の高齢者は増えていくでしょう。
117歳は驚きですが、日本には100歳以上のお年寄りが8万人います。
島根県には明治43年(1910)うまれの藤井栄さんが110歳。
女性蔑視の失言でオリンピック委員の会長を辞職された森善郎氏は83歳ですから、まだまだ長生きしそうですね。
ということで、コロナ後の日本は老人大国が加速します。
2040年には団塊世代が95歳、団塊ジュニアが65歳に。
ちなみにその頃、貯め代は70代半ば……。
足腰が立つかぎりは働いているでしょうか(>o<)
ところでコロナが収束すれば、富裕層向けの旅行や外食は活況となる可能性が大きい。
もしかしたら大型客船の旅も、人気が復活するかもしれませんね。
生き抜くには?
これから20年で世界は激変し、老人が人口の過半数を占める日本は国力を下げる可能性が(@@;)
海外からの移民が増えて、国防も危ういかもしれません。
風の時代はテクノロジーが加速するので、いかに情報を掴んで、自分で判断するかに命運が握られそうです。
これからを 生き抜くには、50代後半の私の場合、ボケないための脳活と足腰の筋肉がまずポイントになりそう。
2040年は65歳以上が人口の過半数となるため、社会保障が心配。
しかし、この株高で世界最大の年金積立金管理運用独立行政法人であるGPIFの運用益が、最高潮とのこと。
マスコミは赤字のときには騒ぎますが、運用益が黒字のときは素知らぬ顔をする……。
コロナ後の世界経済 米中新冷戦と日本経済の復活! (集英社ビジネス書)
アメリカと中国の新冷戦は、日本にも大きな影響を与えそうです。
まとめ
私ごときが天下国家を憂えても仕方がありませんが、コロナ禍により、富める者のはますます富み、貧しき者はなにもかも奪われる二極化が鮮明になっています。
50代後半の私にできることは、せいぜいボケないための脳活と、足腰が衰えを予防するヨガストレッチ。
テクノロジーと情報がカギを握る時代だと言う心構えは、しっかり持ちたいですね。
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