お盆を前に、帰省を取りやめる方が多い2020年夏です。
私が住む町では祭りが中止となり、活気は失われたまま。
閉店する飲食店が目につき、空きテナントも増えてきました。
10万円が給付されても、国保税や住民税、固定資産税などが高くて、やりくりに困る方もいることでしょう。
貯金を取り崩さないで、節約して暮らす。
それが私のこれから、冬にかけての目標です。
スポンサーリンク
コロナ禍の夏
2020年の夏は当初、孫と娘夫婦が住む東京へ出かけるつもりでした。
2歳3カ月の孫娘は可愛い盛りで「カニカニ♪」と、保育園で覚えたての歌を家で復習し、指でチョキを作り、カニのダンス。
LINE電話で見せてくれたのですが、一方の娘は「7月に少し出社したら、またテレワークになった」と話します。
娘の夫も実家は地方にあり、結局どちらの実家にも帰省しないで、お盆は家に閉じこもるとのこと。
新型コロナウィルス感染症の影響で、散々ですね。
冬のボーナスは今から期待薄の娘夫婦。
おうち時間の充実のために食器を買い足しているようですが、節約モードのようでした。
住宅ローン
この頃、拙ブログで読まれている記事が、住宅ローンに関する体験談です。
住宅ローンは25~40年の長期に渡るため、返済が計画通りにいかないことは誰にでも起こりうることです。
ローンの重みに耐えかねて持ち家を売ったら、精算してトントン。
それだったら良いけれど、 たいていは多額の残債が残ってしまいがち。
住宅ローンは引き落としができないと、金融機関から連絡がきます。
月々の返済額を少なくして、払う期間をのばすということは可能でしょう。
金融機関はいま、マイナス金利のあおりを受けて、経営が厳しい。
不良債権を抱えたくはないので、「金利分を払えば住み続けてもよいですよ」と、答えるかもしれません。
住宅ローンの返済で苦しいときは、とにかく相談することがたいせつです。
宮部みゆきの推理小説『火車』は、親が住宅ローンの返済に困り、失踪。
残された娘が、とても苦労するストーリー。
親が任意売却なり、自己破産なりの手続きを踏まなかったせいで、娘が不幸な目に遭い、詐欺の犯罪者となる。
宮部みゆきは、弁護士の宇都宮健児氏に多重債務の実態について取材して書きました。
住宅ローンの返済に困ったときは、金融機関への相談が先決です。
道は必ず開かれる。
金融機関はヤミ金とは違いますから、まずは相談を。
また、住宅ローンの返済ができないときは、実家に戻るのもひとつの方法です。
定年後の方はとくに都会の持ち家を売り、ふるさとで田舎暮しというケースはわりとありますね。
スポンサーリンク
家計のコロナショック
私の体験では、 住宅ローンと教育費のかかる子ども達が高校、大学のときがもっとも苦しかったです。
幸いにも、夫が60歳のとき住宅ローンを完済しました。
それで、家計が楽になったかというと……。
収入がダウンして、やっぱり苦しい(>o<)
住民税や固定資産税、国民健康保険税に国民年金などが、がっぽり口座から引かれていますから。
税金が高い。
ほんとうにそう感じます。
家のメンテナンス
わが家は昨年、外壁塗装をしました。
築28年を経て、2回目のサイディング壁の塗装です。
費用は102万円かかりました。
私が住んでいるのは寒冷地のため、凍害の心配があり、思い切ってメンテナンスを決行。
凍害というのは、傷んだ外壁に雪や雨が付くと、凍り付いて割れやヒビをさらに広げることです。
北国ほど外壁のメンテナンスは大切といえるでしょう。
やっぱり家は費用がかかります。
しかし、老いてから月々の家賃を払うのも大変。
結局、持ち家を手放さずに住み続けたほうがお得ではないでしょうか。
経済コラムニストによる、地方の持ち家は将来、「腐動産」になると脅すような記事を目にするこの頃。
しかし、賃貸の家賃を払い続けるデメリットを、解説しないのはなぜ?
家賃を払わないと、追い出されても文句はいえません。
そこが持ち家とは、決定的に違います。
買わないチャレンジ
わが家は今夏、冷蔵庫を買い換えました。
約14万円の引き落としが、8月末にあります。
今年はあと、家電を買う予定はありません。
収入を伸ばせない今、ムダ使いをなくして生活防衛するのが最も現実的。
食費を削るのは私の場合ストレスになりますが、もう少し工夫せねば。
わが家は夫婦ふたりで食費が月に4万円以上掛かっています。
なので、5千円を減らして家計を浮かせ、晩秋からの暖房費に充てたい。
代々つづく資産家の家は、きっちり家計を管理していることが多いです。
時代の流れで没落することはありますが、堅実型がほとんど。
私も以前は、ずいぶん「ずさんな家計」でした。
もっと若いときから長期にわたる資金計画を立てていれば……と感じますが、過去を悔やんでもどうにもなりません。
中小企業の倒産増が予想される、秋から冬。
失業者が増えるかもしれません。
絶望しないで2020年後半を乗り切るには、貯金を取り崩す額を最小限にして、コロナ禍の終焉を待つしか、なさそうです。
まとめ
コロナ禍が長引いて、私の町の景況感は「悪い」です。
住宅ローンの返済に頭を悩ます期間が、私は20年以上ありました。
完済しても、家計にゆとりはありませんが、絶望せずにコロナ禍の終焉を待つしかありません。
貯金を取り崩してしまうと体験上、気持ちが鬱々となることが多い。
ずさんな家計を整えることが、乗り切るコポイントになるでしょう。
日々の節約が、家計の救いとなりそうな2020年の後半戦です。
関連記事をいかがですか
スポンサーリンク