2021/02/03更新しました。
娘が、生後9か月の孫とともに里帰りをしています。
きれい好きな娘は毎日、掃除機をリビングにかけます。
ハイハイをする孫が床のゴミを拾って食べないように気をつけているのですが、こんなことを言い出しました。
「掃除と片づけを習慣にすると、お金が貯まるのよ。だから私は育休の間、育児と片づけ、離乳食を含めた食事作りに専念しているの」
なんでも娘が言うには掃除や片づけを続けることで、自己管理能力が養われるそうです。
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住まいは精神に影響を与える
ずぼらな私は、子どもたちが小さいとき家を散らかり放題にしていました。
ふり返れば住まいは私が思う以上に、精神に影響を与えたのかもしれません。
イライラしながら育児をして、怒鳴り散らしていましたから。
住環境の大切さを知ったのは、断捨離と出合ってから。
モノを捨てることに、罪悪感を持たなくて良いという考えは新鮮でしたね。
お金持ちが住む場所にこだわり、住宅にコストを掛けるのは、住まいがもたらす精神効果について、知っているからなのでしょう。
一方で豪華な家を建てても、その後の管理が悪くて荒れた状態もよくある話です。
私が求めるのは、こじんまりとしてスッキリと暮らしやすい家。
捨てても後悔はなし!
わが家の間取りは、キッチンとダイニングにリビングルームとして14畳、あとは寝室と子ども部屋だけなので、田舎にしてはとても狭い。
あふれるモノを捨てて、捨てまくった時期もありました。
膨大な本や押し入れにもタンスにも入らなくなった服、子どもの賞状と卒業証書も捨てました。
捨てて後悔したものは、まずありません。
過去のビデオテープは見返すことが ないし、サイズアウトした服は体型が戻る可能性はないし。
私が片づけと掃除をするのは、迷いや不安をなくして、人生の後半をよりよく生きるため。
過去を悔やむより、前を向いて日々を過ごしたい。
何より50代半ばの私と還暦を迎えた夫は、新たな人生のステージに入りました。
子育ては終了。
たまに遊びに来る孫と娘たちを見守る立場となり、夫婦で寄り添いながら、お互いの自由を尊重する関係に。
現実は老いに向かうわけですが、前向きに考えられるようになったのは、片づけや断捨離のおかげと感じています。
片づけで自己管理能力を養う
娘が言うには、お金を貯めるにはまずは日常の衝動を抑えることと、自己管理能力がポイントだというのです。
- 買い物や食べたいものをちょっと我慢する
- ギャンブルはNG
- スマホの料金をまめにチェックして、有料サイトやメルマガなど課金がないかを把握
さらにこう付け足しました。
「大学時代の友人や後輩、それから会社の後輩を見て感じたことがある。
身の回りの管理がヘタな人はお金の管理もヘタ。それに考え方がイージーで甘い。
高い物を買ってしまって、ランチ代に困る人はたまにいるけれど、そんな人に限って手作り弁当を持参するような堅実さがないのよね」
娘の話は、私の耳に痛かったです。
以前の私は自己管理能力が、相当に低かったからです。
衝動性を直すには
衝動的な人といえば、私の実父に勝るケースはそんなにいないでしょう。
欲しいと思えば、高い車でも背広でも、ぱっと買ってしまう。常軌を逸していて、車を一年で5台も6台も乗り換えたことがありました。
事業の儲けを車とパチンコに注ぎ込む父は、娘の目からすると、金銭感覚が壊れ ているように映ったのです。
それでも親族がお金を融通してくれたため、破産や債務整理のたぐいは80歳の現在までしたことがない。
自分のやりたいようにワガママを通してきました。
ところで、衝動性は脳の前頭葉がつかさどり、老人がキレやすくなるのは前頭葉の衰えによるとされています。
若いときからキレやすく、自分の衝動を抑えられない人は原始的な脳の働きが強いとも言われていますが、しかし、本人は全く気付かない。
衝動性をなおすには、まずは自覚と習慣づけが必要。
実を言うと、私は父にそっくりな性格なのです。
衝動買いが多くて、家計はいつもギリギリでした。
老後はこのままじゃ、貧困に堕ちる!
そこで一大決心。
スキンケアや服を買わない生活に切り替えたのです。
- 買い物を我慢することは、辛い。
- 生活レベルを下げることはストレス
習慣を変えることは痛みを伴うのですが、叶えるためのポイントがあります。
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焦らず、小さなことを「やめる」ことから
衝動性を直すには、まずはたった一つで良いから「やめる」ことが大切でしょう。
服を買わないでもいいし、かわいい雑貨を買うのをやめるのでもいい。ゲームの課金をやめるとかもありますね。
そして毎日、少しずつ身の回りを整えてゆく。
片付けの習慣化とお金を貯めるコツ
娘は育休中ですが、夫婦共働きをして、いずれ家が欲しいのだそうです。
「同じくらいの赤ちゃんを持つママ友がいるんだけれど、マウンティングがすごいんだ。ほとんどの人が家やマンションを買いたいと考えていて、どこのエリアが良いかで話が盛り上がるの」
それで娘はお金を積み立てているとか。
ただ、娘婿はムリをして都内に家を買うのはリスクが高いからと慎重。
私は、今でも若い夫婦にとって家を持つことが夢なんだと、びっくりしています。
私の家は、住宅ローンが終わり、やっと少しずつ貯蓄ができるようになりました。
遅きに失するという格言があるけれど、まあ仕方がありません。
健康を大切にずっと働き続けるつもりです。
お金を貯めるコツは、暮らしを見直して、足るを知ることかもしれません。
それには片付けと掃除が効果的で、片づけと掃除の実践には時間が取られますから、ショッピングモールやデパートへ行く回数は減ります。
結果的に支出を抑えられるでしょう。
まとめ
娘が里帰りして10日間が経ちました。
近日中に新幹線で東京へ戻ります。
「身の回りの管理がヘタな人は、お金の管理もヘタ」という娘の言葉に、考えさせられました。
衝動性が強いと、買い物が無計画で散財しがち。
片づけや掃除を自己管理能力を養うトレーニングと考えて、実践するとお金も貯まるに違いないでしょう。
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