2020/12/21更新しました。
夜中に揺れを感じ、目が醒めて隣室の夫に声をかけました。
「地震だよ」と返答があり、少しすると揺れが収まったので、私はまたもや東北の太平洋沖が震源地かな?と考えながら、もう一度ベッドに戻りました。
台風21号が私の町に近づいたのは9月4日の深夜から5の未明にかけてで、吹き荒れる風のうなり声に眠ることができなかったのです。
6日の朝に起きてから、北海道で震度6強だったことを知ります。(私の町は震度2)
こうも立て続けに自然災害に見舞われるとは!
非常時のために備えたいことや物をもう一度確認したいと思います。
スポンサーリンク
夜中でも待ったなしの地震
北海道の地震は、9月6日の午前3時8分に発生しました。
震度6強の揺れに札幌では液状化現象となり、車が泥に埋まる場所も。
さらには厚真町では震度7の激しい揺れから、ほどなく山崩れが発生し、避難する間がなかったそうです。
折悪くその前日まで北海道は台風21号のために、雨と風が強かったところに地震に見舞われました。
雨でゆるんだ傾斜地が大規模な土砂崩れをおこしています。
家が何軒も押し流され、胸が痛みます。
被害に遭われました方へお見舞いを申し上げるとともに、お亡くなりになられた方のご冥福をお祈りします。
余震がまだ収まらないようですので、どうぞお気を付けて。
家具の置き方
上の写真は夫が寝ている和室です。
就寝中の地震はとっさに逃げることが難しいのに、うちは31年前の婚礼ダンスを処分していない……。
家を建てた当時は、クローゼットを作ってもらうと割高になったため、わが家における衣服の収納はこのタンス。
読者もみなさまは、家具を壁に固定していますか?
寝室や子ども部屋には家具を置かないことを、国も推奨しています。
家具の下敷きになることを防ぐためです。
地震のとき、本棚は凶器になります。 L字型金具やワイヤーで固定し、重たい本は下の段に置きましょう。
ピアノは200キロほどありますが、強い地震で動くことがあります。
また、一般住宅の2階に置いていると 床が抜ける不安もあり、私は思いきって買い取りに出しました。上の記事はピアノ買い取りについて書いたものです。
ホイッスル
寝室の電灯から垂れ下がるひもに、ホイッスルをつけています。
家が倒壊して動けなくなったとき、助けを呼べるかもしれません。
手の届くところに懐中電灯やスリッパも準備しましょう。
情報がないことはストレスにつながる
北海道では地震により、停電しています。北海道電力の発電所が破損して、復旧のめどは立っていません。
公立学校は全校が休校。
家にいてもお子さんはテレビを見ることができないし、電源が必要なゲームもできないので、ストレスかもしれません。
私が経験したなかでは、停電のためテレビからの情報を得られないことで、ストレスもけっこう感じました。
ノートパソコンやiPadの充電もまめにすることが大切ですね。
食料や水の備蓄
東日本大震災のときは、あっという間にお店からほとんどの商品が売り切れになりました。
本当にふと気づいたときには乾電池1本、買えないのです。
お弁当やパンはもちろん、カップラーメンやトイレットペーパーも。ガソリンも非常に手に入りにくかった。
そういうことを考えるとミニマリストをポリシーとしていても、いくらか買い置きはあった方が良いでしょう。
せめて食料の3日分は。
それから飲み水のほか、お風呂の浴槽にも水を溜めたほうが安心。
マンションは災害時に、断水することが少なくないそうです。
非常用持ち出し袋
災害のときはすぐに持ち出せる非常用の袋があれば、慌てずに済みそうですね。
- 飲料水 食料品(カップめん、缶詰、ビスケット、チョコレートなど)
- 貴重品(預金通帳、印鑑、現金、健康保険証など)
- 救急用品(ばんそうこう、包帯、消毒液、常備薬など)
- ヘルメット、防災ずきん
- マスク 軍手 懐中電灯
- 衣類 下着 毛布、タオル
- 携帯ラジオ、予備電池
- 携帯電話の充電器
- 使い捨てカイロ
- ウェットティッシュ
- 洗面用具
- 携帯トイレ
参照元:
災害に対するご家庭での備え~これだけは準備しておこう!~ | 首相官邸ホームページ
スポンサーリンク
明りを安全に確保
日が沈むと停電時は家のなかも外も闇に包まれます。
ふだんなら街灯があるのに、真っ暗。夜が明けるまで明りがないのは辛いことです。
警視庁災害対策課がこのようなヒントを提示しています。
【停電時、身近なもので明かりを確保する3つの方法 】
(1)ペットボトルで簡単ランタン
「懐中電灯を一工夫してランタンに替えることができます。
懐中電灯の上に水を入れたペットボトルを乗せるだけ。
光が乱反射して周りを照らすことができます。
懐中電灯が小さい場合はコップに入れてやってみてください。火を使わないので安全です」(警視庁災害対策課)
(2)ツナ缶でランプ
「ツナ缶の油を利用したランプです。缶に穴を開け、芯を差し込みます。芯には綿のひも等が良いそうですが、コーヒーのフィルタをこよりにして作ったところ、2時間位もちました。もちろん中身も食べました(油が減ってヘルシーかも)」
(警視庁災害対策課)
(3)サラダ油で簡易ランプ
「耐熱ガラスのコップにサラダ油を入れ、キッチンペーパーで着火する紐を作り、アルミホイルで固定します。
1時間使用しても油の量はほとんど減らず、火の勢いも衰えませんでした。
火は何度でもつけられます。
火から離れる際は必ず消して下さい」(警視庁災害対策課)
簡易トイレ
戸建ての水洗トイレは断水にならない 限りは、使えるはず。
また断水になっても風呂の水があれば、流すことが可能。
東日本大震災のときは、避難所のトイレが排泄物でいっぱいになって、困ったと聞いています。
そこで簡易トイレの作り方をお伝えします。
- ゴミ箱のふちにビニール袋をかける
- 中に新聞紙をくしゃくしゃにして敷く
こんな簡単な工夫で、とりあえず用を足すことができます。
地震雷火事おやじ
昔から「地震、雷、火事、親父」と、コワいものを調子よく並べました。
台風は怖いけれど、昨今は天気予報でかなり詳しく進路や影響を及ぼす範囲を示してくれます。
しかし、地震はいつどこで起きるか、全くわからない。
大きな地震は恐怖です!
今年は自然災害が多すぎて、気が休まりません。
そんなとき海外に暮らす娘から、「台風と地震、大丈夫?」と、ラインがきました。
娘が住むマレーシアは地震がまず起きたことがなく、台風もない 。
台風はフィリピンの沖合で発生するため、マレーシアは影響を受けないそう。
都会にいるかぎりは治安も良い国です。
マレーシアの経済は中華系が握り、イスラム教の国王が修めて、ヒンズー教徒のインド人も多いという多民族国家。
東南アジアの新興国だから経済的に伸びる一方で、貧富の差が大きく、かつてほど生活費が安くないというデメリットはある。
でも、地震と台風の不安がない暮しは魅力的です。
日本にこれ以上、災害が増えるようなら海外移住もありかも。
ただし、マレーシアのリタイアメントビザは富裕層にしか与えられません。
娘はワーキングビザで、それも取得の条件は年々、厳しくなっているとか。
そんなことに思いを巡らせつつ「ふるさとの町はとりあえず無事よ」と、娘に返信したところでした。
まとめ
大きな被害をもたらす自然災害が多すぎの2018年。
北海道のほとんどで6日の今日は停電しています。
「ロウソクは火事につながりやすいので、懐中電灯で今夜はしのぎましょう」と、情報番組で訴えていました。
キャンプ用のランタンがあれば、最も安全に灯りが採れるでしょう。
災害列島であることを再認識して、私も非常持ち出し袋の点検をしています。
わが家は食料の備蓄が多めなので、賞味期限が切れていないかも注意したいと思います。
スポンサーリンク