食用菊は東北や新潟県などで、よく食べられているエディブル・フラワーです。
古来より中国では菊の花は不老長寿の薬草とされ、邪気を払う縁起物。
日本では江戸時代から、食用になりました。
わが家はおひたしや酢の物として菊花を食べていますが、中性脂肪を下げる効用もあるとか。
菊の花を中心に、秋を味わう「おうちご飯」をお伝えします。
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食用菊
子どもの頃から私は食べています。
秋になるとパックに山盛りで売られている食用菊。
この日は直売所で1パック税込み100円でした。
でもスーパーだと、298円とけっこう高いときがあるので、安いときにまとめ買いするとお得。
というのは、小分けして冷凍保存すると、いつでも食べることができて、便利なのです。
夫の母はかつて干し菊を作り、手間がかかるけれど、干し菊は香りが高く、甘味が増します。
品種として、黄色い阿房宮(あぼうきゅう)、紫色の「もってのほか」などが知られています。
食べ方
- 花びらをむしって、大鍋にお湯を沸かす
- 煮立ったお湯に塩を少々とお酢少しを入れて、菊の花びらを茹でる
- さっと湯通しするくらいでOK
- 冷水に取り、冷めたら水気を絞って、皿に盛り付ける
菊の花の効用
アク抜きもさほどいらずに、おひたしにして、すぐ食べることができます。
中国では不老長寿の薬草として、3千年の歴史がある菊。
低カロリーの上、さまざまな効用があります。
- 抗酸化作用をもつビタミンC
- 血行を良くするビタミンF
- 皮膚や粘膜を丈夫にするビタミンB2
- グルタチオンによる殺菌と解毒効果
- クロロゲン酸やイソクロロゲン酸は悪玉コレステロールを抑制し、中性脂肪を減らす
お刺身のつまに添えられることが多いのは、殺菌と解毒効果を期待してなのでしょうね。
菊の味は、ほのかな甘味が特徴。
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秋を味わう
秋と言えば、きのこも旬。
マイタケ入りの炊き込みご飯を今年も作りました。
この日のメニューは、炊き込みご飯と菊花のおひたし、マイタケと山菜のお煮しめ、赤ピーマンと玉ねぎの炒め物と、酒の肴に夫の好きな冷凍のたこ焼き 。
マイタケ入り炊き込みご飯
材料
- お米 2合
- お醤油 大さじ2
- 日本酒 大さじ2
- マイタケ
- ゴボウ
- 鶏肉
- ニンジン
お米とマイタケ以外の材料は、前もって炒めておくと失敗しません。
薄味にして炊き込み、もう少し塩気が欲しいときは味塩こしょうを振っても良いでしょう。
秋には毎年作る、わが家の定番。
季節を味わうと、寿命が延びる気がします。
おいしく食べることができるって、幸せに違いない。
お味噌汁やスープに浮かべても、菊の風味が美味。
生の食用菊は、収穫時期が限られています。
一方の干し菊は保存食ですから、好きなときに戻して食べることが可能。
食用菊 もってのほか干し菊(ほし菊)【東北 山形県産 乾物】【RCP】
まとめ
ビタミン豊富で、目にも美しい食用菊をお伝えしました。
さっぱりとして、酢の物や天ぷらもおいしい。
菊そのものには毒がないので、殺虫剤を振っていなければ栽培用も食べることができます。
ただ、観賞用は花びらが少ないことがあるため、食用菊のほうが安心ですね。
菊酒や菊茶として楽しむ事が可能です。
マイタケご飯と菊のおひたしのおうちご飯で、マイ薬膳料理を楽しみました。
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