好きで集めた趣味のモノには、愛着があります。
令和3年7月12日放送のBS朝日「ウチ、断捨離しました」はフィギュアのコレクションやアニメグッズに埋もれた東京の下町・月島のマンションが舞台。
59歳の夫が蒐集したプラモデルやフィギュアのコレクションが膨大で、廊下をまっすぐ歩けません。
家族を巻き込んだ壮絶な片づけが参考になるので、感想をお伝えします。
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夫の趣味と仕事
ブログ画像は家にあるモノや、前に旅先で私が撮影したぬいぐるみであることをご了承ください。
「ウチ、断捨離しました!」に登場されたマコトさん・59歳は、すばらしいフィギュアのコレクションをたくさんお持ちでした。
玄関ドアを開ければ、そこはもう趣味のワンダーランド。
広告代理店に勤務されたときは、アニメ製作を担当し、その後は居酒屋店オーナー、現在はキッチンカーで鯨肉のコロッケやカレーをテイクアウト販売しています。
8歳年上の奥様は、ずっと夫の仕事をサポートし、居酒屋やキッチンカーの調理場で、てんてこ舞い。
フィギュアのコレクションは、閉店した居酒屋に飾っていたそうです。
それを自宅にすべて引き取ったので、家中が倉庫化。
さらには国産牛肉の応援のため、自費で牛の着ぐるみや、鯨肉のキャンペーン用に鯨のかぶり物を作ったマコトさんです。
断捨離の目的
マコトさんご夫婦には、明確な断捨離の目的がありました。
昨年12月にマコトさんのお母さんが亡くなり、コロナ禍のため家族葬を執り行います。
お母さんの友人達が弔問に伺いたいと申し出て下さるのですが、家中がフィギュアのコレクションに占領されているため、招くことができません。
モノを減らして片づけ、母の友人を招き入れ、ゆっくり線香を御仏壇に手向けてもらいたい。
それが、番組に応募された理由。
やましたさんは「愛着がある趣味のグッズは手放しにくい。だから、キッチンで断捨離のレッスンをすると良いでしょう」と、アドバイス。
- 人にあげる
- 売る
- 寄付する
コレクターにとっては魅力的なグッズですから、現金化するのも手ですね。
モノがモノを引き寄せ、呼ぶのは真実 です。
コレクション売却
ご主人は幼いときから、ガンダムファンとのこと。
ガンダムのロボットやラジコンカーを集めていたのですが、実家が中学2年の時、近所のもらい火により焼失。
宝物として大切にしていたラジコンやプラモデル、ガンダムグッズも焼けてしまいます。
「大人になって給料をもらうようになると、喪失感を埋めるように蒐集しました」と、マコトさん。
奥様とは、マコトさんが高校生の時に知り合い、10年の交際を経て結婚。
現在30歳の息子さんと同居しています。
フィギュアのコレクションは、父と息子の共通の趣味。
売却するモノを段ボールに詰めると、46箱に。
業者が25万5,374円で引き取りました。
アニメ雑誌や本は、4万5,870円に。
マコトさんはファッションも好きですが、服は古着でワクチンに寄付。
これは回収キット3,300円を購入し、発展途上国にポリオワクチンを贈るプロジェクトです。
日本の家はモノにまみれ、モノを持て余している お宅が多いのですね。
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本気の断捨離
家族3人で力を合わせて一カ月。
本気の断捨離で、モノが占領していたリビングや寝室がスッキリ。
壁一面の収納棚を撤去したので、お部屋が広々と映ります。
見違えるようなビフォー・アフター。
亡きお母様のご友人が、御仏壇をお参りし、和やかに個人を偲ぶ場面で番組は終わりました。
やましたさんは最後にこう語ります。
「ご主人は自分の趣味とともに、国産牛の応援にも力を入れていました。
私利私欲でなく、応援するパワーがある。奥さんは、そんなご主人をサポートして応援。
モノを惜しむ気持ちはだれでもお持ちですが、それを生かし切れないときは、新しい持ち主へ出発させるのが、ひとつの良い方法です」
この放送回は、TVerにて19日午後7時頃まで視聴可能。
まとめ
夫が趣味人だと、妻の広い気持ちが必要ですね。
コレクションを売却し、30万円ほどになりましたが、費やしたお金は数百万円はかかったことでしょう。
もっとでしょうか。
シニアになれば、モノ減らしは体力がない分、過酷になります。
ましてや、あの世にはなにも持っていけません。
モノよりもくつろげる空間が大切だと知った番組だったので、感想をお伝えしました。
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