松浦弥太郎さんの本「ご機嫌な習慣」を読みました。
「暮らしの手帖」や「くらしのきほん」編集長を歴任した松浦さんは、文筆家であり、クリエイティブディレクター。
たくさんの著作があります。
エッセイ集『ご機嫌な習慣』のページを開き、ホッとする気持ちになったので、魅力を紹介します。
スポンサーリンク
☆松浦弥太郎氏の感性
前書きで松浦弥太郎氏は、このようなことを書いています。
尊敬する民俗学者の宮本常一が編集した「あるくみるきく」が大好きなので、自分なりのあるくみるきく、を仕事の中心にしようと思った。
おおー、宮本常一!
私もかつて、惚れこんで読んだものです。
宮本常一(1907~1981)は、日本中を戦前から戦後に足で歩いて、各地の暮らしを記録した民俗学者。
渋沢栄一を祖父にもつ、渋沢敬三と親交が深かったのです。
私が何度も読んだのは『忘れられた日本人』宮本常一著
戦前の庶民の生き方をルポタージュした1冊です。
自分の損得なく懸命に、離島の港を作った名もなき個人や、馬の売り買いをした博労(ばくろう)が盲目のホームレスとなった話などを収録。
亡くなって30年も経つせいか、この頃は宮本常一の名を聞くことがありません。
それなのに、松浦氏の「ご機嫌な習慣」冒頭にでてきたので、驚きました。
松浦弥太郎さんは1965年、東京生まれです。
この本の文章は、語り口が柔らかい。
素朴なお人柄と、豊かな感性を感じさせます。
☆ご機嫌な習慣とは
この本に書かれているご機嫌な習慣は、ちっとも難しくありません。
どなたでも簡単に実践できます。
一日が終わり、ふうっと一息つき、ベッドに入ったとき、自然としていることがある。
あらゆるものやこと、人、家族、社会など、そういう自分に関わるすべてに、手を合わせ、感謝をすることだ。
「今日も一日ありがとうございました」と必ず言葉にする。
いやなことがあったあった一日でも、楽しくてうれしかった一日でも、そのすべてを学びと捉えて、「いつもありがとう」と、手を合わせ、感謝する。すると不思議と気持ちが、ふわっと丸くなり、よく眠れる。
ご機嫌な習慣22ページ
暮らしのエッセンスが書かれている『ご機嫌な習慣』
私はさっそく眠りに着く前に「今日も一日ありがとうございました」と唱えてみました。
あら、ふしぎ!
気持が穏やかになるじゃないですか。
眠るまえに、幸福感に包まれる♪
大切なことかもしれませんね。
スポンサーリンク
☆ラブレター
松浦氏は『暮らしの手帖』の編集者だったとき、言葉とは何か、文章とはどうあるべきかを、深く考えたそうです。
- 決して上手に書こうとしない
- 読んだ人が目に浮かべることができるように書く
- すべての文章を、愛する人へのラブレターとして書いてほしい
- やさしい言葉で書く
- 短く書く
- 大切なことは繰り返す
- 頭でなく、心に訴える
- 余韻を残す
ブログ記事も、ラブレターに違いありません。
スポンサーリンク
☆ある人気者の口癖
この本には、チャンスを掴むには、「即答力」が大切だろうと書いていました。
問われたら、自分の気持ちを即答できるか。
ためらいがあったら、即答できませんね。
私がチャンスを生かせなかったのは、グズだからだと気づきましたよ。
それと、松浦さんの同い年の友人で、天真爛漫な人がいて、その人の魅力について語っています。
その人の口癖があるんですね。
「すげー!」
その人は、誰の話を聞いても、「すげー!」と即答。
きっとリアクションも心から驚いて、感心したものなのでしょう。
女性なら「すごい♪」という言葉になるでしょうか。
確かに「あなた、すごいわよ」と、言われたら、悪い気はしないかも。
そしてよく考えてみれば、この世に生きて巡り会うことも奇蹟ですから、だれでも「すごい」存在だと言えそうですね。
あなたも私も、実はスゴイ生存競争を勝ち抜いてきた勝者ですから。
松浦氏は「自分で考えて生きよう」など著者多数。
「くらしのきほん」の編集者などを歴任。
このサイトの毎日の言葉が人気だそうです。
2月9日の こんにちは
未来に囚われすぎると、今が疎かになりがち。
私たちは、今を生きている。今楽しめているか。
今したいことが出来ているか。
しっかりと今の自分に集中して、今の自分の声を聴くこと。
忘れずにいたい。
参照元:
老後不安に囚われ過ぎないにしなくては……。
まとめ
松浦弥太郎さんの本「ご機嫌な習慣」を読み、「今日も一日ありがとうございました」と、寝る前に口に出す習慣がすてきだなと感じました。
幸せになる魔法の言葉を唱えると、心が安らかになり、ぐっすり眠れます。
簡単なので、あなたもやってみて下さいね。
関連記事をいかがですか
スポンサーリンク