2020/05/13更新しました。
私の家は新築から27年を経て、すっかり古民家となりました。
住み替えがなく、長い年月を暮らしてきたため、モノが魔物化しています。
子どもたちのランドセルや教科書は捨てました。本や雑誌も捨てたし、夢もあらかたあきらめて、50代半ばの私は空っぽ。
そう思いきや、押し入れを開けたらガラクタがいっぱい!
押し入れのカオスをなくす『捨て活』についてお伝えします。
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捨てられないのは病んでいるから?
モノがあふれやすい世代は、50代以上が圧倒的だ。
そう感じたのは、2019年6月19日に放送されたBS朝日「ウチ、断捨離しました」でした。再放送です。
やっぱり、観てしまった……。
番組の内容は、戸建ての持ち家に住む千葉在住のご夫婦が主人公。
50代の夫は音楽好きが高じて、家のあちらこちらに趣味のCDや本、スピーカーが山積み。奥さんもモノを捨てられずに、和室を不用品の集積場にしている実態から始まりました。
「定年退職したら一日中、好きな音楽を聞いて過ごしたいから、すべてを捨てることなく、保管したい」
足の踏み場もない部屋ですが、こちらのお宅は築20年で新築当時は「おしゃれな住まい」として雑誌に掲載されたとか。
わあ、すごいモノの量だな!
他人さまの家だと、ことさらにモノの量に圧倒されますね。
自分ちは気づかないけれど(-_-;)
要るか要らないか。
その判断が遅れるほど、片づけは大変になる。
やましたひでこさんは、そう説得。
「ウチ断捨離しました」のご夫婦は最初、片付かない理由を互いになすりつけていました。
モノが捨てられないのは、心の問題とよく言われます。
将来への不安や、過去への思い、そして執着……。
番組では、後半でご主人も奥さんに協力的になり、めでたし。
それで一夜明けて、自分の家を俯瞰してみました。
第三者の目で見つめるには、カメラ撮影が有効に違いありません。
一見すると片づいているけれど
天気の良い日は、家中の窓を開け放して風を通しています。
風を通すと気持ちが良いですね。
ただ、土ぼこりが舞い込むので、拭き掃除が欠かせません。
タンスやクローゼットの扉を開け、湿気を追いだすと梅雨時はカビの防止に。
ところで、一見すると 片づいているようで収納場所を開けると、モノがぎゅうぎゅうに詰まっていることはありませんか?
私は今朝、布団を干すために押し入れを開けて、ため息がでました。
まったくヒドイ……。
ついつい肌寒いときに羽織っていた服を、突っ込んでいたのです。
押し入れに限らず、収納は7割以下にして余白を作ると暮らしやすくなる。
頭ではわかっていても、行動が伴わない。
やっぱり、まだモノが多かった!
貧乏人の家はモノが多いというリアル
シンプルで物を持たない暮らしを、私は目ざしています。
それにしても、散歩して細い路地を歩いていると、ゴミ屋敷を目にすることが増えました。
高齢化が進む町なので、住んでいるのはお年寄りが多い。
思うように動くことができないのでしょうか。
高齢女性の家は着るモノや雑貨があふれていますが、高齢男性のほうが深刻かもしれない。
なぜなら、すっかり錆びついた仕事道具が放置されているんですね。
- だれが片づけるのだろう?
- 処分にえらく費用がかかりそうだ!
何軒か、そんなお宅を見かけます。
そして、経済面だけでなく、家族関係も非常に希薄なように映るのです。
人ごとではなくて、わが家もこのままでは、将来は同じ道を辿るかもしれません。
貧乏人はモノが多いというセオリーにも当てはまる(涙)
なんとかしなくては!
商標権の縛りがある3文字は使うことができないので、「捨て活」を採択します。
捨て活
とにかく、押し入れのカオスを解決したい。
ときめくとか、ときめかないとか、その間もなくゴミ袋に突っ込むのが、捨て活と私は心得ました。
- 冬服は多すぎだから、捨てよう。
- 百科事典は重たいし、老いてから捨てるのがたいへんだから今、処分しよう
20分もしないうちに、ゴミ袋2つと本の山。
「もったいない病」を私の中から根絶するには、もうしばらくかかりますが、今日は押し入れに余白を作ることができて満足です。
強迫的ホーディング
日常生活に支障をきたすほどモノを溜めこむ人は、世界中で問題になっています。
強迫的ホーディングと呼ばれ、強迫性障害の一つ。
他人からすると「捨てればいいのに」と感じるモノを抱え込んだり、蒐集したりする問題行動を繰り返す人。
モノの入手を減らすことが効果的なので、買わないこともポイントですね。
私は 服を買わない生活をしていますが、それでも着るモノに困りません。
どんだけ在庫があるんだろうか。
そういえば「こんまりブーム」のおかげで、古着が集まりすぎて、処理しきれないというニュースもあります。
結局のところ、生産過剰なのでしょうね。
地球の資源を食いつぶしていることなので、可愛い子や孫のために、みんなで「あるものを使い切る」運動も必要と思います。
まとめ
戸建ての持ち家は、モノを過剰に溜めこんでしまう傾向があります。
引っ越さないまま20年以上を暮らすうちに、増えてしまうので、意識して捨てることがポイント。
そして、すぐに買わずに「あるものを使い切る」ことで、地球資源の食いつぶしを先延ばしできるかもしれません。
家に巣食うモノは魔物になりやすい。
50代のうちに、スッキリ空間を心がけましょう。
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