亡くなった親が残した不動産には遺品が山積みで、どこから手をつけたらいいのか分からない。
昨今では、よく見聞きする問題です。
2020年4月13日のBS朝日「ウチ、断捨離しました!」を視聴して、私は家族愛をしみじみと感じました。
昭和のガンコ親父は、息子達に厳しかったけれど、それ以上に自分自身に厳しかったのでしょう。
老いても子ども達の世話にはならないと、立派に生き抜いた父親の姿に感じ入ったので、番組の感想をお伝えします。
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遺品が山積み
ブログの画像は、私の家の様子であることをご了承下さい。
さて、両親が亡くなって1年半経った、築40年の実家が、今回の舞台です。
タイトル『SOS!実家の遺品整理 遺品の山から見つけたガンコ親父の生きざま』
53歳の長男が相談者です。
空き家になった実家は、とにかくモノにあふれ、テーブルの上もモノだらけ。
コンピューター部品会社の社長だった父親は家電好きでした。
6LDKの家に、テレビが8台もあるお宅です。
お父さんは亡くなるまで、自炊していました。
認知症患った妻の介護を長く担い、2012年に亡くなると、ひとり暮らし。
そんな父に対して、「子どもの頃の父親は、とにかく恐い人」と、離れて暮らす息子達は口をそろえます。
父親のことを気に掛けながら「子ども達の世話には、ならん」と言い張るので、距離を隔たったまま、亡くなってしまったという事情なのですね。
ご供養と断捨離
業者に任せてしまえば、すっかり片づけてしまうことは可能な世の中ですが、長男は自分たち子どもの手で、実家の遺品整理を決意しました。
やましたひでこさんは、うなずきます。
「実家の遺品を断捨離するのは、ご供養に他なりません。
亡くなった親御さんが、何を伝えたかったか、それを見つけましょう」
今回の目標は、三回忌や七回忌などに、親戚一同が集まれる空間にすること。
片づけ手順
- 燃えるゴミを、とにかくゴミ袋へ詰める
- ゴミ袋に詰めるのは、8割。
- 多すぎる食器は、衣装ケースに入れて運ぶと安全
ゴミ袋8割詰めの理由は、重すぎると運べないから。
片づけの最中、息子さんの胸に様々な思いが去来します。
- モノを捨ててほしいと言う息子に、「捨てたくねえんだよ」と父が怒ったこと。
- なぜ捨てたくないのか、その理由が今も分からないこと
そんな息子さんに、やましたさんが語りかけます。
「寂しかったのです。心の寂しさをモノでふさごうとするから、堆積してしまうのですよ」
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本当の父の気持ち
お父さんは子ども達が小さいときは8㎜の映写機に、行楽やレジャーの動画を撮りだめていました。
その映写機は壊れていたので、修理すると、若き母と子ども達、そしてにこやかな父の姿がよみがえります!
「父はこんなに優しい笑顔の人だったのか!」
子ども達は懐かしい思い出を、映写機を通して見ることができました。
親亡き後、子ども達が和やかに交流するところで、番組は終わります。
お父さんは晩年、子どもの迷惑にならないように孤独に堪えたのでしょう。
とても立派な方だったと思います。
妻の介護日記も書いていて、ともすれば折れそうな心を奮い立たせせ言葉が記されていたのです。
すてきなご家族でした。
どうぞお幸せに。
番組には、様々なご家庭が登場して断捨離によって、暮らしやすい空間を手に入れます。
お金を出せばモノがすぐ買える時代ですが、だからこそ片づけて、毎日のそうじが大切ですね。
やましたさんのお肌
テレビ映りがお美しいやましたひでこさんのブログを、拝見することがあります。
1日1食にして、あとはスムージーにしたら、体重が減ったと前に、お書きになって、「すごい、食の断捨離とは!」と感じました。
シミのないお肌に、すっきりとスリムな体型。
やましたひでこさんは日々、努力されているのでしょう。
そのことも今回、感じました。
番組はTVerで視聴できます。
まとめ
やましたひでこさんがアドバイザーとして登場する「ウチ、断捨離しました・SOS実家の遺品整理』テレビ番組の感想をお伝えしました。
親の遺品整理はご供養の気持ちで進めると、故人も天国でほっとされることでしょう。
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