2023年6月2日更新しました
低年金で暮らすシニア女性が、話題の昨今です。
基礎年金だけの受給者は約900万人と厚生労働者が発表しているので、少ない年金でやりくりする暮らしの工夫や、生活スキルが求められているのでしょう。
3万~5万円の年金の人が90歳まで自宅で暮らす際の、老後資金を見積もったので、お伝えします。
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無年金・低年金とは?
国民年金・基礎年金は10年以上の納付が必要です。
払えないときは免除申請すれば、その間もカウントされるけど、未納が続いてしまうと、無年金になるケースがある。
マンガ家や小説家、イラストレーター・自営業者などフリーで働く人は、月々16,520円を納付します。
年間にして198,240円。
夫婦で自営業者だと、年間およそ40万円。
10年で400万円を納付することになります。
夫婦で1,600万円を払ったら、65歳になったとき満額の月々66,050円×ふたり分を受給できます。
老齢基礎年金等(老齢基礎年金+旧国民年金老齢年金)の受給権者(18年度末で約2,200万人)の年金額 分布をみると、月額6万円台が最も多く、次いで月額5万円台及び3万円台が多くなっている
https://www.mhlw.go.jp/shingi/2008/05/dl/s0520-7h.pdf
生涯にわたり40年、国民年金を払うと約800万円の納付額ですが、いろんな事情で納付できない期間があると、低年金となるのですね。
生活保護のほうがラク?
よく生活保護のほうが低年金より受給額が多いし、医療費はタダだからズルいというような意見を見聞きします。
生保の申請ハードルは高め。
- 親族や親戚に扶助可能かの問い合わせがいく
- 預貯金を徹底的に調査され、資産があると生活保護の審査に通らない
- 親族や親戚による反対
本人名義の口座に10万円以上の預貯金があると、生活保護の審査が通らないでしょう。
役所の水際作戦は、コロナ禍以降はゆるくなったと、聞きました。
水際作戦とは申請で訪れた人を、窓口で追い返す作戦です。
税金でまかなわれるので生活保護者が増えると、自治体の財政を圧迫。
その一方で困窮して国民が餓死すると、マスコミ等が批判するため、水際作戦はゆるくなったとされます。
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低年金者に必要な老後資金は?
月々の生活コストによって、必要な貯金額は全く変わってきます。
外食ばかりして、自炊できないと生活費は増大。
なので、この記事では持ち家があり、「おうちご飯」で食事を食べて、つつましく暮らすひとり暮らしのシニア女性として試算します。
電気や水道、暖房費を入れて、月8万円あれば現状、なんとか暮らせそうではないでしょうか。
月に3万円の年金を受給する場合
低年金で3万円しか年金が受給されないと、月々5万円の不足となります。
毎月5万円を預貯金から取り崩すと、65歳から90歳までの25年間で1,500万円が必要。
月に5万円の年金の場合
1ヶ月5万円の年金なら、不足は3万円。
65歳から90歳までの25年で900万円の貯金が必要。
ただし大病したときは、話は別。
そして持ち家の修繕費は入っていません。
あくまで質素に暮らした場合の25年分です。
ちなみに日本女性の最高齢は115歳です。
90歳以降も生活費が必要なら……
長生きリスクに備えるにも限界があります(@@;)
「しらべてみたら」の年金特集は人気です。
外食を控えるしかないとお嘆きの高齢女性は、実は生活保護を受けていらっしゃる。
自炊はせずに、外食ばかり。
飲食店は潤うかもしれませんが、視聴して複雑な気持ちになりました。
自炊スキルは、節約に必須。
まとめ
低年金の人が、90歳まで暮らすには預貯金が頼りになるでしょう。
働けるうちは仕事をすると、不安が減るかもしれません。
持ち家で自炊した場合の65歳から90歳まで、取り崩すための老後資金を試算したことをお伝えしました。
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