総務省の家計調査によると、日本の世帯の平均貯金額は1820万円だそうです。よそ様はそんなに裕福なの! 驚きです。
一方で貯金ゼロは全世帯の33.41パーセント。
さらに分析すると、負債を抱えている中高年はゆとりがない実態が浮かび上がるとか。我が家は住宅ローンが終わったので負債はなくなりましたが、家の修繕費や古くなった車の買い換えなどで、貯まる暇なく出る感じ。
若いときからの人生設計が肝心であることに、今さらに気づきます。
スポンサーリンク
共働きでこつこつ貯金し、億単位を貯めた知人
私の知っているご夫妻は、地元の放送局に勤務し、ふたりとも大変な出世を遂げました。
ご主人は最後に関連の広告会社の社長を務め、ガンになって60代半ばで会社を退きましたが、奥さんは常務取締役として現役。
おふたりとも仕事に人生に駆けて、働きに働いたのです。
億単位の資産を築いて、ご主人は病気が快癒してから日本を脱出し、南国セブ島で悠々自適のゴルフ三昧。
我が家とは大違いで、なんとも羨ましい話です。
社会で大活躍する社長と常務という夫婦と、しがない自営業者では、歴然とした差がでますね。
負債と相殺すれば平均貯蓄額は下がる
そういう富裕層はほんの一握り、 60歳以上でも実際の貯蓄額は743万円ほどではないかという記事がありました。
平均貯蓄額の真実!60歳以上でも実態は743万円? [貯蓄] All About
図は参照元の『平均貯蓄額の真実!60歳以降でも実態は743万円?』から、引用しました。
ほとんどの方は住宅ローンを60歳以降も抱えていたり、子どもの結婚式、孫への援助をしたりと、出費が続くことが多いのでしょう。
私は貯蓄額が低い上に、貰える年金が少なくて頭を抱えていました。でも、多くの方々が同じような悩みを抱えている可能性があります。
みんなで渡れば赤信号も怖くない?!
定年後は暮らしのダウンサイジングせずに、うっかりしていたら借金で首が回らなくなるかもしれません。
シニア世代のカード破産は増加しています。
スポンサーリンク
赤ちゃんにも859万円の借金がもれなく?!
借金といえば、財務省は5月10日、国債や借入金、政府短期証券を合わせた「国の借金」の残高が3月末時点で1087兆8130億円になったと発表しました
1人あたり859万円で、生まれたばかりの私の初孫もそんだけ背負う計算(~_~;)
ところで借金が増えすぎている日本国に、解決方法はあるのでしょうか?
棒引きなんて、アリ?
『経済で読み解く明治維新』上念司著を、家事と仕事の合間に読みました。
歴史がすきなので、面白かったですよ。
- 江戸時代、商人は税金を払わなくても良かった
- 末期の徳川幕府は金庫が空っぽだった
- 諸藩も大変に財政が厳しく、贋金(にせがね)作りが横行した
- 京都御所も全くお金がなかった
- 倒幕のため商人からお金を借りたが、返済せず棒引きさせた
明治維新でもっとも損をしたのは、藩からの禄を支給されていた武士、次が商人。得したのは農地を得ることができた農民ではないかと、著者は本のなかで語ります。
でも、どうでしょう?
東北は度重なる凶作のため、土地を取られて小作になり、売るモノがなくなれば自分の娘を売った貧農のイメージがありますが……。
農民のなかでも商才があった人が商機を逃さず、事業を拡大して大地主になった。もちろんごく少数でしょう。
時代の変わり目
「経済で読み解く明治維新」は、時代が急変すると価値観はがらりと変わることを教えてくれる1冊。
国民の貯蓄は、国の借金の担保である。それなら強制撤収はあり得ることでしょうか。
そして日本の国民の富は、他国からも狙われているのかも。
年金の個人情報がわざわざ中国で入力されたことが発覚し、外国人が日本人になりすまして、年金を受け取る可能性も否定できないけれど、マスコミはその件は騒がず。
- 貯蓄額が大きいからといって、安心はできない。
- 貯金がなければないで、惨めな生活が待っている。
どっちに転んでも、厳しい。けれど、治安のよい日本はまだ救いがあると、ポジティブに考えたいところです。
スポンサーリンク