2024年4月30日更新しました
私の悪い癖のひとつが、使ったものを元に戻さないことです。
とくにリビングで使うハサミは行方不明になりやすく、「どこにやった?」と夫から聞かれます。
探し回って出てくると、「お前は使えば、使いぱっなしなんだから」とお小言。
夫に注意されること30年あまりの私が出合ったのが、『モノを元に戻す技術 片づいた部屋があれが大抵のことはうまくいく』ドミ二ック・ホーロー著です。
もう散らかさないぞ!
スポンサーリンク
スポンサーリンク
決まった位置に戻すことが基本
一つ一つのモノを定位置に戻すと、結局は自分のための時間を手に入れることができるのです。
そう本の帯に書いてありました。
著者のドミニック・ローホーさんは、フランスに生まれてソルボンヌ大学で修士号を取得。
イギリスやアメリカで過ごし、日本の仏教系大学で 教鞭を執っていたことがあります。「シンプルに暮らす」などの著書がベストセラーに。
シンプリストとして知られていますね。
この本の目次を紹介します。
- 片づいた部屋にいると、自分を尊重できる
- 選別するための準備
- 誰にとっても役立つシンプルな収納用品
- 行動動線のルール、近くに置くというルール
- 試行錯誤の先に、よりよい暮らしが待っている
- 結びー結局のところ、片づけは何の役に立つのか
合理的な考え方をするフランス人は、日本人よりもふだんは質素なライフスタイル。
パリは家賃がとても高いため、持ち物も厳選しているとのこと。
ジェニファー・スコット『フランス人は10着しか服を持たない』もベストセラーになりました。
日本人は、やはり持ちすぎなのでしょう。
老いると病気がちになり、片づけようとしても全くできなくなることがあります。
片づけたいと感じたときが、その人の最善の時期にちがいありません。
また、認知症の始まりは、汚部屋で発覚することが多いと聞きました。
認知症になるとキレイ好きだった人でも、片づけができなくなるのです。
脚本家の橋田壽賀子さんは80代なってから、2年間を費やして家を片づけました。
体力があればいくつからでも可能。
散らかった空間はエネルギーを奪う
乱雑さは、そこに住む人をぐったりさせます。
目の前にやるべき課題がいつも山積みですが、目をやるだけでうんざり。
また、必要なときすぐに手に取ることができなくて、いらいらする。
「散らかった空間 が、有毒なメッセージを発します」と、ドミニック・ローホーさん。
『モノを元に戻す技術」31ページにはこんな言葉も。
私たちの社会はあらゆる方法で欲求をかき立て、望んだり消費したりすることは、生きることだと同じというほどまでに欲望を喚起する。
私は地球環境を考えて、むやみに捨てるよりも、家にあるモノを使い切るライフスタイルにチェンジしました。
体型が変わらない限り、今ある服を着回しています。
それでも、思い切って捨てることはありますね。
きのうはセーターを、今日は大型ゴミの日だったので、ガラステーブルを。
ガラステーブルは経年劣化により、もろくなっている気がしたのです。
万が一、遊びに来た孫にケガをさせるとたいへんですから、捨てて気持ちがホッとしました。
いかに自分の心がモノに縛られていたか 。
断捨離のたびに感じます。
定位置に戻すと結局は自分の時間を手に入れられる
「母さんは捜し物が多いんだから」
先月に帰省した次女から言われた言葉です。
反省しています。私はこれまでの人生の多くの時間を、捜し物のために費やしましたから。
ひとつひとつのモノを定位置に戻すと、結局は自分のための時間を手に入れることができるのです。
「モノを元に戻す技術」本の帯から。
定位置にモノを戻すことは、習慣化すれば難しくないのでしょう。
私はつい使った所に置きっぱなしにしていました(@@;)
これが散らかりの原因。
モノを厳選して、迷子のモノの定位置を決めることが大切だったのです。
まとめ
部屋の状態は心を映す。
数年前よりは、マシになりましたが、油断するとモノで散らかり、使いたいときに取り出させない。
意識して、モノを戻すことが大切なのだと、ドミニック・ローホー著『モノを元に戻す技術 片づいた部屋があれば、たいていのことはうまくいく』から学びました。
本の後半は、フランス流片づけメソッドを解説しているので、家の状態にお悩みの方におすすめです。
スッキリと片づいた部屋で、自信を取り戻したいですね!
スポンサーリンク