11月1日放送のBS朝日「ウチ、断捨離しました!」は、以前に登場された70代の「ともこ」さんのその後の暮らしぶりが放送されました。
戸建ての家にひとり住まいのともこさんは、大量のモノに囲まれて、娘たちから心配されています。
断捨離から半年、相談者の暮らしはどう変化したのでしょう。
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服の海におぼれそうな親の家
ブログ画像はすべて、私の家を撮影した写真であることをご了承下さい。
11月1日は放送の「ウチ断捨離しました」は、高齢のともこさんが実は知性派で、読書好きであることと、骨董に憧れていることが明かされます。
- ともこさん 収集癖があるお母さん 74歳
- めぐみさん 40代の次女
前回の放送から半年を経て、リビングはすっきりを保っていました。
骨董がすきな元・ため込み症のともこさん。
寝室はまだ物が多いけれど、だいぶすっきりしています。
2階は4年前に亡くなった高校教師の夫の書斎。
その部屋は、まだ物置。
「一部屋一部屋を攻めていきましょう」
そう、やましたさんがアドバイス。
旅の思い出アルバムを2階へ運びますが、難問はたくさんの服。
モノの海に溺れそうなのは、400枚の服と20個のバッグがあちらこちらにあるから。
捨てたくないともこさんは、4時間かかっても服を減らせません。
物を買い集めた理由
ともこさんは番組で、刺し子のリメイク洋服をお召しになっていました。
画像はコートですが、朋子さんが着ていたのは刺し子のチュニック。
古布を活かした洋服は、デザイナーの一点物ですから値が張ります。
ナチュラルな雰囲気のともこさんに、良くお似合い。
さて、安全な寝室はできたけれど、2階は倉庫で大量にものがある。
3階の屋根裏部屋も、物だらけ。
どうすれば減らせるのか!
次女は頭をひねるのですね。
憧れと現実
なんと、ともこさんは随筆家の白洲正子に憧れて、古民具や漆器のお椀を集めてきたというのです。
さて、白洲正子とは?
答えは骨董や民藝、旅を愛した上流階級出の随筆家です。
夫の白洲次郎とは仲の良い夫婦で、白洲正子の仕事に理解があったようです。
樺山伯爵家の次女として、東京に生まれる。
ともこさんのような70代の方が若い頃、絶大な人気を誇った白洲正子です。
東京都町田市に、白洲次郎と正子の家・武相荘が現在も公開されています。
白洲次郎は戦前にイギリス留学をし、英語が堪能。
いくつもの会社経営に関わりました。
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娘とのバトル再発
ともこさんが捨てられないのは、器だけではありません。
知人からゆずられた障子の枠や、とびら・壊れた座卓も家に保管しているので、娘たちは「捨てろ」の大合唱。
「邪魔だから処分しよう」と次女が言うと、お母さんが宣言します。
「障子を活かして家を、和風リノベーションしたい」
えー!
もっとこの先を考えて!
娘たちは大反発。
どうやらともこさんは自宅を、白洲正子の武相荘にしたいのでしょう。
古くて味わいのあるものを活かすには?
やましたさんが具体的な助言をします。
手入れやメンテナンスが出来る分に絞ろう!
お母さんのモノは1軍2軍3軍~10軍まであるから、選び抜くことが大切ですよ!
毛皮のコートやハンガーを捨てて、服もようやく減らします。
そこでやましたさんが褒めて、赤い漆塗りのテーブルを取り出しました。
直す直すと言って、放置していた座卓は、塗りが剥げてひどい状態。
やましたさんの目利きにより、本物の漆塗りの座卓でなく、ベニヤ板の素材であることが判明します。
漆を塗り直して、使うようなモノではなかった。
それでやっと手放せた!と、娘たちはホッとした表情。
ともこさんは、しみじみと語りました。
「これからは作り手の意匠を感じながら、モノをどんどん使いたいですね」
“執着”に秘められたお母さんのドリーム | ウチ、“断捨離”しました! | BS朝日
この回はTVerにて11月8日の夕方まで視聴可能。
呆れながらも決して母を見放さない娘の姿に、私は感動しました。
モノを活かそう
画像の刺し子コートは、80代マダムから譲られた逸品。
モノは活かしてこそ!
番組を見て、その思いを新たにしたところです。
それにしても日本の家は、しまい込んだモノがやたらと多そうだと感じる番組です。
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