80代の両親が住む公営住宅は、モノがうずたかく積まれて、危険な住まい。
BS朝日「ウチ断捨離しました」8月16日放送分は、孝行息子がなんとか母を説得して、モノを減らそうと奮闘する内容でした。
日本が貧しい時代に育った母は、もったいないからと何でも家に積み上げているのです。
実家の片づけがテーマの番組感想をお伝えします。
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危険な親の家
ブログ画像はすべて、私がカメラ撮影したものであることをご了承下さい。
埼玉県の団地が今回の舞台です。
- 4LDkにモノがぎっしり
- 母いつこさん82歳
- 父は80歳 元銀行員
- 息子 51歳
- 息子の妻 57歳
- 孫息子 19歳
寝室には天井まで服やバッグが積み上がって、睡眠中に地震が発生したら、モノの下敷きになりそうな状態です。
82歳のいつこさんは、日本が貧しい時代に母の手で育てられました。
亡き母の訓戒に、今も縛られているのです。
- モノを絶対に捨てるな
- 財布には常にお金を入れておきなさい。そうすれば貧乏にならず金運に恵まれる
財布30個に入っていた金額
元気ないつこさんは、物持ち。
- 服は100着以上
- バッグも至る所にある
- 財布は30個
片づけ始めると、あちらこちらから財布が出てきて、すべてに2~3万円くらい入っている(@@;)
息子さんや息子の妻、孫が財布を探し出して、ぜんぶでいくら現金があるかとお札を並べます。
なんと!
50万7,412円
家の中にばらまくように現金入りの財布があるということは、いつこさんは家計簿をつけていないのでしょう。
物だらけの家の状態といい、買い物好きで家計の収支を把握しないで暮してきたにちがいありません。
潤沢な年金に支えられてきた80代夫婦。
いつこさんは、内職が生きがいで、そのお金で好きなものを買う日々だったとのこと。
ご主人は、大らかに奥様のすることを見守ってきた様子が、テレビの画面からうかがえました。
50代息子が初めて母に反発
「もったいない」とモノを溜め込んできた母親に、断捨離を勧めたのは息子夫婦です。
タンスの上にもモノが積み上がり、危険な住まいと認識したのでしょう。
しかし、いつこさんは、「捨てられないのよ。もったいない」を連発。
ご主人が捨てた不用品にも「まだ使えるのに」と、未練タラタラ。
息子夫婦は、「お母さんに部屋が物だらけなのは、自分が捨てられないからだと解ってもらうには、どうしたらよいだろう」と、家族会議を開きました。
なぜなら一旦、モノの量が減っても、元の木阿弥に戻ることが、容易に想像できるからです。
51歳の息子は、初めて母に強く抗議。
素直でお母さんのいうことをよく聞いて、反抗期もなかったとか。
いつこさんは、息子の態度に驚愕し、片づけを進め、着古しや使い古した座布団を捨てることに同意するのですね。
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やましたさんの言葉
「モノを大事にするのは、モノを使うことですよ。自分のために、しまい込んできた良い物を使いましょう」
そして、家族はときにぶつかることも、必要。
ぶつかっても大丈夫なのが、家族だから。
「みんなお母さんが苦労してきたことは知っているの。
なにもかも取っておくと、風通しが悪くなり、物が積み上がって危険でしょう。
お母さんが、安全で快適な空間で暮して欲しいから、片づけているのよ」
頑なだったいつこさんも、うなずいて納得。
難攻不落!もったいない母VS.息子終わりなき断捨離バトル 前編 | ウチ、“断捨離”しました! | BS朝日
2週にわたり、前編と後編が放送されました。
物に執着しがちな80代親の家に悩む方が多い。
日本は昭和の高度成長期になるまで物不足でしたから、「もったいない」精神が染み付いています。
親御さんの気持ちを理解して、むりのないように片づけましょう。
この回はTVerにて、8月23日頃まで視聴可能です。
まとめ
頑固で片意地な親御さんに、振り回される息子夫婦ですが、やさしさが一杯。
息子の強い口ぶりに、反省したお母さんが印象的でした。
本音でぶつかっても、わだかまりが残らないのが家族の良いところですね。
番組の感想をお伝えしました。
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