
新米から2年以上を経過したのが、古古米です。
備蓄用の古古米が小泉進次郎農相の一声で、放出される見込み。
元・米農家の義兄が語るお米について、お伝えします。
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玄米で低温貯蔵なら大丈夫だろう

古古米と聞けば、「えー」と、思いますよね。
飼料にしかならないだろうと、私は思いました。
元農家の義兄が言うには「玄米できちんと管理された古古米なら、そんなにまずくはないと思うよ」。
問題なのは、精米したまま1年も経った米。
「白い米が、黄色く変色するんだ。
そうなったら味は落ちる」
お米の品薄が続いています。
小泉農相

江藤さんが「コメを買ったことがない。家の食品庫には売るほどある、支援者が下さるから」と発言し、更迭されました。
新たに就任した小泉進次郎農相は、鼻息も荒く「コメ5キロ2000円代」を主張。
政府が販売する備蓄米は、古古米が60キロあたり1万1010円(税抜き)。古古古米は60キロあたり1万80円(税抜き)です。
「令和4年(2022年)産ので、今まで店頭価格2000円程度でした。令和3年(2021年)産米になれば、それを下回る1000円台。今のところの見込みでいうと1800円程度のものになるかと」
すでにディスカウントストア大手のミスターマックスは、古古米でも5キロ1000円台での販売を検討していると発表。
備蓄「古古古米」どんな味? 専門家「それなりのおいしさ」2021年産5キロ1800円も(テレビ朝日系(ANN)) - Yahoo!ニュース
古古米も出すのですから、やはりお米は量が足りていないのでしょう。
後継ぎがなく、農家が半減している生産地です。
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コメ農家を続けられなかったケース

父祖伝来の田んぼを手放した義兄は、村の人からこう言われたそう。
「農家を続けていれば、コメが高騰したのに」
夫よりも10歳上の義兄は77歳になるため「もう農家はできない」と離農。
田植えは機械化されたといえ、泥に這いつくばっての2番植えや、草取りにあぜ道の補修など、年を追うほどに作業が辛くなったとか。
「去年は高かったが、その前までずつと赤字だったから、息子に農家を継がせられなかった」
サラリーマンのまま米農家も兼業でやると、休日は全くありません。
過剰な減反政策で、水田は大豆などに転作され、コメ余りから一転、令和の米騒動が起きています。
まとめ
古古米でも玄米で適切に管理されたお米なら、食味はそんなに落ちないと、元農家の談話をお伝えしました。
大切なのは精米されてから、どのくらいの月日を経過したか。
精米したお米を常温に放置すると、虫が湧いたり食味が落ちたりするので、低温管理がポイントです。
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