
人生相談の大手小町に、58歳の親の生活が贅沢三昧なので、娘として将来が心配だという記事があります。
親がお金を使い果たして、援助する羽目になれば困るというのです。
世代間の金銭感覚ついて、お伝えします。
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悩みは親の生活態度

実家の親がお金を使いすぎることについて、娘が苦言を呈するケースです。
実家の両親がどんどん贅沢になって心配です。
共に58歳で、子どもが結婚して節約の必要性を感じなくなり散財しているようです。
貯金はかなりあり、退職金ももらえ、祖父母の遺産も入ると、外食や旅行三昧。
先月は食費が10万円を超えたと聞きました。
500万円近くの新車を買う、60歳の誕生日を星がつくようなレストランで祝うとほのめかします。
財産が底をつき援助を求められたら、私たち姉妹は困ります。
還暦近づき外食・旅行三昧で散財する両親…老後に頼られないか心配 : 読売新聞
実はこのお悩みの回答は、難しくありません。
その理由をお伝えします。
援助できないなら断る

お金がなくなったと高齢の親が嘆いたり、育てた恩を返せと脅されたりすることがあるかもしれません。
自分たちにゆとりがないのなら「私も暮らしがぎりぎりだから、支援できない」と、断ることは可能です。
理由は親が未成年の子を育てるのは、生活保持義務です。
ですが別世帯の高齢・親の生活扶助となると、自分の生活に支障がない範囲で支援することが求められているから。
ちなみに子どもへの教育費が多額でも、親は返済を強制できません。
なぜなら返済のための契約を、そもそも結んでいないことがほとんどだからです。
扶養義務

もちろん高齢の親は親族なので、扶養義務はあり、同一世帯ならとくに衣食住にわたる扶助が求められるでしょう。
扶養義務には「生活保持義務」と「生活扶助義務」の2種類があります。
それぞれの内容は、以下のとおりです。
生活保持義務:扶養義務者と同じ水準の生活を被扶養者にも保障する義務
生活扶助義務:扶養義務者の生活に支障のない範囲で被扶養者を扶養する義務
扶養義務者とは?範囲や負っている義務の内容や対象者の範囲を解説
親と離れて暮らしていれば最悪のケースとして、困窮していれば生活保護を受けられる可能性があります。
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生活保護を受けられる?

生活保護の申請ができるのは預貯金5万円ほどで、そのほかに資産や収入がないとき。
生活保護の申請は外国人にはゆるく、自国民に厳しいのが昨今の実情です。
日本人には申請書をくれなかったり、申請しても受け付けてもらえなかったりすることがあるので、福祉専門の相談員に同行してもらうとスムーズかもしれません。
ただし持ち家で、年金の受給額が月々5~6万円ほどあれば、申請は却下されるでしょう。
心配する娘の心理

58歳の親御さんだとバブル期に青春を謳歌した世代でしょうか。
贅沢が身について、お金を使う楽しさを知っています。
それにしても祖父母の遺産があり、退職金のめどが立ち、預貯金も多額にあるなら、親が海外旅行をしてグルメ三昧でも、心配する必要があるでしょうか。
もしかしたら娘はいずれ相続する、その取り分が減るのが、気がかりなのかもしれません。
タワーマンションの頭金に、親の資産を狙っているのかな?
まとめ
貧富のお格差が拡大しているから、世の中には驚くような富裕層がいますね。
大手小町の記事から「実家の親がお金を使いすぎる」について、私見をお伝えしました。
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