長い夏休みが始まりました。
あまりにたっぷりとある時間に、小学生だと体を持て余してしまいがちですね。
そんなときは昼ごはん作りをお子さんに任せると、料理のスキルが身について将来のためになるに違いありません。
2019年7月23日放送のNHKあさいちで、子どもに料理をさせるときの注意点が紹介されました。
熱湯が入ったを持ち上げずに湯きりをする方法など、大人にも役立つポイントをお伝えします。
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熱湯の鍋を持たせない
あさいちの番組では、小学校5年生の女の子が生まれて初めてひとりで料理にチャレンジしました。
作るのは「カルボナーラ」とレタスやトマトのサラダです。
- タマネギ
- ベーコン
- トマト
- レタス
材料を刻むところからスタート。
タマネギが目にしみて、涙がとまらないシーンもありますが、包丁を上手に使っていました。
子ども料理教室を運営する武田昌美代表によると、包丁は切れ味が良いもののほうがケガをしないそうです。
切れない包丁は、変に力を込めないと食材を切ることができません。
それが事故につながりやすく、危ないとのこと。
また、子どもは食材を切るときは注意しますが、スライサーや包丁を洗うときに手を切ってしまいがち。
なので、後片付けをさせても、包丁やスライサーを洗わせるのは、もう少し大人になってからにしましょう。
トングを使う
パスタやそうめんは、大鍋にお湯を沸かして乾麺を茹でる必要があります。
お子さんに料理を体験させるときは、決して煮えたぎるお湯が入った鍋を持ち上げさせてはいけません。
トングでパスタや麺を、ボールやざるに移すようにしましょう。
大人は、つい鍋ごと持ち上げて、流しにおいたボールの中に中身をあけるようにしがちですが、お子さんにはたいへん危険です。
やけどにはくれぐれ注意を。
なお「あさいち」に登場した子ども料理教室の武田昌美講師によると、フライパンで炒める作業は熱湯をわかして茹でこぼすことに比べると、やけどの事故は少ないそうです。
同時にふたつの作業をさせない
冷やし中華は、意外に手間がかかる料理ですね。
キュウリはスライサーで、レタスは手でちぎるにしても、細切りにした卵やハムも切らないといけません。
お子さんに料理を体験させるときは、ひとつの作業に集中させましょう。
麺をゆでながら、キュウリを切らせたりするとお子さんの気持ちに焦りが生じて、思わぬ事故につながりかねません。
大人とは違いますから、包丁で切るなら切ることに集中させると良いですね。
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失敗はあたりまえ
料理はスキルです。
なんども回数をこなすことで、じょうずになります。
お子さんがうまく出来なくても、おおらかに受け止めてくださいね。
「こんなに焦がしてしまってどうするの!」
「あんたは何をやらせても、とろいんだから」
そんなふうに叱られたり怒鳴られたりすると、トラウマになって料理嫌いになりかねない。
おうちご飯を作ってみることは、お子さんが独り立ちしたとき、必ず 役立ちます。
コンビニ食やファーストフードばかりだと、健康を害してしまいますから、お子さんのうちに料理の楽しさを味あわせましょう。
なんどもなんども練習をすることで上手になります。
ぜひ、できたことを褒めて、やる気を育ててください。
えっ?
子どもでなくて、大人のあなたが料理が苦手?
それはきっと回数が足りていないのかもしれませんね。
大丈夫です、趣味のひとつだと考えれば、上達することまちがいなし。
また、 夏はスープやみそ汁で冷えた体を温めると、不調から脱却できます。
お子さんのすきな肉料理に挑戦させるのも、よい思い出になるに違いありません。
野菜のオイル蒸しは、お子さんの野菜嫌いをなおすきっかけになりそう。
まとめ
2019年7月23日のNHK「あさいち」は、夏休みにお子さんに昼ごはん体験をさせるときの注意ポイントが紹介されました。
- パスタや麺類の湯きりはやけどの危険性が大きくなるので、トングを使ってボールや皿に移し替える。
- 包丁は切れ味のよいもので体験させる
- 同時に2つの作業をさせない
- 使った包丁やスライサーを洗わせない
そういえば、うちの長女が中学生のときに、包丁を洗わせたことがあります。刃を手のひらにすべらせて、少しけがをしました。
「なんで、包丁の刃に気をつけないの?!」
びっくりしましたが、料理が終わって気が緩んだようです。
夏休みは学校で経験できない、暮らしの方法を学ぶチャンスですね。
昼ごはん作りは、やけどや切り傷に注意しながら、楽しくチャレンジしてください。
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