2020/09/03更新しました。
私の娘は、都内在住のワーキングマザーです。
数日前から「台風に備えて早めに、水と食料を買い込んだほうがいいよ」と、ラインメッセージを入れました。
しかし昨日、退社してからスーパーなどに買い出し。
すでに商品棚は空っぽの状態で、それでも少しは食べ物を買えたとのこと。
20代ワーキングマザーの娘がなぜ、台風への危機管理が甘いのか。
それは災害の体験が、あまりないからなのでしょう。
台風直前に、備えることができる対策をお伝えします。
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史上最大級の台風
大型で非常に強い台風19号が、日本を直撃中です。
12日夕方に東日本に接近し、上陸する見込み。
東海道新幹線の東京ー名古屋間で12日始発から終日、計画運休するのを始め、JRは在来線も12日から13日は計画運休に。
空の便も大半が欠航とのこと。
11日の午後にTwitterには、アメリカ海軍が関東の港から避難を開始したという情報が流れ、「これは本気でヤバい」と、私は思ったのです。
それで娘にその日の午後5時「非常時に備えて、食品を買いそろえた?」と確認すると、「いや、いま仕事が終わった。これから買いに行く」との返事。
そのメッセージに愕然とした私は、「気をつけて」としか、入力ができませんでした。
品薄
そんな娘が昨夜9時に、ラインをくれました。
「ダーリンと子どもの3人で出かけて、買えるものは買ったけれど……。
パンは一個もなかったよ。
それと、近くの戸建ては窓に養生テープを貼っているんだよね。養生テープ、売り切れでさ、どこにも売っていないの。どうしよう」
強風のときは飛来物で、住宅の窓が割れる危険があります。
養生テープを貼ると、ガラスが室内に飛び散るのを防げることをワイドショーが報じていましたが、勤務があった娘は買うことができませんでした。
強風のときは窓に近づくな
画像は、私の家のリビングです。
窓の開放部が大きい。
風速40メートル以上の暴風のときは、窓ガラスは危険。
養生テープがないときは窓のカーテンを閉じて、ガムテープでサッシ部分に留めておくと、やらないよりはましでしょう。
破損したガラスが室内に飛び散ると、片づけるのも大変なので、そういう事に備えて、厚手の工事用ゴム手袋があると良いのですが。
たぶん、娘は準備できなかったに違いありません。
被害が深刻でないことを祈るばかりです。
そして、風が強く窓ガラスが震えているときは、窓に近づかないことがポイント。
停電に備える
暴風による電線の断線や、電柱が倒れる心配もあるので、停電になったときに備えることは必須ですね。
- スマートフォンの充電
- 懐中電灯のの確保
- 乾電池は多めに
- ペットボトルに水を入れて凍らせて、停電時の冷蔵庫の保冷にする
- カセットボンベとガスボンベの準備
- 携帯用ラジオ
- 飲料水は1日あたり1人3リットルを目安に備蓄
- 風呂の浴槽に水を張ってトイレに使えるように
「雨と風がすごいよ。緊急速報がヤバい。荒川が氾濫するかも!」
お昼前に、娘からまたラインがきていました。
大雨も予想されていますから、川の近くに住んでいる方は避難を始めていることでしょう。
娘が暮らしているのは、マンション3階です。
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乳幼児がいる家庭
娘は1歳半の子どもがいて、夫との3人暮らし。
小さな子どもがいると、日に三度の食事を食べさせて、水分もたっぷり摂らせないといけませんね。
台風19号は今日の夕方から夜更けに、最も関東に接近。
暴風圏が大きいので長い時間、強い風が吹き荒れ、雨が激しく降ることが予想されています。
「ガラス窓から一番遠いところ、そうね、クローゼットに子どもをかくまうのが、良いわよ!」
孫が生きがいの私は、そんなメッセージを返信したところです。
私の娘は東日本大震災のとき19歳でした。
日本海側の大学で学んでいたせいか、防災への危機管理が甘い。
何日も停電になった経験はなく、コンビニやスーパーから食品があっという間になくなる体験もなかった。
それで、台風に備えろと親が何度言っても、ピンとこなかったのでしょう。
まとめ
10月12日午前10時の時点で、千葉県などで停電し、また千葉県市原市では突風で数十棟の家が壊れて、ケガ人と死者が出ています。
私の娘は台風への備えが遅く、きょうも家の中でバタバタとしているようです。
無事を祈るばかりの私は、今夜は眠れそうにありません。
台風の進路にお住まいの皆さま、くれぐれもご用心してお過ごしください。
追記10月14日
千曲川や多摩川など21河川が決壊し、甚大な被害がでております。
心からお見舞い申し上げます。
被害に遭われた方々が1日にも早く、日常の暮らしに戻れますよう祈念しております。
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