2019年11月6日に放送された「ウチ、断捨離しました!」は、私の胸に強く響くものがありました。
ディズニーとコスプレが大好きなお母さんが、家の片づけに取りかかるのですが、長い期間ハマっていたため、かわいい衣装や小道具が山のようにあるのです。
番組の感想と私の経験をお伝えします。
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片づけ番組の見所
BS朝日「ウチ、断捨離しました!」は、やましたひでこさんが断捨離を指南する内容です。
ドキュメンタリーの片づけ番組は視聴率が一般的にどれも良いそうで、私がシリーズを見始めてから1年となりました。
毎回、いろんなケースのご家庭が登場し、たいへん勉強になります。
見どころは、家族との葛藤や登場した方の心の成長ではないでしょうか。
今回、番組に協力された奥様は36歳。
6歳4歳2歳とお嬢さんが 3人、ご主人と奥様のお母さん60歳と、すてきな持ち家にお住まいです。
奥様はカメラ映りの良い美人で、高校生のときからプリンセスなどのコスプレが趣味。
現在は幼い娘さん達とともに家族で着飾って、ディズニーランドに出かけるとのこと。
そのため、服が各部屋に押し込まれ、靴に至っては100足もある。
私はお金持ぶりにびっくりしました。
しゃれた戸建てと可愛い服をありったけ手に入れて、さらにきちんと自分もおしゃれしてテレビ出演できる奥様はすごいと感じたのです。
現実のつらさ
私は、奥さんがファンタジーやコスプレにハマる気持ちに共感します。
現実は辛い。
私事ですが、子育てと家事に追われ、住宅ローン地獄と年収の減少に、気がおかしくなりそうな日々を送ること25年。
その現実逃避が、私の場合は児童文学でした。
あるとき私は、娘の同級生から「メルヘンママ」と呼ばれたことがあります。
童話作家になりたくて修行しているうちに、ファンタジーから抜け出せないほど夢中になった。
家中が本であふれても、夢見ることをやめられない。
公募で落ちまくっても、自分の才能を信じていたかった。
その内面が、私の顔つきに出ていたのでしょう。
現実離れしていた雰囲気を、娘の友達が感じ取ったわけです。
挫折し、夢は夢のままでゲームオーバー。
50歳のとき目が醒めます(-_-;)
番組では、空間を圧迫している状況にやましたひでこさんが「現実に戻りましょう」と語りかけ、奥様は素直にうなずきます。
そして、こちらの奥様はモノを少なくするために決断するんですね。
収納棚を捨てる
奥様は断捨離へ一途に、突っ走ります。
白い収納棚をいきなり処分することを決行。
「それがないと小物や食器はどうするの」という家族の声も無視して……。
自ら車を運転して、ゴミ処分場へ。
それから子ども達にも、片づけを急かす。
家の中はみるみるモノが減っていきました。
同居のお母さん60歳も、戸惑う勢い。
大切な気づき
やましたひでこさんが終盤にふたたび登場すると、
「単に捨てることだけが断捨離ではないですよ。空間に住む家族が幸せであることを最優先に」というようなことを語りかけます。
奥様は薄々、自分の言い方がきつかったことに気づいていたんですね。
家族の和やかな関係が、言葉の応酬でぎくしゃくすることを反省。
私も、自分の言葉と態度に気を付けたいと感じました。
ポータブルテレビ・チューバ―で、11月12日ころまで見ることができます。
まとめ
童話作家を夢見ることで、私は深刻な心の病気にならずに済んだと自分で思っています。
現実逃避もある意味で、必要な場合があるのではないでしょうか。
番組に登場の奥様は、これからも時々はお子さんたちとファンタジーの世界で遊ぶかもしれません。
それが心の栄養となって、お子さんたちと良い思い出になるなら、それはそれでステキなこと。
番組では劇的に空間が片付きました。
よし、私もコタツから出て家を整えるとしましょう。
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