先日、お世話になった方が亡くなったという知らせを、葉書でいただきました。
葬儀は密葬にて相済ませたことと、コロナヘの配慮から弔問等の心遣いはどうか控えてくださいという内容です。
コロナウィルス感染症は、大人数で集まることがリスク要因。
冠婚葬祭が様変わりしていることをお伝えします。
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永眠のお知らせ
3年前まで参加していた、童話の会の主宰者がお亡くなりになりました。
享年 91歳。
それで、奥様が下さった葉書の内容です。
「前略
突然のお知らせになってしまいました。
夫 Ａは2020年6月○日 永眠いたしました。
大腸ガンと診断されて7年、肝臓に転移し、治療して参りましたが、91歳の天寿を全うしてくれました。
生前のご交誼に厚くお礼申し上げます。
故人の生前の希望により、また時節柄 新型コロナウィルス感染症の配慮から、葬儀は密葬にて相済ませました。
お知らせが遅れましたこと、お詫び申し上げます
新型コロナウィルスはいまだ終息をしておりませんので、ご弔問等のお心遣いはどうかお控えいただきますよう、失礼ながらお願い申し上げます。
皆様のご健康とご多幸をお祈りし、ご挨拶といたします 草々
妻 Ａ子 」
お世話になった先生が、ご逝去なさった！
私は葉書を手にしたまま、しばし呆然。
お香典は？
弔問はしないでと葉書にあるから、お悔やみの手紙だけの方が良いだろうか？
それとも現金書留で香典を送る？
どうしようか。
私は悩んで、かつての同人にメールしました。
そうしたら、その方は「私は先生のお宅に何度もお邪魔して、蔵書を何冊もいただいたから、お香典を送ろうと思う」とのこと。
私は先生のお宅に伺ったことはありません。
しかし、ご著書を1冊、献本していただいたし、打ち上げの会などで先生が多めに払ったことも。
ちなみに91歳で亡くなったＡさんは、元大学教授です。
コロナ禍がなければ、立派なお葬式だったかもしれません。
迷った末に、デパートでお線香セットと果物のゼリー菓子 を買い、宅配してもらいました。
お悔やみの手紙も添付。
「大変お世話になり、ありがとうございました。
ささやかなお菓子ですが、どうぞ御霊前にお供え下さい。
返礼のお心遣いは無用でございます。
謹んでご冥福をお祈り申し上げます」と、書いたのです。
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返礼品
そうしたら今日、奥さんからお香典返しが宅配で届きました。
お茶です。
挨拶文も同封されていて、内容にちょっと驚きました。
というのは、ひとり息子が妻とともにアメリカ在住なのです。
コロナウィルスのために帰国できず、葬儀はオンライン参列！
葬儀はオンライン参列というので、驚きました。
そして、息子が帰国できるまで遺骨を当家に留め置くことにしたと、書き添えてありました。
私の長女はマレーシアに海外移住しており、私がなんど帰国を促しても帰ってきません。
わが家も、長女は親の死に目に会えないことを覚悟しなければならない……。
そんな想いがしました。
オンライン参列、家族葬や直葬とともに、これから一般化するかもしれませんね。
まとめ
お世話になった先生が亡くなり、悩んだ末にデパートから線香セットと果物のゼリー菓子を宅配しました。
購入金額は4500円。送料はデパートの負担。
弔意の気持ちを手書きで便せんに書いて、添えました。
コロナ禍により、海外にいると親の死に目に間に合わないことがあります。
また、遠方に住んでいる場合は葬儀にオンライン参列 が、これからは増えそうです。
withコロナの葬儀について、お伝えしました。
なお、個人の特定を防ぐため、職業や病名などを変えたことを、ご了承下さい。
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