若い女性が地元に残らないのはなぜだろう?
クローズアップ現代「女性たちが去っていく・地方創生10年」をNHKプラスで視聴しました。
私が住む地域は未婚の中年男性が多く、しかも高齢化が進んでいます。
番組の感想をお伝えします。
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女性が暮らしにくい地方の実情
若年世代の人口移動を見ると、この10年、全国33の道府県で男性より女性の方が多く流出。
一体なぜ?
そういう問題意識で製作された番組です。
私の娘たちも田舎を出て、都会に暮しているので、大きなことは言えません。
- 賃金が低い
- 民間企業が少ない
- 出会いが少ない
- 娯楽がパチンコくらいしかない
地元にいれば、毒親に給料を全て差し出さなければならない。
そういう声も実際に聞きます。
男尊女卑の伝統が今も根付く日本。
とくに若年女性はハラスメントや、ふだんでも性的な目で見られることも多々あります。
プライバシーなし
長男に嫁いで、もし子どもが生まれなかったら、嫁として欠陥品だと、村の噂になるかもしれません。
親と同居する子ども世帯は、けっこういます。
びっくりするくらい大きな家が多いし、経済的な問題で、家賃を抑えたい若い夫婦のケースなど。
閉鎖的な町村になればなるほど、プライバシーはないでしょう。
「女性として生きる閉塞感は私だけではなかったと知って救われました」
— NHKクローズアップ現代 公式 (@nhk_kurogen) 2024年6月18日
「プライバシーなし、仕事なし、冠婚葬祭で女は台所仕事とお酌係 男は酒盛り」
なぜ地方から女性が流出するのか
記事に寄せられた意見や体験談は260を超えました
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ずっと親元にいるのが良いのか。
そう問い返されると、都会に出ていろんな経験をするのはその人にとって、メリットがありますね。
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家事や育児負担
番組では女性たちの声が多く寄せられました。
- 結婚や出産を押し付けられる
- 家事・育児の負担の重さ
- 男性優位の伝統
- 地域での役割を押し付けられる
子どもが幸せなら、どこで暮らしてもいい。
私はそう思いますが。
消滅する地方
- 婚活支援や子育て支援のニーズとギャップ
- 東京でしか女性の正規雇用がない
- 賃金格差
- 女性の賃金が地方では低すぎる
番組では「だんじり祭りで、妻たちの料理や酒などもてなし接待が伝統的に続いて、負担だった」という声も。
私は町内会の役員をやっているけれど、80代長老たちの時代錯誤には驚かされます。
自分たちが輝いていた昭和40年代から、意識が変わっていない。
口は出すけれど、体は動かず、化石。
年の劫がある自分たちが偉いんだ。
若手は黙って従え。
これでは自治会の活性化はできないし、地方も衰退します。
地方消滅のカウントダウンが始まっています。
まとめ
今どきの女性たちは親の言うことを振り切って、自己実現に邁進。
働き口が少ない地方よりも、都会で暮らしたいという意思を阻止できません。
日本人が減っても、政治家と経団連は安い労働力の移民で人口を維持したいのが、本音ですから、全く解決策がない。
女性たちが去っていく・クローズアップ現代を見て、「もう手遅れだわ」と感じたことをお伝えしました。
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