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嫁入り道具は現在でも使う言葉?新居の家具・家電の今どきの費用

(2019/03/16更新しました()

嫁入り道具という言葉を聞かなくなって久しいです。

そもそも嫁入りというのは男尊女卑ではないか。

そういう議論はもちろんあります。

ジェンダー問題をいまは棚上げしますけれど、私が結婚した1987年当時は、新婦は嫁入り道具を準備して新居へ持って行くというのは、ごく一般的でした。

この記事は結婚の際の支度についてお伝えします。

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変化する結婚の準備

実は私の娘たちは2018年に結婚しました。ナシ婚のため結納などはナシ。ホテル会場のお式も ナシ。

tameyo.hatenablog.com

本人たちが故郷で大がかりな結婚披露宴をしたくないといういう希望だったのです。

このように結婚に関して意識は変化していますね。

もちろん、昔ながらにきちんと結納を交わし、盛大なお式を挙げる方は多いことでしょう。

さて、私が結婚した当時のことを話します。

地方によってかなり違いますが、私が暮らす東北の田舎では新郎側が結納金として例えば100万円くらいを渡すと、新婦側がその1・5~2倍の金額で家具・家電の一式と喪服をふくめた着物を買い揃えて、新居へ運び入れたものです。

「あの嫁っこは、どったらタンスを持ってきたべ?」

「着物は何枚?」と、親戚がわざわざ見物に来るような古いしきたりも。

さすがに現在では結納やお道具を運び入れる際の儀式は簡略化され、行わないことが多いようです。

でも、かつては顔合わせを兼ねて、お席を設けて一献を傾けたり、盛皿やお膳料理を食べたりしたのです。

ところで、昨今の新婚さんは新居に住む際、どのくらいのお金を掛けて家具や家電をそろえているのでしょう。

娘を持つ母としてちょっと気になったので、調べてみました。

結婚の際の家具・家電の費用は?

リクルートの結婚情報ゼクシイによると、新生活のためにかかった総費用・平均は72.3万円。首都圏が58.9万円、関西は101.4万円。

関西はお金を掛けるようですね!

平均で100万円以上なので数百万円をかける方もけっこういるのでしょう。

ま、関西に限らずどこにお住まいでも富裕層なら多額のお金を掛けることができるに違いありません。

娘3人いれば身代がつぶれる名古屋

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かつては着物も嫁入りに欠かせないアイテム

お披露目をする名古屋では、嫁入り道具を新婦の実家が持つそうです。

『娘3人いれば身代がつぶれる』

そのくらい派手にお金をかける風習は今も残っているとか。

名古屋を別にすると、昨今の新婚家庭は若い夫婦が相談しながら買い揃えることも多いようです。

親からの援助は4割のカップル

ただし、結婚式をふくめた結婚費用は、親から援助がある割合はけっこう高い。

200万~300万円未満の援助を受けたカップルは24.4パーセント、300万円以上が14.8パーセントですから、4割くらいのカップルは親からの援助があり、6割は自分たちでまかなっていることになります。

節税対策に効果ありの嫁入り道具

かつて嫁入り道具には娘への財産分与という意味合いがありました。昔は着物に価値があったので、職人が腕によりをかけた和服をタンスに何枚も入れたのです。 

tameyo.hatenablog.com

 結婚後に暮らしが厳しいときは質屋さんに持って行くとお金を借りることができ、返済ができないときは質流れにすれば済む。

いまは久留米絣や結城紬・大島紬など工芸品として確かな品物で、かつ状態の良いものでないと二束三文。

畳めないし着ることができない人ばかりなので、和服を何枚も支度する人は少なくなりました。

代わりに家電や車を持って行くケースが多く、新車だとそれだけでけっこうなお値段。

嫁入り道具として1000万円をかけても税金はかかりませんが、現金で娘に手渡しすると贈与税がかかります。その額は231万円ほどにも。

ですから富裕層の場合は節税対策になるでしょう。

親の思いがつまっている

結婚の際に親が揃えてくれたタンスや着物を私はまだ持っています。当時は父親の事業が順調だったため、見栄えのよいものを持たせてくれました。

 親子関係や人と人とのつながりは徐々に変化したり、切れたりするものだなと感じていますが、嫁入り道具に関しては、親に感謝しています。

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貯め代は結婚費用を援助できるか?

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花嫁のブーケとして人気の洋蘭

娘たちはふたりとも仕事に意欲的なため、具体的な結婚話はまだありません。

しかし、もしかしたら近々、お相手を連れてくる可能性はゼロではない。

私は娘たちに結婚費用を援助できるか?

自分に問うてみました。

ひとりにつき10万円くらいなら……。

その金額は援助でなく、お祝い金ですね。

情けない気持になりますが、右肩下がりの商売を営んでいるため、自分たちの老後も危ぶまれるのが実情。

生涯、現役でずっと働かないと食べていけません。

 節約ではそんなに貯められないな~と、ため息も出ます。

でも、夫婦ともにず~っと働いて、結婚、出産、孫の入学と節目ごとにお祝いをあげることができるように心がけたいです。

*この記事を書いてから、急展開して 2017年に次女が入籍し、翌年孫が誕生。思いがけない喜び事が続きました。

tameyo.hatenablog.com

 

tameyo.hatenablog.co.jp 

まとめ

マンションやアパートに作り付けのクローゼットがあるケースが多く、嫁入り道具は死語かと思いました。

ところがどっこい、親心で新車や高級家具、最新式の家電など持たせるご家庭も少なくありません。

富裕層なら節税対策になるのが、嫁入り道具。

ただ、その新婦もいつかは老前整理が必要になるかも。

そう思うと、あまりにたくさん持たせるのも考えものですね。

平均は72万円です

親からの援助があるカップルが4割ですから、半数以上は自分たちでお金を貯めて買い揃えています。

ミニマリストなら旅行鞄ひとつ、シンプルライフの実践者なら必要最低限で充分というところでしょうか。

嫁入り道具も時代とともに変化しています。

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