先日、還暦を迎えました。
これまでをふり返って私は、主体性がなかったと反省しています。
波風を立てないように、親や夫の言うとおりに生きてしまった。
もっと働き方について考えればよかったと思っていることを、お伝えします。
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働き方
実は会社勤めをしたことがありません。
私が高校を終えたのは、男女雇用機会均等法の少し前。
若い女性社員はお茶くみが主な仕事とされた時代、結婚や出産を機に退社する女性がほとんど。
戦時中に生まれた父親は、「娘を外に出すと、悪い虫がつく」という考え方で、自分の仕事を強制的に手伝わせたのです。
父はすぐ怒鳴って、手を上げるワンマン経営者。
意気地がなかった私は、父が恐くて逆らえません。
父の仕事を手伝っても、もらえるのは月に3万円のおこづかい。
結婚するまでに貯めることができたのは、たった30万円でした。
夫との出会いは、父の知り合いからの紹介です。
父がとても厳しかったため、私は実家をとにかく出たくて、見合いから5カ月で挙式という運びに。
自営業者の妻
若い頃の夫は、優しく頼もしく映りました。
5歳年上だったからでしょうか。
子どもに恵まれ、賃貸の部屋が狭かったので、家を建てたいと思うように。
仕事は順調だったので、住宅ローンを借りることができました。
でも住宅ローンと教育費で、家計は火の車。
そんなとき中学生になった娘が言いました。
「友だちのお母さんはみんなパート勤めをしているから、ママも外で働けば」
自営業の妻として働いていたのですが、娘はダブルワークをしろと言うのですね。
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夫の大反対
リーマンショックの前でしたが、主婦の働き口は地元にはあまりありませんでした。
- 介護施設
- 給食サービスの補助
- そうじの請負
夫に相談すると、「仕事の手伝いがいないと困るじゃないか。うちにいてほしい」と、大反対。
その反対を押し切ることができずに、細くなる一方の仕事を手伝ったのです。
それで家計を守るために、ひたすら節約。
- 服はたまに「しまむら」のセール品
- スキンケアをやめて
- 食品以外は、買わない生活
下の子が大学を終えて、就職したのが8年前。
住宅ローンが終わったのは私が55歳のときです。
一生現役?
60代でリタイヤする方もいますが、働く方が多いですね。
家計簿を付けていると、出費の多さに驚かされます。
一生現役とはよくいったもので、実態は仕事をやめたら生活できないのが本音。
- 固定資産税
- 住民税
- 車検など車の維持費
- 国民健康保険税
- 国民年金
- 光熱費
- 医療費
一番の後悔は、親や夫の反対を押し切っても、外で働いてみるべきでした。
自分の我を通すだけの意気地がなかった。
他力本願だったと反省しきりです。
収入は増えても生活レベルを上げないことが、お金を貯めるコツだとひろゆき氏。
Netflixなどサブスクを契約しないことも有効ですね。
まとめ
私は「素直でいい子」として生きて、とうとう60歳になったのですが、後悔しきり。
老後を見すえたら、厚生年金をかけるべきでした。
救いは娘たちが私を反面教師として、ワーキングマザーに徹していること。
足りなかったのはお金よりも、働き方だったことをお伝えしました。
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