2020/09/18更新しました。
ドコモ口座の不正使用による被害額は、9月14日の時点でおよそ2500万円に達しました。
また、ドコモ口座以外のPayPayやKyashでも不正引き出しがわかり、ゆうちょ銀行が会見する事態に。
さらにはSBI証券でも、顧客の資金9,864万円が流出しています。
お金の守り方についてお伝えします。
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ドコモ口座以外でも被害
上の画像は、「ひるおび」から引用させていただいた表です。
本人確認なしにメールアドレスだけで開設できたドコモ口座に、勝手に他人の銀行口座をひもづけて、チャージさせた事件が、日本を揺るがせています。
ところが、ドコモ口座だけでなく、2段階認証をしていたPayPayも被害に遭うケースが発覚。
被害件数17件141万円。
ゆうちょ銀行は全12社の決済事業者と連携していますが、ドコモ口座のほか、計5社からの被害がわかりました。
ゆうちょ銀行は民営化されましたが、かつては国営。
国民の信頼度は高く、山奥の村にも郵便局があるので、高齢者にもなじみ深い。
私はゆうちょ銀行の通常貯金に担保として設定していた定期貯金を先日、解約しました。
理由は、PayPayにチャージ できる口座として登録していたからです。
また、クレジット決済の引き落とし口座でもありました。
私は必要なものしか買わないようにして、クレジットの引き落とし額をこまめにチェック。
残高不足にならないように注意しています。
でも、チャージを不正にされると、通常貯金口座と一体化された定期貯金の9割を失う可能性が否定できません。
不正利用されないために、定期貯金を別口座に移したのです。
犯人は大がかりな組織?
画像は「ひるおび」から引用。
他人のお金を盗む行為は、言ってみれば強盗です。
でも、デジタルのすきをついてパソコン操作だけで大金を奪える一連の不正使用は、犯人側に良心の呵責はないかもしれません。
9月16日放送の「ひるおび」では、こう開設されました。
不正に取得された携帯電話や、2段階認証を突破していることから、プロの犯行グループの関与が疑われる。
裏社会の悪どいビジネスとして、やっている可能性があります。
オレオレ詐欺は、会社組織を作って効率的に高齢者をだましていました。
今回の電子決済サービスの不正利用も、チームを組んで組織的に犯行に及んでいるのかもしれません。
ゆうちょ銀行の会見
9月16日午後4時からゆうちょ銀行が、一連の不正引き出しについて会見をしました。
「事業様になんどもセキュリティ強化をお願いして参りましたが、不正引き出しが行われて、申し訳ありません……」
言い訳に終始したお偉いさんは、どこか人ごとのようでした。
ネット社会に、日本の金融業界が後れを取っている感じがありありの会見。
こういう事件があると、マイナンバーカード のセキュリティも心配になります。
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SBI証券
さて、ゆうちょ銀行の会見では、SBI証券からニセの出金用の口座に顧客の資金が流出したこともふれられました。
第三者が不正にログインしてゆうちょ銀行と三菱UFJ銀行に作ったニセの銀行口座に送金・出金したとのこと。
現在わかっているだけで、顧客の6口座から約9,864万円。
1億円ちかい資金の流出です。
SBI証券で取引がある方は、自分の資産について調べた方がよいでしょう。
残高の確認を
私は今日も気になって、ゆうちょ銀行に出向き、記帳しました。
わずかな貯金ですが、減るとショック。
確認したところ、不審なことはありませんでした。
いまのところ、私たちにできる防衛策は口座の残高を確かめることくらいです。
ゆうちょ銀行口座預金が「PayPay」でも不正引き出し(2020年9月15日)
SBI証券の被害が大きくならないように祈っています。
セキュリティをどんなに強固にしても、盲点を突いてくる犯罪集団はいる!
金の価値が世界的に爆騰しているのは、危ういネットを介した取引より安全そうに見えるからかもしれません。
銀行口座のほか、証券会社も狙われるのですから、富裕層ほど眠れない夜になりそうです。
まとめ
自分の資産や財産を守りにくい世の中になっています。
不正引き出しが後を絶ちません。
ネット銀行やネット証券があたりまえですし、電子決済サービスもマイナポイント事業など国が推し進めていますが、弱点や隙を衝かれるのでしょう。
今のところ、残高を確認して不審な取引やアクセスがないか見守ることしかできません。
国際的な犯罪集団が、日本人の資産を狙い撃ちなんて考えたくないけれど、個人のお金が狙われているのは間違いない。
皆様もお気を付けてください。
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