3年ぶりに地元を離れて、岩手県宮古市まで1泊2日のドライブ旅行に出かけることができました。
被災地の三陸は東日本大震災から11年を経て、復興が進んでいます。
晴れ渡る空と、深いエメラルドグリーンに輝く海。
令和4年7月に就航したばかりの宮古市遊覧船「うみねこ丸」に乗船できたことや、津波遺構たろう観光ホテルなどを、お伝えします。
スポンサーリンク
浄土ヶ浜
夫が計画して、ホテルも予約してくれた今回の旅行。
当日は朝4時に起きて、4時26分に出発しました。
旅行は3年ぶり。
自宅近くから東北自動車道を利用し、盛岡へ。
盛岡から宮古市まで復興支援道路として整備された「盛岡宮古横断道路」を走ったのです。
宮古盛岡横断道路は、宮古市と盛岡市を結ぶ全長約66kmの地域高規格道路。
快適なドライブです。
道は早朝のせいか、空いていました。
8時過ぎに宮古市の浄土ヶ浜に到着。
国指定名勝となっている三陸・浄土ヶ浜です。
宮古うみねこ丸
私はこれまで3回、浄土ヶ浜を訪れています。
前回から20年ぶり、今回が一番、お天気が良い。
海辺を散策してから、令和4年7月17日に就航したばかりの遊覧船「うみねこ丸」に乗船。
復興への思いを込めて、宮古市が建造した遊覧船。
パンをあげると、ウミネコがたくさん遊覧船に集まってくる♫
ろうそく岩など奇岩をたくさん眺めることができます。
本州最東端のトドヶ崎の灯台は、灯台守の妻が書いた手記をもとに「悲しみも喜びも幾歳月」の映画になったなど、ガイドさんの解説も楽しい。
クルージングの料金は大人ひとり1,500円。
宮古うみねこ丸、おすすめです!
餌付け体験、私は家からスナック菓子を持っていきましたが、遊覧船ではパンを販売しています。
揺れが少なくて、快適な遊覧船です。
シーカヤック体験
かっこいいカヤックです。
シーカヤックを操り、奇岩を間近に眺めるなんて、ワイルドですね!
体験スクールもあるのです。
小舟だと青の洞窟も探検できるそうですよ。
スポンサーリンク
津波遺構たろう観光ホテル
合併して宮古市となった旧田老町。
浄土ヶ浜から車でそんなに離れていないので、足を伸ばしました。
たろう観光ホテルが震災遺構として残され、外観を観ることができます。
巨大な津波がホテルの3階まで押し寄せたことがわかります。
津波は当時10メートルもあった防潮堤を乗り越えて、14メートルにおよび、甚大な被害をもたらしました。
田老町の犠牲者は死者と行方不明者をふくめて185名。
宮古市全体では死者526名・行方不明者114名です。
三陸の町や村は、壊滅的な被害となりました。
山王岩
長い年月をかけて、寄せ返す波と風が造った奇岩。
津波遺構たろう観光ホテルから、車で数分の所に山王岩はあります。
長い階段を降りて、岩場に降りました。
三陸ジオパークは、地球活動の歴史と震災の記憶を後世に伝える学習フィールド。
山王岩の真ん中は「男岩」です。
右が太鼓岩、左は女岩。
眺めてから階段に戻り、あえぎながら上りました。
膝が痛い方は、注意が必要です。
田老町の防潮堤は万里の長城と呼ばれる堅牢なものでしたが、津波は想定外の高さでした。
あれから11年、復興は進み、新たに防潮堤が築かれています。
防潮堤
海岸沿いには高い防潮堤があるので、運転中は海を望めません。
ホテルルートイン宮古に宿泊し、次の日の早朝に散歩にでて、プライベートビーチさながらの海水浴場があることを知りました。
早朝の気温は18度。
散歩にちょうどいい涼しさです。
防潮堤の上が遊歩道になっているので、海の風に吹かれながらウォーキング。
空と海の碧さに目を奪われます。
次回は宮古市で食べた海鮮丼3,000円や、旅行費用をお伝えします。
まとめ
「三陸に行こうか」
夫からドライブ旅行を提案されたとき、億劫に感じた私です。
理由は車で片道3時間半かかるから。
夫はハンドルを握ると性格が変わり、スピードをとばす(@@;)
でも、出かけてよかった。
「うみねこ丸」の乗船は風景が素晴らしく、海鳥の餌付けに夢中。
何より被災地のみなさんの復興にかける熱い想いを感じたのです。
スポンサーリンク