図書館から借りた「ゆうゆう2024年12月号」で気になるページがありました。
68歳の女性は夫とは家庭内別居。
老後資金は800万円、夫には家賃収入を得ることができるアパートがあるそうです。
卒婚の家計について、感想をお伝えします。
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持ち家の2階で別居
相談者は姑が亡くなった後、夫から卒婚を言い渡されたそうです。
卒婚は夫婦を卒業して、別々の道を歩むこと。
造語ですね。
- 夫72歳 年金16万円
- 妻68歳 年金7万9千円 パート収入7万円
- 同居の次女より2万円
- 世帯の収入・合計32万9千円
約33万円あれば、ゆとりがありそう。
このほか夫には家賃収入もあるから。
不仲な夫に悩むシニア女性は少なくありません。
離婚後の生活苦が想像できるから、家庭内別居になるのでしょうか。
シニアの家計
光熱費は夫が支払い、妻は5万円をもらい、家計をやりくり。
食事作りはそれぞれで、食卓を共にしないようです。
持ち家のため、家賃は無し。
- 食費 6万5千円
- スマホなど通信費 1万4千円
- 日用品 1万円
- 生命保険や社会保険料 2万2千円
- 被服費や理美容費 1万円
- 趣味やペット 1万円
- 住民税や固定資産税 3万7千円など
支出合計 27万6700円で黒字が5万2300円
68歳で月々5万円を貯蓄や投資に回せたら、悩みはなさそうですが、老後資金が不安とのこと。
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卒婚後の家計管理ポイント
「ゆうゆう」家計アドバイスは畠中雅子さん。
- 生活費は夫婦の年金内で
- 家計の収支を夫に見せて説得を
相談者は卒婚されていますが、家計の管理を妻がしています。
70代夫のムダ遣いをやめてもらうため、ケンカせずに冷静に家計について話し合うことが大切というのです
高齢者施設の検討は慎重に
アドバイザーは将来離婚したら、年金分割でもらえるのは5万円程度と推察。
施設に出せるのは自分の年金と併せて、13万円が目安と言うのです。
月額利用料が13万円ほどの有料老人ホームやサ高住宅はあるけれど、要介護となれば、おむつ代や介護サービス費が加算されるため、月に4~5万円が必要になるとか。
要介護で10年を過ごすと、年金以外に500万円が必要です。
しかも特養も貯蓄が650万円以上あれば、補足給付が受けられず、個室なら定価の月額12~14万円が必要だそうです。
*補足給付
650万円以上の貯蓄がない、年金が80万円以下の単身者なら受けられる制度。
夫婦の場合は貯蓄1650万円以上だと年金が低くても、受けることができません。
シニアになると、医療費もかかりますね。
わが家は?
うちは寝室が別の家庭内別居。
家が狭いから食卓は一緒です。
そして夫婦ともに低年金なので、有料老人ホームには入所できません。
要介護3以上で、家庭での介護がむずかしくなったら特養に入るかもしれませんが、できるだけピンピンコロリでないと、寿命が尽きる前に破産します💦
まとめ
ゆうゆう12月号の記事について、お伝えしました。
介護施設は電気料や食費の高騰で、値上げするところもあると聞いています。
実際、認知症でも一人暮らしを続ける80代が近所にいまして……。
卒婚後の家計はムダなく、切り詰めて貯めるよりほかないようです。
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