貯め代のシンプルライフと暮らしのヒント

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2月の断捨離①冬物ジャンバー・子どもへの執着を断つ

 

2月最初に断捨離したものがあります。それは、冬物のジャンバー。

立春とはいえ、わたしが住む雪国では今月いっぱい厳しい冷え込みと、雪に用心しなければなりません。冬が長い分、春を待ちわびていました。

 

そんななか、ジャンバーを断捨離。

それは子どもが小学6年生のときに着ていたもので、小柄な私は子供服でもサイズが間に合うため、重宝していました。 

暖房費の節約に励んでいるわが家では、居間にひとりでいるときはストーブを消して、豆炭あんかの即席こたつで暖まっています。室温がどうしても低くなるので、厚手のジャンバーが必要だったのです。

 

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断捨離は過去との決別って本当だと思う

今回、ファスナーが壊れて、捨てることにしたのです。

それがこちら。

くたびれているけれど、着心地がよかったため、捨てるに捨てられなかったのです。

 

決断力のある方は、バンバン捨てられるのでしょうが、貯め代はなかなかうまくいきません。これを愛用した子どもは、成人して東京で会社員をしています。

このジャンバーを目にすると、まだ小学生だった子どもの笑い顔が生き生きと思い出されることもあり、持ち続けていました。

断捨離は過去のしがらみを断つこと。

子どもの笑顔は胸のなかにありますから、モノはいらない。ゴミ袋に入れるとき「お疲れさん」と言い、バイバイです。

でも、親子のありかたについて心のなかを去来するものがありました。

 

執着や我執は、親子関係にひびをいれる

ラジオの「テレフォン人生相談」の名パーソナリティ、加藤諦三さんの本がすきで、今もときどき読み返します。加藤諦三さんは有名な方なので、ご存じの方が多いでしょう。

親子心理や、気持の持ちようについてさまざまな著書があります。『あなたを傷つける人の心理』『自分に気づく心理学』などなど。

 

加藤諦三さんは、ご自分と父との間であつれきがあったことから、親と子についていろんな角度から読み解いています。

「育ててやったとか、ご飯を食べさせたとか、恩着せがましい親ほど、子どもにとって害になる存在はない。それは裏を返せば、お前には生きる価値がないのだというメッセージ。心が冷たい証拠であり、子どもに依存し、子どもの自立をはばむ」

そんな内容ですから、ドキッとします。

私はよく父と継母から「育ててやったのに、なんの恩返しもしてくれない」とよく言われているから。

父と継母がそう言うのは、暗に経済的な援助を求めているんですね。子育ての対価を払えと脅迫している――。

 

援助してあげたい気持ちはあるけれど、うちは右肩下がりの自営業のため、余裕がありません。それとパチンコにどうせ使われるし、浪費癖が直らないしで、私は悩んでいます。

「子どもを大学に入れる金があるなら、親の借金を肩代わりするのが本筋だろう」と、言われたことも。どう考えたら、それが本筋になるのか今もわかりませんが。

 

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お金がからむと、親子関係も破綻

結局、私は親にとっては金づるでしかなかったのでしょう。現在は少し距離をおいて、見守っています。70代の父と継母ですが、体が丈夫なのでしばらくは自分たちで暮らせるはず。

冷たい娘だと感じる方がいるかと思いますが、父と継母はあの尼崎事件の角田という犯人に少し似たところがあって、とことん搾取するタイプなのです。

父と継母は犯罪者ではありません。前科もないです。ただ、私に対してささいなことでいちゃもんをつけて、脅しをかけてくる、圧迫する、暴言を吐く――その気質は残念なことに直りません。

 

あるとき、お金のことを持ちかけられた私は殴られるのを覚悟して、勇気を持って反論しました。

「お父さんとお母さんはこれまでのお金の使い方を反省して、もっと節約して収入の範囲内で暮らして下さい」と。

夫が同席していたので、暴力行為はありませんでしたが、以来、関係修復はできていません。父と継母はまさか私が反論するとは思っていなかったみたい。ずっと言いなりになってきたからです。

でも、自分の家庭を大事にしようと思いました。浪費癖のある親の言いなりはもうたくさん、自分の夫と子どもを犠牲にしてお金を出すと、取り返しのつかないことになる、そう考えたのです。

 

お金がからむと、親子関係が破綻します。ずるずると貸し借りを続けると、共倒れになりますから、けじめをつけました。

 

しかし、すっきりとはしていません。肉親なので援助できないことに、負い目を感じているのです。できれば、温泉にでも連れて行って、たっぷりお小遣いをあげることができたら、どんなによいか、と。

 

まとめ

前を向いて歩くには諦めることが大切なこともあります。私は子どものジャンバーを断捨離し、自分の子どもには恩を着せず、頼ることもしないと、心に決めました。ジャンバー1枚ですが、さまざまなことが胸をよぎったのです。

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