2020年11月30日に放送されたBS朝日「ウチ断捨離しました」のテレビ番組を視聴しました。
60代の兄が脳出血で倒れ、半身不随というなかで、59歳の妹と94歳の母がリビングを介護に適した空間に片づけます。
家族愛がしみじみと胸に迫る内容だったので、感想をお伝えします。
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家族の未来を開く断捨離
東京都東久留米市にお住まいの則子さんが、「ウチ断捨離しました」のテレビ番組に応募なさったのは、お兄さんの介護をするためです。
なおブログ画像は、私がカメラで撮影した写真であることをご了承下さい。
則子さんは、59歳で独身。
94歳の母と暮らしています。
脳出血から半身不随となった兄が、明日は退院して家に戻ってくる。
そこへ、やましたひでこさんが、断捨離のレクチャーのために颯爽と登場。
ヨガと食生活のコントロールにより、60代半ばでも美しいやましたひでこさん。
一方、則子さんは50代ですが、生活に疲れた印象でした。
ちょっと姿勢が、前屈みなのです。
それで、実年齢より老けてみえるのでしょう。
小学校の教諭だったという94歳のお母さんは、しっかりとした方でお料理上手。
介護に適した部屋作り
則子さんが住む家は、ご両親が建てた2LDK。
3年前に91歳で亡くなったお父さんのために、バリアフリー住宅にしました。
トイレやお風呂は段差がありません。
ただ、リビングはソファセットや大きなテーブルがあるため、車椅子は通れない。
「お兄さんの生きる気力を失わせないように、家具を減らしましょう」と、やましたさん。
長年、使い込んだ椅子やテーブルを撤去。
そして、収納も見直し。
リビングはみるみる広い空間に。
そこに小さな食卓テーブルに置くと、車椅子対応が可能な部屋になりました。
しかし、問題はまだあるんですね。
実は則子さんは、学業を終えると40年間も別の所で暮らして、養護学校などで働いていました。
数年前に高齢のお母さんが心配で、実家暮しに。
引っ越しでモノを減らせずに、すべて持ち込んで2階は物があふれた状態。
則子さんは、自分の服を大幅に見直す必要に迫られます。
服の断捨離
山のように服をお持ちの則子さん。
「こんなにあっても、着ないものばかりです。
着心地の良い服は繰り返して着用して、傷んでしまう。
結局、残っているのは着心地がしっくりこない服。
でも、捨てられないんです……」
やましたひでこさんは、こうアドバイス。
「着心地がしっくりこないのは事実ですから、そこに焦点を当てて、感謝して手放しましょう」
則子さんは和布がお好きなのでしょう。
民芸調の絣を活かした服を多く残されました。
番組でお召しになり、お似合いです。
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献身的な妹
お兄さんは車椅子でなく、杖をついてゆっくり歩けます。
懸命にリハビリを頑張ったのでしょうね。
則子さんは、親身に介護します。
「病院の関係者から、家での介護は大変だから、施設へ行くことを勧められました。
妹には感謝しかない」と話す兄。
ジャズピアニストとして、ニューヨークで暮らした年月が長かったそうです。
このお兄さんは半身不随のため、生活保護を受けることも勧められました。
「持ち家があるから、できるだけ3人で暮らしたいのです」と、則子さん。
「いつまでこうして生活できるか解らないけれど、私が頑張れるうちは、父が大切にしていたこの家で」
やさしい気持ちに、私はジンとしました。
涙がこぼれます。
やましたさんの言葉
「空間をモノでぎゅうぎゅうにふさぐと、住む人の心に不安が生じます。
断捨離をして、少しでも空間が生まれると、希望が生まれます。
介護は大変だからこそ、息を抜ける空間が大切」
則子さんはお気に入りの服をクローゼットにしまい、夜はベッドでぐっすり眠ることができるようになりました。
家族の未来を拓け…兄の介護と断捨離の日々 | ウチ、“断捨離”しました！ | BS朝日
ご高齢のお母さんと半身不随のお兄さんに尽くす則子さんに、幸あれ！
まとめ
健康で過ごせることの有り難さを考えさせてくれた今回の「ウチ、断捨離しました」の番組です。
私は反省して日頃、不満をぶつけがちの夫に感謝しようと思いました。
「これほど自分の人生が行き詰まったことはない」
そう呟いた則子さんですが、片づけが進むにつれて前向きに。
番組の感想をお伝えしました。
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